takagi-iin@fukaya – ページ 7 – 高木医院

イーグルス時評3 #2022.05.18
びっくすたあぶるうす
―浅村栄斗の凄さとテンダネスー

基本情報
浅村栄斗 あさむらひでと K possibleA
1990年11月12日生 31歳
身長182㎝ 体重90㎏ 公表
内野手 右投右打

2008年大阪桐蔭高校からドラフト3位でライオンズ入団。
2011年からレギュラー定着。一塁手から左翼手が多かった。
2013年初の打点王。
2014年二塁手としての出場が多くなる。大きな故障あり。
2018年キャリアハイの打率.310本塁打32打点132の成績を残しFAでイーグルスに移籍。
2019年、2020年はそれぞれ33本、32本の本塁打を記録。本塁打王に輝き名実ともにイーグルスの最強打者。
2021年は本塁打18本と前年から大きく減らしてしまい期待を大きく裏切る。

何はともあれ歴史に残る好打者です。後で怒られるから先に明言しておこう。今まで打点王2回本塁打王1回他数々の冠を引っ提げてイーグルスのno.1日本人野手である。外国人が入るとまたややこしくなるし、NPBの場合は比較評価は難しいが敢えて外国人を入れてもno.1ですよ。勿論評価にあたって幾つかの因子で検討するわけであるが、まず守備。プロ入り後内野全ての守備を経験しているし、外野もやったユーティリティー屋さん。高校時代は遊撃手だがプロ入り後は一塁手、二塁手でゴールデングラブ賞1回ずつ獲得。全てのポジションで通算の守備率は.99だ。数字に表れないところで、現在の二塁手で観ててもポジショニングの妙。二塁手はこれがないとね。浅村本人の感覚であろうが打者毎は当然のことだが一球ずつ少しずつ位置を変えてそれがセンスがよいため球際に強い。特に一二塁間の打球に対し好プレーが多い。他の二塁手より深く守れる。したがって、守備範囲が見た目以上にかなり広いということだ。

走塁は近年はさほど目立たないがライオンズ時代は結構盗塁も多く、20盗塁の記録はないが10個台は複数あり。守備での動きを見ても足は十分速い選手。

さてメインの打撃部門である。

今までの成績を述べると打率は時々3割を超えて、打点王2回獲得が示す通り得点圏打率が高くチャンスに強い打者である。本塁打については、近年30本を超えることが多くなったが、20-30本くらいが多い。ライオンズ時代の2013年の初の打点王の時くらいから、ライオンズは浅村次第と言われた。実際に翌年大けがで出場機会が減るとチーム成績がダウン、復帰後成績はよくなるのはデータが物語るところ。本人は以前より中距離打者を自認していたが近年具体的には2018年から打球を遠くに飛ばすべくメジャーリーグ流アッパースイングにフォーム改造した。本人曰く右肩を下げるようにしたと。それから3年連続本塁打は30本を超えているから成功しているかのように見えた。過去形に注意。これで中距離打者ではなく長距離打者に変身したのですよ。恐らく周囲の多大なる期待に応えての変身ですね。

浅村打撃論はゴルフスイング理論に置き換えると酷く分かりやすいのです。ゴルフ理論にも長けている諸兄は理解しやすいと思います。つまり回転軸を右側に傾けたということだ。つまりアッパーになる。今どきのドライバーの打ち方です。野球好きの輩ならさあ想う人もいるはず。あれっ?アッパースイングは駄目だよと少年野球教室では指導されたよね、プロ野球の解説者もアッパー駄目駄目強い打球が飛ばないよと言ってたよねと。

貴兄の記憶は間違っていないよ。その通り!アッパーは基本的には駄目だった。基本はね。

ゴルフだってそうだった。ダウンブローが基本で小さいヘッドのドライバーはアイアンと同じに打つ。すなわちダウンブローの延長で、まあ違うとすればボールの置く位置が中心より左に置く。しかるにアイアンと同じに打ってもレベルかアッパーになるんだよというのが以前のゴルフ理論。

今はちょっと変わってきた。

ドライバーが大型ヘッドになりダウンブローしにくく、いやしない方がよく飛ぶ。シャフトがカーボンで進化したため、更に飛ぶ。大きなヘッドはアッパーでどかんと打って低回転、中から高弾道で飛ばしなさいとくる訳です。でもねそうするとドライバーとアイアンの打ち方が違うよとなってゴルフスイング理論の1つの深ーい泥沼にハマる。

私がまさにそうだったよね。

おっとっとゴルフ理論の話ではないので浅村の打撃の話に戻そう。

野球の打撃でのアッパースイングはメジャーリーグの強打者あるいは強打者ばかりの打線が皆やっている理論的?スイングだ。理想形は浅村が打席に入る直前にルーチンでやっているので印象が強いよね。あのスイングは昔は邪道であったし、強い打球は打てないよと言われた。しかしながら現代野球戦術においてはとてもとても重要になったのだ。特筆すべきは戦略でも個人技術論でもなく、いやなくはないが戦術なのである。

どんな戦術なのか。

今のメジャーリーグでは、2番最強打者更には1番最強打者という考えの監督が多くなった。少なくとも4番最強は「登場が遅い」のだ。1点でよいから初回に点数を奪った方が圧倒的に優位という考え方である。そのためとにかく単打や二塁打ではなく本塁打を狙う。送りバントは勿論メジャーではないけど、そんな複数の単打を重ねる確率をとる作戦よりも1本本塁打が出る確率の方が高く、先取点が勝ちに繋がる確率が高いという作戦だ。以前は1、2番打者が出塁して3番最強打者説というのが有力な時代もあった。日本においては3番バースやブライアントなどがそうだった。実はON時代ですら王が最強打者だから3番、長島はその後まで走者が残った場合の更なる盛り上げ役イコール4番トリックスター説である。最近はレベルの高い投手は技術が格段にあがりそう簡単に連打ができない。であれば不安定要素が強い立ち上がりの1回に確実に回ってくる打順に本塁打を打てるバッターを入れちゃって1点でももぎ取る。その後の展開はあーとーで(つまんないなあかどうか?)、ということになる。だから筋力ぶりぶり付けてアッパーで本塁打だけを狙う。先取点を奪う。

打の延長が本塁打なんて考えないでスタンドインだけを狙うのである。

で、イーグルスの打順の話をするとメジャーリーグ方式に純粋に准じると2番浅村ありなんです。実際に2番に入ったこともあったが、実はあまり点数に結びつかなかったし勝てなかった。そんで3番。アッパースイングは元々貧打問題を抱える今のイーグルス打線にとっては必須で、浅村が長打を打たないととにかく得点力が低い。今年は西川というスピードスターが1番に来たからね、そして4番にはトリックスター島内が居座ることを考えると2番ではなく3番に最強打者浅村を置く。石井監督はよく考えられているとは思う。

しかし、なんである。

1番西川は幾つかの問題があることを第1回時評で書いた通りだ。彼が1番では2番打者が呪われる。実際山崎は今シーズン生殺し状態になってしまっている。そして西川の「ノーテンダーFAに対する怒り爆発による大活躍」もそろそろ右肩下がりである。今のところ2番打者問題は顕在化していて、調子がよかった黒川も2番に入ったら何と借りてきた猫状態だ。今は西川、黒川、浅村と当たりが止まったトリオで11連勝の後のつけを払ってます状態。勝てるわけがないですね。

さてさて。浅村個人の話をしよう。

現代野球戦術、チーム事情により3番アッパースイングの浅村は元々自分は中距離打者で本塁打はあくまでヒットの延長だと言っていた。それをむきむき肉体改造をして打席に入る前の素振りで理想形のアッパースイングを2回してから打席に入る。つまり自然体ではなく、あくまで矯正なんですよ。実際昨年本塁打をあまり打てなくなった時は悩んでいたと思うが、本来のレベルスイングに戻っていた。今年の春先に本塁打があまりでていなかったが、全てレベルからむしろダウンスイングだ。そうするとせいぜいと言っては失礼だが左前打までの打球になっている。素振りは超アッパー、そしてボールを打つのは実際にはレベルスイングでは、自分がやろうとしていることとやっていることが乖離していて打率はあがる訳ないし、本塁打は出ないんです。そして4月末から本塁打を打てるようになったのだが、これでは本数はなかなかイケないだろうねというところだ。浅村は元来右打ちの技術が非常に卓越している。確かにその延長で本塁打になることが多く、半分は右方向への本塁打である。しかも山本浩二や清原、落合の右方向に狙う本塁打とは打ち方が全く違ってあくまでヒットの延長なのである。しかし今年は現在本塁打6本のうち右方向が5本、つまり「あと4本左方向が足りない」と考える。このままではやはり本塁打は増えないのである。

ではどうしたらよいだろうか。

私個人の私見では(失礼!この時評は全て私見だが)、自然な姿に戻って本来のレベルスイングで打つことに専念すればよいと思う。浅村は素晴らしい打者であり、元のようにヒットの延長で本塁打は出るだろうし上記乖離を抱えて悩んでいるよりは少なくともメンタルはすっきりして試合に臨めると思うがいかがなものか。悩みを抱えている打者は思いっきり振れないものだ。そしてイーグルスにとって打順の再考は今日日必須事項になっている。

頑張れ、浅村栄斗!

ビアのみ野球大放談
#2022.04.30 ホークス戦

昨日雨流れの翌日。早川―千賀の「実質」エース対決になる。二人とも今シーズンは出だし上々で投手戦が予想される。レベル高い投手戦は見ごたえがあるが実際には楽天貧打打線が好調千賀からヒット打てんの?という話になる。千賀は一時故障でこの手の全力投球型では復活は難しいかと思ったがまだまだ常時150km超えるまっすぐは健在でこれは記憶だけでなく記録を残す名投手となりそうだ。

ポイント

1回表

先頭三森がいきなりガツン!の一発。三森振れているからまあ早川でもそういうことあるよと思ったのもつかの間、5番中村晃の押し出しまで全くアウト取れず。これはビックイニングかと思ったが6番中谷のやや浅めの中飛から辰巳のレービー出ました。刺した走者が333柳田であるのも大きい。これで何とか2点で抑えた。

その後早川立ち直るも、やはり楽天打線がヒット散発に抑えられ得点はないまま。5回には貴重な追加点がホークスに入る。これはワンサイドかなあ。

5回裏

もうこの人しかいないというレベルになってきた西川が二死23塁から左前適時打。敬遠でもよいくらいなんだけど。どうしても2番打者問題というか、山崎は潰れたもしくは潰された?、小深田は後述するが打撃は的を絞り切れないのでストライクはすべて手を出す感じで、これでは打率は上がらないし、長打も難しい。西川の後が今のところ最大の穴になる。西川好調で1番から動かしたくないなら2番当たりが戻ってきつつある浅村か。

6回表

甲斐のスクイズからまた三森の犠飛で2点追加。でもね大地の悪送球と西口の野選絡んでるのよね。こりゃあやっぱ今日はだめねえ。

9回裏

モイネロが何故だか体調不良かな。明らかなボールが多い。まっすぐがいつものように決まらず見送られる。四球2つと悪送球、さらには暴投出て1点追加二死12塁でまたまたまた西川。今日は両軍とも1番対決で全て見せ場が回ってくる。さすがにもう打てないよと思ったのは私の甘ちゃんでした。なんと3点HRで起死回生同点となる。西川神様になる。

11回裏

またもや西川が際どいところを見送り四球。これが引き金でなんとイーグルスさよなら!この試合勝ちは大きい。相変わらず延長11回でイーグルス8安打これは貧打変わりなし。ちなみにホークスは14安打。それぞれの勢いが試合結果に出たのと神様仏様西川様になっちゃったね。

キーパーソン 0 こぶかたひろと

昨年前半には1番遊撃手に定着した感があったが、打撃守備ともに安定せず山崎の台頭で後半は干される。今年は初めから干されていたが、山崎の不振と2番打者問題で最近はスタメンに戻る。2番打者問題は深刻でこれは西川神様が打って走ってしまうとますます2番はどうしましょうだが、そうそうコブちゃんはあまり周りを気にしない、いや全く気にしないタイプだった。コブちゃんは得意のこつんとミート中前がある。これがまた戻ってきたから大丈夫と思っていたがやはりそれだけでは不満になるのか、振ってしまうのである。本来は振ってよいのだが、正直現時点では振ってヒットを打てる気がしない。たまにHRがあるので本人は振りたいのでしょうが、待ち球を決めず全部振っちゃうのはやっぱりいい打球は飛びません。守備では遊撃手としては肩が悪い、守備範囲が狭いので山崎には大きく劣る。浅村をDHに回して二塁手が妥当かと思うが、意外と雑なプレーが多い。むかーし小学生の頃にクラスに一人くらいいた、そう身体は小さいがきびきびとした動きで足が速く運動能力高い奴。それがコブちゃんなんだけど、どうも大人になると大きな奴にやっぱり抜かれてしまうんだよね。そんで急いで雑になる。これは基本練習しかないかなあ、頑張れコブちゃん!

ビアのみ野球大放談
#2022.04.20 ファイターズ戦

仙台でのイーグルスホームゲームはコロナの影響で中止が多くなり、本日久しぶりの感染ではない観戦。感染者がチーム内で多数出ると試合中止になるのだが、基準が明確でなく主メンバーが複数感染した場合は中止になれば有利になるし、中止にならなければかなり不利にもなる。この辺り公正さが問われるし、あまり試合中止が多くなったらCS以降の消化試合が多くなりつまらないね。

本日は絶好調の岸が先発。先日の時評通り80球限界が石井さん分かっているかなあ。2番山崎は我慢の起用であったがついに下位に移動し、大地が入る。大地も振れていないのだが他に適任がいないとみたのだろう。ファイターズは本日近藤を4番に据える。しかし近藤以外はほぼ見たことねえなあと言われて仕方ないラインアップだ。ファイターズ相手では取りこぼしはしたくないね。

ポイント

1回裏

1番西川が相変わらずの独り檜舞台で右前打からすかさず盗塁。大地凡退の後、待望の浅村今季初HR。やっとメジャーリーグアッパーで当たったようだが、本来なら左中間に入るのがBS右に放り込む。ちょっと差し込まれているように見える。その後もアッパーは炸裂せず、むしろダウンスイングでの中前打などが出る。結果が出ていなかっただから今後に向けてはメンタル的には健全になったかな。初回先制で岸をアシストする。岸のまっすぐは148kmまで伸びているし、緩急のついたキレのある変化球が低めに集まり全く打たれる気配がなし

5回裏

また西川が適時三塁打。古巣に対してノーテンダーの怒り爆発のように見える。その後浅村の犠飛が出て2点の中押し。古典的な先-中-ダメといけるとよいが。島内が更に左前打で続きすかさず盗塁し、悪送球を誘い3塁まで進む。この辺りも西川効果が光っている。あとは2番問題をどう解決するかだ。

7回表

前回まで83球2安打零封の完璧な投球の岸。この回低めの変化球がわずかに外れるようになり、高めのまっすぐに手を出されなくなっている。一死走者なしから近藤に四球。続く渡辺に左前打。やはり100球前の交代が妥当である。

9回裏

やっぱりダメなしでスコア4-0というSPない場面で、松井を温存し西口を起用する。昨年西口はロングリリーフで本領を発揮し、先発を含めて5勝して売り出し中。元々先発完投型でありこの場面で投入はいただけない。それこそ岸を1週間で回さないようにするための谷間先発の筆頭にしていかないと伸びしろを潰しているよ。その西口が打ち込まれ2点取られてあっという間に逆転のピンチ。ダメないとダメダメ。結局松井が出てくる。点数取られてから登板するとセーブ付くんだよね。笑

キーパーソン

わたなべ よしあき 48

昨年はちょっとホサレタ感があり、出場機会が減っていたが、今年は茂木のコロナ脱落で三塁手でその穴を補いレギュラーを奪うと相変わらずのチャンスに強いしぶとい打撃で一本芯の通った意志の強さを感じる好野手だ。守備についてはユーティリティーであり茂木が帰還しても是非使い続けて欲しいと思う。守備時もっとも大きな声を出しているのが最近のコロナ感染予防観戦ではよく分かる。チームのまとめ役になるほどの器と思うのは私だけではないでしょう。

頑張れよしあき!

イーグルス時評2 #2022.04.13
岸は先発ローテーションに入れない方がよい
ーベテラン先発陣のトリセツー

基本情報
岸孝之 きしたかゆき K―
1984年12月4日生 37歳
身長180cm 体重77kg 公表
投手 右投右打

2006年東北学院大学からドラフト希望入団枠でライオンズ入団。
2007年開幕から先発ローテーション入り。11勝7敗で田中将大に並ぶが新人王は田中に奪われる。
優秀新人賞という特別表彰受賞
2010年までプロ入りから4年連続二桁勝利。
2014年ノーヒットノーラン達成。この頃より故障が多くなる。
2016年イーグルスにFA移籍。
2021年年間先発ローテーションを守り3年ぶりに規定投球回に達する。

因みにイーグルス移籍後の投手成績は
2017年8勝10敗
2018年11勝4敗
2019年3勝5敗
2020年7勝0敗
2021年8勝10敗
となっている。

イーグルスに移籍時点で32歳、この頃既に幾つかの故障を抱えておりピークを越えていた。しかしながらさすがに一流投手は違う。まっすぐの威力は落ちてきていたが、速度差のあるカーブを中心に多彩な変化球とのコンビネーションで低めを丁寧に突く投球は若手投手の見本である。無論まっすぐは衰えたと言うには失礼で今年も145kmまで出ている。今までの最速は152kmと言われている。近年は則本と並ぶイーグルスの二本柱であり田中が復帰した昨年は涌井と合わせて500勝カルテットなどとマスコミを賑わせた。500勝はすごいが実績あるのは既に皆さん御歳では?ということだ。この豪華先発陣をどう1年間使っていくかはイーグルスの重大テーマであろう。昨年は田中を筆頭にうまく機能しなかった。この4人の他に2年目で実力はトップかもしれない早川と、アマ時代実績十分の滝中がローテーションに入る。先発がこれだけ出揃うのは過去にも今年も他球団でもなかなかない布陣なのである。また詳細は別稿になるがさてリリーフ陣は?と見渡してみるとこれまた充実したメンバーに見える。期待通りなら(普通はそうならないものだが)イーグルスは投手陣においては日本一と思えてしまうのは私だけではなく、今年開幕前は評論家の面々も優勝候補筆頭に挙げることが多かった。もちろん優勝するには攻撃陣の健闘がなければならないのだが、こちらの言及はやはり別の機会に譲るが問題点を幾つか抱えるも解消するべく努力してきた様子は十二分に伺える。いえーいやっぱり優勝だ!と言いたくなるがここは再度先発投手陣に抜かりはないか精度高く分析するのがこの時評の役割と思っている。

さて。先発ローテーションの布陣。

順不同だが則本-岸-田中-涌井-滝中-早川の6人が既に確定である。現状では各人大きな故障はなく、今の日本プロ野球では1週間約6試合を6人で回すのが常識であるから間に合っている状態だ。

滝中と早川は20代でフィジカル問題なし。昨年の実績から考えても今後大きな怪我さえなければ1年間ローテーションを守れるでしょう。あとのベテラン勢であるが、則本はこの中ではまだ若く大した故障はないし、田中はフィジカル別格で強靭、これも大丈夫であろう。残りの岸と涌井をどうするかは大きな課題である。どちらも調整能力は高く、1年投げ通すことは可能かもしれない。しかしどちらもアラフォーなんですよね。

特に岸は涌井より年上で今年38歳、先発陣最長年齢である。

岸については、元々ライオンズ時代に痛めた古傷があり、イーグルス移籍後は2019-2020年の故障による長期離脱がある。2020年は怪我から復帰後7勝を挙げており、昨年はなんだかんだで1年間投げ抜いてしまった。石井監督は自分自身が名投手であり、岸とはライオンズ時代からのつきあいだ。岸のアスリートとしての能力の高さや身体管理能力の凄さは一番理解していると言ってもよいでしょう。そして一昨年からの復帰後の活躍を高く評価している。でも、である。これはやはり楽観視してはいけないと思っている。

一昨年と昨年はコロナ禍で延長戦なしという取り決めであった。従って先発は6-7回100球を投げて交代というメジャーリーグ方式の野球が日本においても普通になっていた。岸も例に漏れずその決まりのもとで投げていたのが結果的によかったということである。なら今年も同様でよいではないかという意見があるだろうがそうはいかないと思う。それは

①勿論年々年をとっているので一昨年、昨年より衰えはある。

②今年は延長12回までになった。先発投手は相変わらず100球で原則交代であろうが、延長がある場合はどうしても先発を引っ張りがちになるのが人情だ。

③生で観戦していると昨年くらいから2つ気にかかる点がある。

さあ③であるが、これは観戦記にも記述していることに重なるのだが重要なので再度述べたいと思う。

まず最近の岸は上記100球上限で結果を出しているとはいうものの、スタミナの面では80球程度が限界のようである。それが1年間投げ通して8勝どまりになる原因だ。実際貧打問題があり、そのため勝ち星が付かなかったと言ってもよいが、実のところ、勝負どころ特に80球過ぎてから微妙に小得点されているゲームが多いのである。岸の投球フォームは本来安定度が高いのだが最近は80球以降は上半身が時々開き気味になり、フィニッシュの右手の位置がばらばらだ。手先の器用な岸は思う通りにコントロールできない場合にフィニッシュで手先が投げたい方向に向いている。これはおそらく岸自身が一番に気づいているであろう。

もう1つは若い時からの岸の数少ない欠点であるが、生来の性格に起因すると思われるので修正は不可であろうことだ。元々岸は心優しい誠実な人間なのである。そしてあまり口は達者ではない。それ故困ったことがあってもあまり語らず自分で飲み込んでしまうことが多い。強い緊張を強いられる場面で顔はポーカーフェイスだがかなりの動揺が心中にあり時として連打を浴びることがある。高校野球部時代には既に非凡な才能の片りんを魅せていたのにも関わらず自信をなくし何回か野球をやめようとしたエピソードや2008年のジャイアンツとの日本シリーズでMVPを獲得した際にも登板前に緊張して嘔吐しそうだったということを周辺に漏らしてから投げたという。

2009年当時ライオンズ時代に、イーグルス打線に3者連続HRを浴びたことは鮮烈に覚えている。今年は先日のライオンズ戦でやはり2者連続被弾を受けた。HRではないにせよ連打を浴びやすい時が結構ある。そしてそれも5回以降に圧倒的に多いのである。

そうするとどうしたらよいか。

あらためて本日の題名をみてください。ローテーションに入れない方がよいということだ。早計に先発させるなと言ってるの?と思わないで欲しい。1週1回のローテでは1年間稼働するのはかなり厳しいだろう。でも岸は一流の先発投手である。きちんとゲームを作ることができるので使わない手はないし、実績的にもリリーフ向きではない。これはね是非10日に1回程度で先発させてほしい。もしそれが可能であればスタミナの問題も解消する可能性が高いし、岸なりに現在ある力を全て出し切るように調整してくるはずでその方が結局1年問という中期的なペナント戦略ではお得なように思うのは私だけではないはずである。オリオンズの大エース村田兆治は先発は中4-5日が普通であった時代に晩年「サンデーちょーじ」として日曜日だけに先発して大活躍しファンを喜ばせた。その後もさらに登板間隔を伸ばして先発をし続けた。あの現代版でいくのである。ファンも岸本人も10勝を目標にしているならそのやり方で十分可能な数字だ。石井さんそうではないかなあ。でもそうすると週6人先発はぴったりではなくなるので誰か先発に持ってこないといけないが、そのデメリットを十分補うだけのことはある。若手育成枠も必要だ。因みに涌井については似た状況ではあるが可能なら週1回登板でよいと考える。その辺りは次回以降の展開で!

イーグルス時評1 #2022.04.10
西川は不動の1番でいいのか?
ークビになった盗塁王の栄光と楽天加入の問題点ー

昭和のオヤジの代表的な楽しみであるが、ビール飲みながらナマ野球観て徒然にグダグダ…をモチーフに今までは「ビアのみ野球大放談」を書いていた。その場に居合わせた人しか分からないマスコミが取り上げないような試合の機微をかなりマニアックに書いていたのだが、お陰様で現場主義の野球好きには好評をいただいている。 

さてさて今回からは私の本職?である時評を書いていこうと決めた。 

文章は少しクドくなるが、読んでもらえば分かりやすいものにします。 

栄えある第1回は西川の加入について取り上げる。 

まずは西川の基本情報から。 

西川遥輝 にしかわはるき Kー 
1992年4月16日生 29歳 
身長181㎝ 体重79㎏ 公表 
外野手 右投左打 

2010年智辯学園和歌山高校からドラフト2位でファイターズ入団。 

2012年から頭角を現し、主に二塁手として活躍。2013年開幕スタメン。自慢の俊足を武器に盗塁の数を順調に増やしていく。 

2014年頃から外野手の出場が増える。この年自身初の盗塁王獲得。 

2015年から1番左翼手に定着。 

2018年から中堅手が多くなる。 

2020年オフにポスティング制度でのメジャーリーグ移籍を目指すも獲得球団がないため残留。 

2021年4度目の盗塁王を獲得するもオフにノーテンダーFAとなりイーグルスと契約。大幅減給。 

どうしてノーテンダーなのか。今年は他にも2人いたからファイターズのチーム事情が関係していることは間違いない。当時相当話題になったが、所詮首脳陣の本音は分からない。21年は確かに打率などは低迷していた。また入団の年に痛めた肩が治癒していないため送球に難がある、左翼しか守れないなど。だがもっともらしく言われているのは悪キャラ説ですね。どうも特に下の人間に対して厳しい言動が多い。上の言うことをきかない。ポスティング制度での渡米もひどく強引なやり方でそれがまだ尾を引いているなどなど。

しかしながらこのクラスの選手を代償なしで獲得できるのは他球団にとってはかなりお得な感じで、外野陣が比較的充実しているイーグルスがしかも破格で契約する。

なんたって現役の盗塁王でまだ29歳である。キングは4回目である。そして西川の凄いのは盗塁成功率がひどく高いこと。足が速いのみならず相手バッテリーの隙をつく技術が非常に高いことは今まで目の当たりにしてきた。

イーグルスの現在一番の課題は機動力なのは明白で、盗塁数がやたら少ないし盗塁どころか走ることがどうもイマイチな人が多い。そこに西川の加入で盗塁数は勿論増え、下手すると昨年のイーグルス全体の盗塁くらい一人でしてしまうような勢いである。機動力での期待はかなり大きい。

その付帯効果として昨シーズン苦労した1番バッターが固定できる。昨年は小深田が当初1番当確と思われたが打率出塁率ともに低く、後半は定位置を逃したことは記憶に新しい。先頭打者の出塁率は初回の得点率に直結しているから、貧打イーグルスと言われ昨年3位に甘んじた大きな理由の1つといっても過言ではない。

また4月8日現在で貧打イーグルス打線において西川は打棒も好調であり、高出塁率、高得点率に繫がることは想像に難くない。もともと長打力があることも得点力に大きく寄与する。

かたや弱肩と言われた守備であるが、打球に対する俊敏な反応性と俊足のため守備範囲が広いのは特筆すべきで現在のイーグルスではずば抜けている。一方イーグルスで守備が上手いといわれる辰巳などは肩は強いが打球に対する一歩目がとても遅くファインプレーに見える好捕は出足の悪さ故である。西川の肩については確かに多くは期待できないが彼が入ることで相手のヒットゾーンが非常に狭くなると考えられ、守備力全体としてはプラスであろう。

以上西川加入のメリットをまとえると

1. 格安大型補強になった
2. 機動力攻撃力が格段に上がり、得点力アップが期待できる
3. 外野守備も向上する

といったところであろう。

さていいとこずくめの西川加入のように書いたが、結論から申し上げればデメリットの方が大きいと考えている。

またまた…と言うなかれ聞いてください。

よく思い出してほしい、この文章の出だし部分を。この人ノーテンダーFAなんである。ファイターズだってバカではないのだよ。一番の問題は悪キャラだ。

野球は集団競技であり、これは攻撃力守備力機動力の3つの他に共同力というかいわゆるチームワークがある。日本の伝統「和」の力である。これが今年は数段落ちている節がある。

西川は孤高の人なのである。悪キャラというのは少し言い過ぎであろうと思うが、どちらかというと自分の能力を自分で高めるタイプだ。

彼自身が初めてのトレード経験で、しかもこのコロナ禍状況で新しいチームに溶け込むにはまだまだ時間がかかることは十分想定される。つまり浮いている存在なんである。

それは西川が適時打を放った時などの味方の喜ぶ反応の低さや、守備でも声がけがお互いによくできていないこと、山崎あたりの後輩にあたる選手がまるで膾を吹くような接し方をしているのをみるとよくわかる。

イーグルスは良くも悪くも和のチームであったのである。むしろ和に重きを置きすぎた結果、みんなで貧打みたいなことが日常的だ。貧打問題などのチーム全体の話は後日他稿に譲るが、チーム全体で考えた場合孤高の西川は悪い方向に作用する可能性が高い。

典型的にそのデメリットが表れているのは先出の山崎である。どうも石井監督の頭の中には「よーし、一番西川、二番山崎だ」という固定観念が硬―くデキモノのように大きくなっているようだ。昨年後半の山崎の活躍は目に見張るものがあった。茂木栄五郎のフルスイングは彼の代名詞だが、それ以上といってもよい自由奔放なフルスイングで長打力もあり足が速く、守備は二遊間の名手で何とも頼もしい人がでてきたもんだと思った。だから石井監督の腫瘍はできるべくしてできたものなんだけど、どうも一番西川の存在は二番山崎のバットのスイング速度をかなり落とすんだよね。西川の打棒が好調で盗塁すればするほど委縮する山崎。 今年はフルスイングが全く見られなくなり、当てるだけの打撃が目立つ。山崎はもともと一番タイプなのである。しかも先輩西川を立てる礼儀正しい男である。守備でも左翼線浅いレフトフライが飛ぶとレフトの西川とショート山崎が交錯する守備位置だ。西川がフライを取ると丁寧に頭を下げてボールをもらう山崎。それでは彼は活躍できない人になっている。山崎以外の後輩も西川イコール腫れもの扱いになってしまった。これはチーム戦力にどれくらい影響を与えているかはなかなか評価がむずかしいものだが、山崎の打棒が全く上がってこないのが分かりやすいバロメータになっているようだ。見えにくいところで他の選手も影響があるだろう。西川は自分にも他人にも厳しく「みえる」のである。

もう1つは、外野守備体制の問題である。彼が左翼に入ると、島内が右翼に移動する。中堅は辰巳か田中和であろう。島内は昨年打点王で今年も押しも押されぬ4番であり、今一番バットが振れている貴重な打撃での主戦力である。でも実は数年前の大けがやその後も繰り返すけがにより下半身特に左ひざ右足首が致命的に悪い。右翼は左翼に比べて守備の負担が大きいため、島内の下肢体力がもつかどうか。それが打力に影響しないとよいが。さらには再度のけがで戦線脱落が無ければよいが。指名打者にしてしまうのもよいかと思いますが、新外国人や浅村あたりのことを考えると守備に就かせたいところだ。そして新外国人は外野に入るなら右翼しかない。もしくはDHか1塁手だが和田を使うとなると、決してレベル高い争いではないのだが頭が痛い。そして西川は肩が弱いのである。外野守備力は総じて上がるのだが、死角が多いことを肝に銘じるべきであろう。

 そして西川1番固定の打線問題が出てくる。先ほど1番固定できてメリット大きいと書いたが、弊害がでてくることもこれまた事実である。例の山崎のしょんぼり問題。走れて出塁率が高い西川を1番に固定できて嬉しいのは確かだが、忘れてはいけないイーグルスには山崎という素晴らしい1番がいたことを。今年は西川がいるから2番固定になっちゃったが、これは冷静に考えると1番山崎、2番西川がベストではないかなあと思います。西川は以前2番の経験が豊富で攻撃的で走れる2番は十分にやれるし、3番浅村につなぐには現在の攻撃野球ではうるさい存在の2番になりうる。山崎は1番で自由を取り戻せる!1番西川は不動ではないのである。石井さん気づかないかなあ。

ビアのみ野球大放談
#2022.04.06 ライオンズ戦

ポイント

3回表

初回に相手投手の四球から3点先制したのはよいが、2回裏はやはり打てないよお。

岸も調子はよさそうで、早々と投手戦の模様。

ここでライオンズ牧野が完全にモーション盗み十分セーフのタイミングで盗塁を試みるが、炭谷絶好の送球でアウト!

こういうの今後の試合の流れに大きく影響すんだよねと思うが…また貧打貧打の野垂れ死にが続く。

特にマルモ、山崎あたりは全く降らせてもらえない。辰巳は1本打ったがこれしかないよという振り切れないミートだけのスイングでどうにもこうにも。

振れているのは西川と島内だけ。

貧打問題は深刻です。詳細は後で述べる。

5回表

外崎の快心の場外弾。ニュースでは中段に飛び込むというがポール際の客席が低いところからでちゃってる。

こんな凄いあたりは久しぶりと感動していたら、出ました岸さん得意の動揺連続被弾。

岸はポーカーフェイスなんだけど動揺激しいのよね。

知ってますね過去にも同じことが何回となく繰り返されていることを。

さあ流れが変わるよねと思いきや…

5回裏

西川の先頭打者HRが飛び出す。あらあら。

7回裏

辰巳が珍しく先述の右前打。その後二死23塁から浅村申告敬遠。島内勝負を選ぶ。

一番振れているのは辻も知っているはずだが。やはり元同僚の浅村の実力を知ってか先制の適時打が印象に強く残ったか。

島内の本当に左中間真っ二つのタイムリー。

これで今日はおしまいです。ありがとうございました。

その後の田中和本塁憤死は、10日の再現にはならず。

面白かったがいくら何でも無謀でしたね。

キーパーソン

やまさきつよし 34

昨年はショートの定位置を掴み取り、今年は開幕からスタメン2番起用。ところがどっこい自慢のフルスイングがすっかり影をひそめているばかりか、送りバントもできない。まあもともとバントは下手くそである。タイミングが全く合わない、バットの根っこにあたる凡フライが多いので足も活かせず。

これはやはりメンタル的な問題であろう。1番西川の加入が悪い意味で大きいね。石井の頭中には12番は西川、山崎と固定されているため一時は下位に打順を落とされたが大して調子を上げないうちに2番に見事復活!西川がレフトで自分がショート、守備位置が交差するのもよくないね。

上位で打たせるのならのびのびできる1番がよいと思います、監督。

西川加入については近日始めるイーグルス時評を参照のこと、乞うご期待。

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ビアのみ野球大放談
#2022.03.27 マリンズ戦

今季初見参。ライトからレフトへの風は上空はかなり強いようだが、観客席はちょうどよいほんわか日差しとやわらかなそよぎ程度で感染ではなかった観戦日和。感染はなさそうな対策。

一昨日負けのイーグルスは今日は勝たないといけない。先発岸は今年は調子はよいようだ。

やはり貧打問題か。

今日はナマ佐々木朗2回目ということで、今年はかなりの進化ありという噂でこちらも多大な期待あり。

ポイント

1回裏

佐々木朗まっすぐは相変わらず速く軽く160km超え。変化球が140km後半。ただ大谷のような伸びはないようにみえるが・・・。こりゃあ打てないよという立ち上がりで3者凡退。欠点を敢えて探すと投げた後のフォームが定まらないので左右にぶれている。バントで揺さぶるのはありかな。

2回表

記録には出ないが取れるはずの一塁ファアルフライを鈴木大地がきちんと追わずポト。上空は結構強風でスタンドインだと思ったのが戻ってきたんだろう。大地は相変わらずフライは嫌いのようですね。凡フライだっただけにあとに響かなければよいのだがというプレー。嫌な予感。

3回表

うまクイックのはずの岸が完全にモーション泥棒され、楽々2盗。この辺りは安田まだまだ経験不足でしょうね。大地あたりが声出してやらないと。因みに声は渡辺佳と主審西本の声ばかりがやたら響く。

やはり前回ポトの影響か、元々守備は評価がやたら低い和田がどうみても取れるフライをこれも前にポト。さっきの大地のプレー参考になっていない。エラーつかずにタイムリーになる。和田は散々でシーズンインと共に自慢の打棒はすっかり萎えている。途中交代でレギュラーも危うし。

3回裏

田中和のナイスなホームスライディングで逆転に成功。松川もここはおきて破りのライン上ブロッキングぎりぎりくらいにいないとね。真面目にインフィールド側からタッチに言ったあたりまだ高卒ルーキーではある。でも安田とともにいろいろと大物の片りんは魅せてくれたね。このスコアのままなら田中がお立ち台かと思ったがそうはいかない。でも11回裏サヨナラタイムリーで結局お立ち台なんだけどね。

9回裏

1死23塁から西川があわやセンター超えるかという真正面大飛球を藤原の超ファインプレーで中犠飛に終わり同点まで。これは普通はサヨナラであったよ。西川チーム1振れているね。キャラ悪はまだ発揮されていない?

キーパーソン
あんらくともひろ 20

昨年ランナー置いてのピンチリリーフを全て任され、威風堂々の成績を残してやはり大物かという印象を残した。マウンド上の存在感は江川並みの凄さを感じる。今日は最悪の不調でストライクは真ん中、ボールは全部大外れでびっくりしたが、酒居と宋が不在である今は特に貴重な存在。逆転HR打たれたけれど見方が再逆転するのだから君はまだまだ運持ちですよ。

頑張れあんらく!