takagi-iin@fukaya – ページ 6 – 高木医院

ビアのみ野球大放談
#2022.07.18 バファローズ戦

記録的な大雨から一夜今日は綺麗な夏晴れになった。蒸し暑いが球場観客席はとても心地よい風が吹いていて非常に快適だ。イーグルスは絶不調からやや立ち直りつつあるのか、湿った打線が少しずつだが快音が響いてきたか。前半戦最後のホーム3連戦で7カードぶり!となる勝ち越しなるか、オールスター戦とその裏休みで気分一掃その後巻き返しに転じることができるか今日はかなり重要な運命の別れ時となる試合だ。オールスター期間は実はペナントレースに大きな影響を与えることが多いのは有名な話で、古くは赤ヘル快進撃、最近ではホークス後半独走などが強い印象がある。さてさて大事な試合だがイーグルス先発は久しぶりの藤平で果たして大丈夫か。対するバファローズは振れている中川、戻ってきた吉田、やはり怖いらおうの打線の主軸がたいそう魅力的で、キーパーソンはやはりらおうであろう。最近は昨年の好調時を思わせる大きな当たりが出るようになった。イーグルスは杉本要注意だ。

ポイント

2回表

比較的立ち上がりに苦しむことが多い藤平だが1回を無難に切り抜けた。迎える2回は吉田にビビり敬遠気味とも言える四球。らおうは甘い高め真っすぐを打ち損じて右飛で済んだが、その後まっすぐの制球が悪く四球2つでノーヒット二死満塁だ。当たっていない頓宮は三塁ゴロに打ち取って何とか抑えたが最近は四球で崩れるようになった。高校生時代から新人デビューの頃までは四球がほとんどない投手で売っていたのにフォーム改造してから特にまっすぐが高くなったし、スライダーが決まらない。今日は二段モーション気味のフォームからスムーズなワインドアップに変化していたが制球は変わりなく定まらずという感じだ。

3回裏

浅村が右前に運び無死1塁から4番島内が送りバント。2-1で序盤に目下チーム首位打者で4番に送りは流石に?マークだ。けいくんはサインではなく島内自身の判断ではという。そうかもしれないが島内の判断だとしてもやはり?だ。セーフティーの要素は全くなし。そして予想通りか続く大地が右前適時打と思ったが二塁走者浅村は3塁ストップだ。この辺りがちぐはぐで完全アウトのタイミングでなければバントしたのなら突っ込みだと突っ込みたくなる。そして一死13塁からたけろうまさかとは思ったがスクイズ失敗。そして結局この回無得点で終了。たけろうは送りも失敗率が高いんだよね。いくら外国人投手だからと言っても一死13塁を2バントで得点できずはやはりプロらしくない焦りとしかいいようがない。

5回表

徐々によくなってきていた4回1失点の藤平を81球でまさかの交代。この辺りもよく分からない采配。もしかして藤平は肩か肘に問題があるので球数制限があるのかもしれないが、だったら特にこの試合で先発はさせない方がよかったのでは?そしてその交代が裏目に出て2失点で逆転を許すことになる。こういうことしていると運に見放されるとよく鶴岡さんあたりが言っていたのを想起するね。やはり勝てないのかイーグルス。

5回裏

一死1塁で走者浅村が盗塁。完全にモーションスチールだが島内にバントするなよと言っているように聞こえた。イーグルスの立て直しの要因1つは大地の復調が大きいね。この日は4-4で全打席で出塁。力まない軸回転のスイングが戻ってきた。続く岡島右前打で2塁走者島内が杉本のレービーに捕まる。杉本は大地の右前打でファンブルしていたが見事な結果で取り戻してしまう。しかしながら今日はバファローズもちぐはくでその後二死23塁で暴投あり追加点を献上することに。

6回表には岡島が右直から二塁へレービーでダブルプレーというのもあり、後半はバファローズからツキは離れたようでイーグルス久しぶりの同カード勝ち越し!打線に少しずつ活気が戻ってきたことでよしとしよう。

キーパーソン 34 やまざきつよし

今年は既述の通り西川さまさま時期に完全に落とし穴に嵌り、その後レギュラーから外れることが多かった。最近は打撃に復調の兆しが見られることと、こぶちゃんの遊撃の守備がどうも問題が多いことより出場機会が増えるであろうと予想される。ただ本来のフルスイングは完全復活には至らず、今後は思いっきりの良さを取り戻してイーグルス後半巻き返しのラッキーボーイになってほしい。打てなくて悩んでいただろうがこれまでファーム調整は一度もなく監督は必要メンバーとして常にベンチ入りさせていたし、やれることをやろう精神があってヒットが現在まで14本しかないのに盗塁10は素晴らしい。個人的には西川とともに上位打線で1番山崎2番西川が理想であり長打力のあるスピードコンビで走りまくってほしいものだ。彼が戻ってきたらイーグルス必ずや復活だ。

頑張れ、山﨑!

IBDカンファレンス開催のご案内 「UC患者におけるステロイド治療最適化について」、「外来で見る難治性UCの病態と診療」

2022年9月22日(木)ウェスティンホテル仙台にて、IBDについてのカンファレンスを開催致します。

JR仙台病院 内視鏡センター長の横山大先生、ひだ胃腸内視鏡クリニック院長の樋田信幸先生が演者としてご出席されます。

横山大先生
「UC患者におけるステロイド治療最適化について」

樋田信幸先生
「外来で見る難治性UCの病態と診療」

私は、座長を務めさせていただきます。是非、有意義な会にしたいと思っております。

感染状況に応じてハイブリット開催に変更する可能性がございますので、ご承知おきくださいますようお願い致します。

ビアのみ野球大放談
#2022.07.10 ライオンズ戦

少し戻り梅雨の仙台だったが、本日は真夏の天候で30度越え。16時から試合開始でちょうどよい気温になりそれはよいがイーグルスは絶不調と言ってよい。本日は早川-興座の両先発で2週間前の再現対決。そろそろイーグルス打線爆発の気配はあるが、外野を左から島内-西川-岡島でスタート。この外野陣は少し危険な匂いがするのだが。

ポイント

1回表

また山川にやられる。コース的にはかなり低めのスライダーだがボールに切れがないのか簡単に左線に運ばれて二塁打。島内からの送球が遅れる間に一塁走者森が一気に本塁生還。ライオンズは以前より外野が甘い場合は長打で走者が積極的に次の塁を狙うのは有名な伝統だ。昔々日本シリーズでクロマティ―が怠慢送球している間に走者が一気にホームインした場面は物議を醸した。おんなじですね、元ライオンズの石井さん。そして次打者外崎に外角の変化球をいとも簡単に左翼席まで運ばれる。立ち上がりの速攻というより早川不調とみる。その後またもや山川にHR浴びるなど5回6失点となる。

5回裏

西川の二塁ゴロを名手外崎が悪送球。西川の足を恐れてのこと、この辺りは昨年にないメリットで西川畏るべしだ。その後がツキがないのもあるが小深田以前から指摘のコツンミートなのでショートライナーを好守され、浅村まで同様の振り切らない煮え切らない打ちからで三塁直。島内珍しく見逃し三振と続いて得点できず。強く振り切って!お願い!

6回裏

二死から大地が四球を選び、茂木が二塁打で23塁となり再びチャンス到来。今日の収穫は茂木でやっと本来のフルスイングが威力を増してきた。4-4で2本塁打はこの貧打線において今後上位打線に入れるしかないでしょう。打席には炭谷に代打田中貴也。どうして?捕手だから捕手の代打を考えているのだろうが、既に4点差このチャンスをものにする気概があるなら代打は他にもいっぱいいて川島、山崎、内田、武藤、辰己他が残っている。田中は思い切りよい打撃をするがここはプレスをかける意味でも実績ある野手を代打に送るのが普通でしょう。案の定代打田中を観てからライオンズはマウンドに左の公文を送る。これだと代打の代打で右打者出すのが躊躇われるよ。その辺りをライオンズに見透かされてるわ、実践の前に既に勝てない感が漂う。

9回裏

7回裏8回裏と続けて好機に主軸浅村、銀次がダブルプレーで得点ゼロが続く。続く最終回先頭茂木がHRで意気が上がる中、二死23塁まで攻めるも島内左飛に倒れる。ここも中軸が打てず、これだと勝てないなあ。今日は11安打でやっと二桁かと思ったが好機を潰す拙攻でこのままではBクラスどころかファイターズと最下位争いが目に浮かぶようだ。

キーパーソン 54 わだ れん

ジャイアンツで将来の4番打者といわれた長距離砲だが、何故かイーグルスへ移籍してきて早3年経過。初年度打てないし守れないことが発覚しその後1軍での出場機会がほぼ無かったが相変わらず2軍での活躍は将来を期待させる。今年はオープン戦でHR連発して大活躍、オープン戦だからねえと言われたが、少しは打ちそうな気配はあり開幕レギュラーの座を勝ち取ると何と無安打で2軍落ち。そしてその後はやはり2軍で大活躍の正に1.75軍長距離砲。守備がほぼ出来ないことを考えるとちょっと将来的には厳しいと思う一方でHRが打てる打者としては魅力があり捨てられないかもね。20本くらい1軍で打てたらすぐにでも4番なんだけど何が足りないのだろう。

頑張れ、和田!

ビアのみ野球大放談
#2022.06.26 ライオンズ戦

仙台は気温30度を超えてすっかり夏本番モード。野球観戦はこれくらいの方がビアが旨いし盛り上がる。後半戦はファイターズにしか勝利してないイーグルス。今日負ければまたまた3タテ喰らうことになるし、貧打線はますます貧打になってきて絶望的になっちゃうよ。投手陣は何とかゲーム作っているんだから、打線が爆発とまではいかなくても少しは点数取ってやんないと投手陣嫌になる。今日は先発早川で勝たないと負け数が勝ち数を上回る。自信をなくすようなことはないようにしたいよね。

ポイント

2回裏

先頭打者島内の当たりは二塁後方の小飛球。名手外崎がダイビングキャッチし一死に。この辺りがライオンズ守備力での貢献が大きいなあ。次打者銀次が四球であったことを考えるとピンチの芽を潰してる。やはりライオンズの二遊間は源田を含めて日本トップクラスだ。

3回裏

先頭大地が二塁打。最近やっと鋭い振りが戻ってきた感じだ。無死二塁からまだ3回だというのに次打者太田に送りバント!しかも捕邪飛で失敗に終わる。えっまだ3回なのに?無死二塁で?一死三塁にして1点だけ取りに行くということでしょうか。まずは先取点ということでしょうか。ここはあわよくばビックイニング狙いで強硬策でしょう。ビックでなくても強打で1点でもよい。こんなところでバントしかも結果的に失敗では相手にみくびられるでしょう。石井さんちょっと病的超弱気采配。満員のヤジ禁止の球場でヤジが飛び出す。

そしてこういうことをしているとチャンスのあとはピンチなのだ。4回表に山川が通算200号ソロアーチ。早川は0-2から高めのカーブ投げることないよね。捕手は低めに構えていたから制球ミスということだが。そして6回表にも山川に2打席連続HRを浴びるがこれも

真ん中やや高めのまっすぐ。最近の早川はどうもボールが高いのが気になる。疲労蓄積がありそう。今日の山川は四球でもよいのにね。しかしかなり強い逆風をものともせず左翼席中段まで運ぶ山川の打球の凄さに球場内どよめきと共に感動の嵐が吹き荒れる。

7回裏

もう1回くらい神様はチャンスを与えるはずだと祈っていたら、先頭島内、続く銀次の連続安打で無死12塁だ。次打者辰己だが、一抹の不安が脳裏をよぎる。まさか権藤権藤あめ権藤ならぬバントバントまたバント作戦では?辰己はバント上手くないし、イーグルス貧打線の中ではまだ当たってる方なんだが。そして同点狙いバントでやはり相手にみくびられるよ。私の読み通りというかライオンズの読みも一緒で、辰巳は何とか三塁側にバントしたが投手寄りになり投手興座は素早いバント処理から三塁フォースアウト!これでは勝てないと嘆いていたところ、次打者岡島の当たりは二塁手左への強烈なゴロ。これを外崎がまたもや好捕からのアンダートスで二塁フォースアウト!スーパープレイがもう1つ出たらこれは勝てない。更には二死満塁から代打田中貴也の当たりは一塁直。こういう流れではツキも離れていくという典型的な試合展開でした。

権藤権藤あめ権藤 あめあめ権藤あめ権藤

バントバントまたバント またまたバントまたバント

打てない打てないまた負ける またまた打てないまた勝てない

ありがとうございました。

キーパーソン 8 たつみりょうすけ

昨年はイーグルス初となる外野手ゴールデングラブ賞を受賞。ほぼレギュラーの座を獲得したようだ。石井監督は好みの選手なんだろうね、多少不調でも我慢して起用している。だがいろいろと課題が多い選手である。まずその得意といわれる守備。打球に対する第一歩の反応が悪い。西川が加入したため彼と比較すると非常によく分かる。出足が悪いので捕球は結構ファインプレー扱いになるが西川なら難なく捕っていたんじゃないのと思われる打球処理が多い。現在コーチやってる牧田が現役時代に出足が悪いためナイスキャッチといわれることが多かったのを思い出すが、牧田ほどの出足不良ではないにせよもう少し改善の余地はありそう。打撃は毎年.220台の打率を少なくとも.250以上にしたい。特にインローにめっぽう弱いのはこれから更に飛躍するためには修正しなければならないでしょうね。関西大学リーグ時代は高打率で安打数が多いことで有名であったがプロになったらどちらかというと一発ありだが打率悪い打者になった。監督は1番起用を理想としているようだが、もう少し出塁率を上げて盗塁数を稼ぎたいところだ。

頑張れ、辰己!

イーグルス時評5 #2022.06.20
番外編・外国人野手列伝
ーichibanワクワクさせてくれたのは誰だ?-

今シーズンペナントレースは早くもイーグルス60試合を消化。交流戦スワローズ優勝でセリーグでは独走態勢に入り、タイガース2位で大きく巻き返した。この2チームについてはセの勢いを感じたがラスト3チームはセが独占。差は縮まったがやはりパリーグチーム優位の結果となった。イーグルスは近年キーポイントである交流戦大丈夫?という展開から、何とか交流戦勝率5割を維持し改めてパリーグ首位を奪取した。しかしながら相変わらずの貧打問題が大きく影響し、本当に強いのかイーグルスという疑問がどうしても首をもたげるシーズンである。とにかく打てない。点が取れない。何せ試合がつまらない。プロなんだからファンを楽しませる試合をしてほしいものだ。ひどい得点力不足に悩まされているが、浅村は現在打点トップ通過。それ以外の打者が点取れない事態で、大きな原因の1つが外国人打者の長打不足である。長打不足というかろくに出場すらしていないのだから、勿論HR数や打点が伸びる訳もない。毎年この時期に外国人野手の総評をするのが常であるが今年は書く内容に乏しい。んでもって以前はワクワクさせてくれた人いたよねえということで歴代外国人で日本人にない魅力をたくさん放っていた人たちの代表格の話をしよう。

まず日本プロ野球界において外国人野手を入団させる意図をはっきりさせておこう。通常は下記のものだ。

  1. ① 日本人野手よりパワフルであるので、打撃において即戦力として長打力特にHRによる得点力アップを期待

  2. ② 走攻守において現在在籍する野手より優れている。つまり外国人である必要はないが、現状で獲得できる優秀な即戦力になり得ることを期待。しかし主に打撃を優先していることが多いが①と区別すると長打力がなくても中距離打者として優れていることを意味する。

  3. ③ 主に若手選手で現在まだ戦力とするには乏しいが、育成することにより数年後にはいずれ主戦力になることを期待。そして主にはやはり打撃力を期待している。

くらいでしょうね。そして①から③では圧倒的に①の期待で外国人野手を獲得してきた経緯がある。以上を踏まえて外国人野手の魅力は何ぞや?と問えば私見では「日本人にはないスケールの大きさで特にパワフルな打撃で我々日本人をわくわくさせてくれること」と定義したい。時に守備が下手くそとかどん足とか酷評される外国人がいるが、プロであるからしてそんなのあまり関係なくむしろご愛嬌であり、通常誰もができそうにない強烈な打球をかっ飛ばせればそれで充分魅力的である。

それではイーグルス創成時代から順に私がわくわくさせられた愛すべき外国人達を述べよう。おっとこの文章はイーグルス時評なのだからその前に一応今年の外国人について分析したい。

12 ホセ マルモレホス

まず登録名から気に入らないのだが「マルホレホス」そのままである。この名前を覚えてくれたファンは何人いたのかなあ。私は親しみを込めて「マルちゃん」と呼んでいる。

昨年3Aでは打率.338HR26OPS1.111と圧倒的な存在感を示し、今年からイーグルスに。ただ昨年メジャー昇格後のマリナーズではほとんど活躍できていない。

開幕当初は変化球を観ることができるので日本でも活躍できるかもと評価していたのだが、どうもボールの見極めができるというよりは打てない球には手を出さないだけで当たれば一発のパワーはあるのだが、まず単純に当たることが少なすぎる。現在打率.206HR6ではまあちょっと難しい。あとはこれは個人の嗜好レベルだが、HRが結構芯を喰ってなくても入っちゃうので弾丸ライナーでもなくアートと言われる大飛球でもなくどうも美しくないのも魅力を感じない。ガツンと芯で打った本人が100点というような当たりを観てみたいものだ。

42 クリス ギッテンス

昨年のカスティーヨに続き初出場の試合で故障退場した。調整不足か張り切りすぎか、はたまた不可避な怪我なのかよく分からないがこの手の人はスポーツ選手に限らず仕事運がない人と烙印を押したくなるのである。それ以上の評価の仕様はなく、現在の日本プロ野球のシステムでは解雇になる確率が高い。イーグルスに生き残る可能性因子としては28歳と若いこと。ある程度育成していくつもりがあったのでしょうからね。

以上2選手である。どちらも期待はあまりしない方がよく、イーグルス貧打線の救世主とはなり得ない。本来浅村に続くHRが打てる打者を期待しての獲得だから私は更なる外国人補強がよいと思う。少なくとも国内から補強するよりは難しくないであろう。ロビンソンカノあたり捕まえてくれば少しは盛り上がるよ。もう1つはジャイアンツのウィーラーを取り戻すのがよいかも。

さてさて。過去の記憶に残る外国人野手を並べてみよう。

55 リック ショート 2006-2009年 “リックショート*3!”

” 2005年イーグルス立ち上げの翌年、ライオンズをクビになったホセフェルナンデスとともに入団する。ホセはHRの魅力はあるが大味でとにかくスライダーや縦の変化球が打てないのだが、リックはまっすぐは勿論変化球特にスライダー打ちを得意にしていたと思う。それ以外もフォークをバックスクリーンにHRしたりしていて変化球の対応力は満点。2004年マリンズに在籍していた時も打率.304と日本で言うシュアな打撃であったがHR12本と少ないことが気に入らなかったマリンズ首脳陣が退団させた。イーグルス時代は打率.314-.330-.332-.255で最終年は故障のための不振であるから省けば素晴らしい打率だ。首位打者1回、打率2位1回、打率3位1回ですよ。その割にはイーグルスでも首脳陣評価はあまり高くない感じであった。確かにHRは少ないが上記の入団させる条件②を十分に満たしている。スタンドインはしないけど二塁打はいつもパ上位の多さで鋭いライナー性の当たりを連発し数多くわくわくさせられた。この頃楽天球場はフィールドが今より大分広かったもんね。故障を治してもう1年観たかった外国人であったが2009年時点で38歳、引退を考えていた。またユーティリティープレーヤーで左翼の他内野を遊撃手以外全て守れる。ショートだがショートは守れないと揶揄された。そして守備も堅実で上手い。2008年は左翼手でベストナインに選出されるほどだ。練習好きで生真面目、誠実。現メジャーリーグダイヤモンドバックスの打撃コーチ。飯田哲也引退試合での「飯田さん、頑張るから・・」は世界を感涙させた。2006年田中将大の新人王、2007年の岩隈21勝で六冠達成などは打線でのリックの貢献が非常に大きいと考えている

5 フェルナンド セギノール 2008-2009年 “セギノール!連呼”

イーグルス史上初の超日本人クラス外国人と言えばセギノールだ。イーグルス所属前のファイターズ時代が全盛期であったが、当時山崎武以外長打力に乏しかった楽天打線で身長193cm体重90kgの大きな身体をフルに使い爆発的パワーで強大HRを連発した。2008年は8月からの加入であったが、39試合で打率.324HR13打点40と大暴れ。翌2009年は持病の腰痛を悪化させて本来の打撃はできなくなった。しかし特に生で観た時のそのスケールの大きなHRはファンを強く惹きつけたことは間違いない。左右打でどちらの打席でも長打力があり左右でのHR記録は枚挙にいとまがない。欲を言えば全盛期の彼を生で観たかった。

25 アンドリュー ジョーンズ 2013-2014年 “AJ!連呼”

イーグルスの球団史において、2012年に立花陽三が球団社長に就任し、日米問わず主にスカウト活動を開始したことは大転換点である。就任直後に得意の英語力を武器に渡米しニューヨークヤンキースに太いコネクションを作り秋季キャンプからアンドリュー、マギーを引っ張り、その後ウィラーやユーキリスなどを次々と獲得した。また初年度は斎藤隆投手をも故郷仙台のイーグルスへ入団させることに成功する。従来の日本プロ野球界の外国人獲得法と明らかに違うこの手法は当時他の球団編成スカウト部門に大きな風穴を開けた。また2013年ドラフト会議の1位抽選で5球団競合の松井裕樹を引き当てている。

さて、AJことアンドリューはメジャーリーグ通算本塁打434、ゴールドグラブ賞10回、オールスター選出5回のスーパースターである。アトランタブレーブス黄金期で14期連続地区優勝の後期に主軸を務めた走攻守そろった大スラッガー。このレベルの人が日本にしかも仙台に来るとは思ってもいなかった。イーグルス入団後は既に全盛期を過ぎていたわけであるが4番に居座ると対戦投手はビビりまくり四球を連発した。2年連続四球王。2年連続出塁率.390超。打率は低いがHRは2シーズン計50本を記録、得点力アップに大きく貢献した。また2013年は5番にマギーが座り、アンドリュー四球その後マギーが打点というケースが非常に多く、強打者2人は相加相乗的な攻撃力になることを実証した形だ。AMアベックホーマーは圧巻で、米国風にいえば観客全員スタンディングオベーション、日本風にいえばよっ千両役者!であったことが今となっては非常に懐かしい。この2人が2013年のイーグルス日本一の立役者であることは誰も異論はないであろう。またとても魅力的なのはアンドリューのHRだ。打球が非常に速いので打った瞬間に入るというのはこのことだ。しかもストレート弾道で緩やかに伸びてセンターから左方向外野席まで一直線に飛んで行く。次のマギーはどちらかというとドライブがかかったライナーで左翼超えのHRが多かったので対照的であった。これくらい打ってくれると野球観戦は楽しいね、石井さん。

3 ケーシー マギー 2013年 “マギー!連呼”

上述アンドリューとの主軸でわくわくさせてくれたもう一人。1年しか在籍しなかったが、本物の現役メジャーリーガーとはこういうものだということをファンに知らしめた。実際には打率、HRともアンドリューを超えていて数字的にはまだ若かったマギーがかっ飛ばしていた場面が多い。力強いドライブのかかったライナーで二塁打も多かった。息子さんの病気の件で帰国したが日本に戻るならイーグルスにと語っていた律義さが日本人のようであった。

他にもアマダ―、ペゲーロ、ブラッシュなどは素晴らしいHRで魅了されることが多かった。またイーグルスでは活躍できなかったが立花社長の尽力でメジャーリーグの大スターである晩年のユーキリス、ゴームスが入団して一時ながらわくわくさせてくれた。ウィーラーは仙台にそしてイーグルスに馴染んで副主将に選ばれるほどチームやファンに溶け込み愛された稀有な外国人だ。繰り返すが彼は戻ってきてほしいなあ。

ビアのみ野球大放談
#2022.06.10 ジャイアンツ戦

雨が降って湿度と気温が上がり、観戦にはちょうどよい感じになった。
先週までの金曜先発は瀧中であったが最近はあまりの不調に今日は藤井を起用。
アマ時代にほぼ完成された投手なだけに、もうローテーションに入ってくるくらいでないと将来的には既に待ったなしの厳しい状況。
連日の貧打線は解消されず、とてもとても首位争いの戦いぶりではないイーグルス。
今日も浅村次第の展開を予想する。
生ジャイアンツは久しぶりで色々と得るものがありそう。

2回表

前の回にせっかく浅村ソロで先制したのだがスミいちかなあというよくない予感を振り払う。しかし立ち上がりからこの回にかけても藤井はよくない。まっすぐ以外ストライクが取れないのだが、岡本の強振ファウルにびびり以後変化球のみで四球。続く坂本にもびびり投球でまっすぐでストライクを取りに行けなくなる。結果連続四球。それからは全てストレートになり3点を献上。一軍先発ラインはかなり厳しいよ。

3回裏

一死満塁のチャンスで4番島内。日曜日にスタメンを外されたのは疲労蓄積のためと推測するがちょっと不調だよね。この場面でもあっさり凡退。続く現在「打線の主力になった」銀次も中飛で0点で終わる。銀次についてはどうでしょう。他の人があまりに打てないから代打からスタメンへの昇格であるが、調子よいなら2番や3番あたりに置かないと現在の打線では繋がらないね。

その後はイーグルスリリーフ陣の奮闘、そしてお馴染みの貧打線は変わりなく4安打スミいちのまま盛り上がりなく試合終了。大した投球でもないようにみえる戸郷が3四球出して完投してしまう。藤井はしばらく調整でよいと思うので先発陣再構成の時期。石橋ロングリリーフ成功しているし、西口や鈴木翔あたりは本来先発向きなのだから今後検討の余地を残している。西垣はまっすぐの威力がありリリーフがよいように思います。

キーパーソン 49 にしがきまさや

昨年早稲田大からドラ6で入団。150kmを超えるまっすぐは回転がよく威力十分だ。どうして1年先輩の早川がドラ1で3年先輩の小島がドラ3で西垣がドラ6か私はよく分からないね。敢えて言えば先輩方はサウスポーで完投型、入団時既に完成されていたからか。西垣はどうも投げるたびにマウンドさばきが堂々としてきてよくなってきているようにみえるし、プロに入ってからの方がオーバースローになっていわゆる開きがなくなった。まっすぐの威力が増しスライダー、フォーク、カーブの変化球は緩急差が大きくなって数段よくなってきた。確かに早川よりまとまり感はないが、むしろワイルドなところに期待すれば本格派でいけそう。まだまだ伸びしろはあり将来はポスト松井、右の抑え候補か。

頑張れ西垣!

イーグルス時評4 #2022.06.01
アミ族の繊細なエースはどこに向かうのか?
―宋家豪の資質開花と豊富なスタッフ内での難しい位置づけー

基本情報
宋家豪 そんちゃあほう K-
1992年9月6日生 29歳
身長185cm 体重92kg 公表
投手 右投左打

2015年 台湾国立体育大学から台湾ドラフト2位で統一ライオンズが指名するも入団拒否、同年10月イーグルスと育成選手契約を結ぶ。
2017年 一軍デビュー。マリーンズとの最終戦で4者連続奪三振を記録し、剛球投手の片鱗を魅せつけCSベンチ入りする。救援投手として活躍。
2018年 一軍に主にセットアッパーとして定着する。
2021年 キャリアハイの63試合登板24H、3勝3敗防御率2.23の成績を残す。

アミ族というと私らの年代以前の日本人は高砂義勇隊の中村輝夫を想起すると思うが、実はアミ族と日本プロ野球との関わりは非常に深いことが一部のマニアには浸透している事実である。古くは戦時中南海軍時代の首位打者岡村俊昭はその後フロントとして特に名物スカウトとして有名である。比較的記憶に新しいところでは、陽輝勲らの陽3兄弟、郭源治、陳義信、黄志龍などはアミ族出身である。

現代プロ野球では、いわゆる投手分担制で先発は100球前後まで6-7イニングを目途に投げ抜く、その後勝っている試合ではリリーフ3人を準備してそれぞれ1イニングずつ分担する。原則イニング跨ぎはなし。そんな原則がある。メジャーリーグでは比較的早く導入されていたが日本では2020年シーズンがコロナ禍で開催してから特に明確化してきたところだ。このシーズンでは感染防止策として延長戦なしになったこと、またペナントレースが遅れて始まったことによりほぼ全ての週が6連戦で予定されたことにより先発投手は週1回中6日で100球が徹底された。リリーフ陣の負担はそういう点では大きくなったということだ。

さて宋家豪である。恵まれた上背から投げ込まれる最速156kmのまっすぐは圧巻で威力十分だ。上背だけでなく横幅もありマウンドでは全体的に大きなイメージで存在感あり投手としての資質を感じる。2018年以降は実績を重ね、いわゆるラストスリーを勝ち取ってきた。現在台湾ビッグドリームを現実化した一人である。因みに今年の年俸は推定1.1億円で契約改更の際に号泣していたのは記憶に新しい。台湾人の感覚では日本人の5倍程度はあるので日本人でざっと5億円稼ぐくらいの感覚であろう。

今年は家庭の事情で一時帰国があり春先出遅れたが、その後順調にコンディションを整えて1軍に参入する。そこであれっと思ったはずだ。俺はいつ投げるの?と。復帰した時は既に安楽、ブセニッツ、松井の3人が確立していたからだ。リリーフだとするとあとは「勝たない」試合の中継ぎ、つまり若手の登竜門的な、あるいはベテランの調整的なポジションである意味最も重症度が低い仕事である。昔は敗戦処理と言われていたところだ。勿論イーグルスのラストスリーは毎年少しずつ編成を変えている。昨年は宋、ブセニッツ、酒居、松井で回していた。本命は宋、ブセニッツ、松井の3人であったが、ブセニッツが前半戦極度の不調に陥り、代わりに酒居が入ることが多かった。また昨季は安楽がリリーフでの才能を魅せ始めた。当初ランナーを背負ってここはどうしても点数を相手に与えられない時の「ピンチピッチャー」をほぼ全て請負い、その後ラストスリーに名を連ねてきたのだ。そうイーグルス救援陣は現在とても厚いのである。

今年は実は酒居も出遅れたため、現在の布陣になる訳であるが最近ブセニッツが故障したので宋もしくは酒居、安楽、松井となっている。つまり昨年あれだけ活躍していた宋はまだ安定した地位を築いておらず、上述の5人でラストスリーを競うという厳しい状況なのである。故障や不調の場合は交代要員が常にいる状態でイーグルスの救援陣は12球団一とも言われているが、当の本人達は常時プレッシャーの中で出番争いを続いていかなければならず、結構それはそれは落ち着かないメンタリティーだ。

そのような今季、宋はどのように自分の居場所を確保していけばよいのだろうか。幾つかの実は意外とシビアな問題が残る。まずは、宋は大きな身体で威風堂々の存在ではあるが性格はかなり細かいかつひどく優しいことが知られている、小さいけがやちょっとしたコントロールの乱れが気になり不調になるのはざらで、一昨年の不調は故障などではなくコロナ禍での野球環境に対するメンタルの乱れが強かったと伝えられた。今年の春先の帰郷についてもどうもその辺りが強く影響しているようだ。また他人に優しく後輩の王への熱心な指導ぶりはよく知られるところだ。このような宋が実力実績は十分としても5人からラストスリーをもぎ取っていくのは無理とは言わないまでも厳しいのではないか。あるいはよしんばラストスリーに入っても活躍できない可能性が高いのではないかなと勝手に危惧してしまうのは私だけではあるまい。

次。出自の問題がある。人種差別問題などではないことを先に名言しておこう。ただどうしても日本人は日本人ひいきになりやすい。そして外国人では次欧米人そしてアジア人のスタンスが現在でも一般的になっている。勿論個々人の価値観や考え方によって様々であるが、台湾人はどうも概して評価が低くなりがちなことだ。宋の風貌はいかにもアジアンなのである。我が家は上記嗜好?はないので、次男は宋の豪快な投球の大ファンであるし、ミーツ―なんであるが。そうすると松井は別格として同等の実力が発揮できる状態なら安楽、酒居を重用してしまう傾向が出てこないか懸念している。

三つ目であるが、果たしてリリーフでよいのかというかなり根本的な問題だ。元々台湾ナショナルチームなどでは先発していたし、あの体格と威力十分のまっすぐをみると何だよ先発でいけるんじゃないの?と思う人は少なくないはずだ。かくある私もずっとそう思っている。噂では本人が長いイニングを投げるのが苦手とかでリリーフを熱望しているらしい。現在イーグルスでは先発陣はまた充実していて田中、則本、岸、涌井の500勝カルテットの他瀧中、早川で既に6人ではある。しかしカルテットは特に岸、涌井については年齢的に既にフルシーズンローテ入りは厳しい限りだ。涌井は先日故障してしばらく戦線離脱を余儀なくされたところ。他の投手だって何かしら故障や不調はあるものでとうていこの6人でずっと行ける訳はない。先発できる投手でしかも一軍実績があるのなら是非是非先発して欲しいところである。今一度宋の先発入りを検討するのがよいのではないでしょうか。

以上3つの懸念事項から、このラストスリーが確約されていないピンチをある意味チャンスに置き換えるべく上記提案をした。更に最悪の事態を想定するとこんな球団事情で宋が移籍する、もしくは渡米するなんてことになってしかもしかもその後大活躍するのではないかと考えるのは私だけではあるまい。イーグルス首脳陣は、今年は熟考してほしい。この豪華な投手陣を決して無駄にしないで各人が最大限活躍できるようにしてこそ優勝の二文字がみえてくるというものだ。

ビアのみ野球大放談
#2022.05.29 スワローズ戦

今年1番のすかっと夏ばれの仙台。
わがボックス6はデイゲームの時間帯ではほぼ日陰になるので直射日光はなくとても快適で、これは楽しさ期待できる試合前。

イーグルスはサンデイ則本が先発。
前回登板はかなり打ち込まれて本人はメゲていたので本日は気合十分なはずだ。
イーグルス貧打戦をカバーできるかがキーだ。

ポイント

1回表

先頭打者絶好調塩見に対する初球は152kmの高めまっすぐでやはりノリの気合は十分だ。まっすぐ大好きな塩見は空振り。でそのまま三振。まっすぐの他には140km超のフォークと思える落ちる球が冴えている。ちょっとさすがのスワローズ打線もてこずりそう。

1回裏

西川が遊撃エラーで出塁し、すかさず盗塁。この辺りは昨年までにないイーグルスの強みで打てなくとも足で得点を獲りに行けるのは西川に1枚。

小深田二塁ゴロの間に悠々3塁へ到達し、浅村に外野飛でよいと無言の優しさが漂う。

ここで驚愕したのだが何と浅村打席に入る直前のアッパー素振りをしなくなった。そして余裕の左前打。スイングは本来のレベルスイングだ。

でもこれはスワローズ内野陣前進守備が極端すぎだ。強打の浅村で、楽天球場で芝生の中に全員入っちゃう守備では普通は抜かれる、さもないと野手直撃で大けがだよ。あと1-1.5歩下がってせめて土の上でしょう。スピードスター西川が3塁走者だからなのか。でも抜かれたら前進意味ないよね。案の定あっさり遊撃左をライナーで抜けてしまう。さてさてスミいちにならなければよいが。

2回表

本日はスワローズ4番村上をじっくり観たいと思っていた。

1回に3番山田が真ん中まっすぐをセンターへの大きな飛球を放ったが勢いがなくアウト。この回村上は山田より低いライナー性の当たりがぐんぐんと伸びて中後二塁打。軽く振っているように見えるがかなりなパンチ力だ。続くオズナの二塁ゴロは浅村得意の前進して素早い送球ファインプレーで難なくアウト。乗ってきた感じだ。

7回表

イーグルス再三の好機を生かせず、この回長岡の一塁線鋭い当たりのゴロを大地が好捕。守備はやはり1塁がよいようだ。打撃が極端な不振から少しずつ立ち直ってきた感じであり、下位打線のキーになっている。

7回裏

そしてその裏。二死23塁から浅村の左前打。またもやレベルで得意の打ち方。全ての打点を叩き出す。最近はレフト方向へのHRが出てきた。これで浅村は復活でしょう。

9回表

松井がマウンドに向かい先頭打者4番村上との一騎打ち。松井の球の出が分からないフォームに明らかに苦戦しているように見えた村上だが、外角低めに落ちるスライダーを何と左中間上段に軽々と運ぶ。やはりゆったりしたスイングからあの飛距離は天性のものでしょう。当分スワローズ打線は強烈だ。松井はその後全て打ち取るが得意の三振がなく多少不調であったかも。

キーパーソン 

さかいともひと 28

怪我で出遅れていたが5月に復活。豊富なイーグルスリリーフ陣で居場所を探る形になっている。元々すんごい剛速球でもないし、変化球は多彩だがこれという決め球がないタイプ。全て60-70点採点の器用貧乏のようにみえる。最大の欠点は投球のテンポが悪いこと。守備時間が長くなり味方の雰囲気が悪くなることが多々ある。今年はラストスリーが確約されていない中で誰かが不調もしくは故障時にその穴埋めができるかどうか。自分の居場所を探すことでもう一歩高みを狙って欲しい。

頑張れ酒居!

ビアのみ野球大放談
#2022.05.20 バファローズ戦

やっと仙台に快適で楽しいナイター季節がやってきた。ビアで寒くなしカラみそくまラ―で暑くなしこれでゲームが盛り上がれば!

イーグルス先発はこれまで大崩れなし既にベテランマウンドさばきの瀧中、バファローズは粘りの投球が身上の田嶋でこれまた投手戦というか貧打戦を予想。

バファローズは吉田欠場、私が今年キーパーソンに指名した杉本の不振やらで打線は有機的繋がりがなくて機能していない。大城だけが独り寂しく気を吐いている。楽天は2番問題継続だが全くダメな茂木をスタメンから下ろして小深田を2番に復帰させるがどうでしょうか。1番西川さすがにそろそろ考える時期だよね。

ポイント

1回裏

二死から浅村がよく見て粘って四球。島内がこちらは相変わらずの身体泳ぎの腰が粘って右線二塁打。23塁でさあ5番に我慢で起用のマルちゃんだが全くタイミングが合わず。HRあるんで5番起用でしょうがちょっと確率低すぎる感じ。繋ぐ4番島内が当たっているだけに5-6番もよく考えていかないと得点力上がらないね。貧打なんだから少ないチャンスをものにしないといけない。よろしくないいつもの得点できないパターンイメージが脳裏をよぎる。

つづく2回表にバファローズは全く同じ二死23塁で9番韋駄天当たってない佐野に回り凡退。似たようなチーム状況を象徴するかのような展開。2回裏もイーグルスはチャンスを逸する拙攻。

4回裏

やっと思いきり振り切れるようになった辰巳の右前打などで無死満塁のチャンスを迎える。炭谷の中ライナーが正面を突く当たりが試合展開の妙かな。こういうの勝てないんだよねえなどと話していたら武藤、西川連続三振で何とゼロ!歴史を紐解いてもや連勝ストップから負けが混んできて焦り不安モードは更なる連敗ムードを作り出すんだよね。おいしいはずのビアまずっ。

8回裏

前の打席で「ノってきたところの三振」で調子を崩す辰巳がラッキーな内野安打。ピドルは連携練習してないんでしょう。一死12塁で大地二ゴロ、炭谷三振でやっぱり好機を生かせず。大地は重症で打率は1割台へ。この後の守備ではマルに変わった一塁でファインプレーを魅せているから身体は切れているし打撃だけの問題だね。茂木の0割台と共に死に体桐蔭コンビ。で0-1負けは試合展開的にはイマイチ盛り上がりに欠ける試合でしたが、個人的な状態チェックはかなりよくできたので今日はキーパーソン複数で短報。

キーパーソンのステイタスチェック

にしかわはるき 6

シーズン当初は出来すぎとしても、現在はよほどラッキーなタイミングでないとまず打てない状況である。最悪なポイントはもともとそうゆう悪い癖があるのだが、軸が明らかに前に突っ込む。好調時は選球眼に優れた選手のはずが、現在の不調時はボール球に手を出して最終的にはストライクゾーンの球で三振しているケースが多くなった。ちょっとこういうのは正に立花あたりが観ているはずでアドバイスでは治らないのでしょう。2番かもしくは一時下位にした方がよい状態。2番問題もあるし島内後の56番がよいのでは?

頑張れ西川!

むとうあつき 50

走攻守そろった期待の若手で昨年から一軍帯同が多かったが、守備固めの出場ばかりでどうも打撃は信用されていなかった感がある。鋭い打撃スイングは高評価であって今年は下位打線で絶好調。それで呪われた2番に抜擢されて先輩方同様現在は不振になってきた。ボールが見えてない感じでタイミングが全く合っていない。また2軍から出直しの方が急がばファームでよさげではある。

頑張れ武藤!

すずきそら 56

大きな成長のあとを認めますよお。元々スライダーを得意球としたサウスポーだが、今年はまっすぐで押すようになった。150km超のクロスファイアは威力十分だ。そして何よりコントロールがべらぼうによくなった。手を振り切れてストライクが取れる。左でこのうわぜいでちょっとタイミングをずらすフォームも固まってきてそう簡単には打たれない。セットアッパーでもよいが本来は先発に回したい逸材だし、そろそろ出てきてくれないとタイムリミットもある。

頑張れ鈴木!

いしばしりょうた 60

昨年から出てこなかったのはなんだったんでしょうという感じの好調ぶりである。この人についてはもうただただ1点のみで腕を振り切れるかどうか。アマ時代にカウントピンチになると使っていた「置きに行く」球がプロでは少なくとも1軍では通用しないことが大分痛い目をみて分かったはずで、今年は置き球が1球もなし。先発に戻してもよいしセットアッパーか抑えでもよいような出来栄えだが、あとはメンタルの問題が残るよね。

頑張れ石橋!

おおしろこうじ バ10

昨年の酷い不振から一転、今シーズンはバファローズを引っ張る強打者になる。今日はこの人のソロ1点のみであったが、最近の打撃好調は不思議なくらいだ。HRはあまり打てないはずなのだが当たりが強いので既に2号。今年のキーパーソンに名前を連ねてきた。

すぎもとゆうたろう バ99

昨年優勝の立役者でその大活躍は周知のところで今更解説しないが、2年続くかどうかで真価を問われる年。遅ブレで残された時間はないのよね。昨年の疲労や研究された感はあり、きちんとバットを振りきれない、タイミングは外される、ボールがよくみえないなどの典型的な極度の不振ではあったが本日の最後の中前打あたりを観るとかなり改善してきたようだ。最終的にはそれなりの数字を残しそうな好調ぶりをアピール。この人が上がってくるとバファローズはやはり優勝候補だよね。