当院では、2022年9月30日よりマイナンバーカードの受付(マイナ受付)を開始し、マイナンバーカードが保険証として利用できるようになりました。

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当院では、2022年9月30日よりマイナンバーカードの受付(マイナ受付)を開始し、マイナンバーカードが保険証として利用できるようになりました。

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今日も野球観戦日和の仙台は、イーグルスにとっては負けられない一戦。そしてマリンズの先発は苦手の左腕小島だ。今年は勝ち星には恵まれておらずここまで3勝どまりだが防御率はまあまあのところでどちらかというと援護に恵まれない試合が続いている。イーグルス先発は岸。今年は結果的には先発投手陣の中で最もローテを死守してきたベテランは、最近やはり投球内容の割には合わない試合が多いのでここまで7勝。負け星が上回ってしまった。投手戦というかやはり貧打戦か。まずは先取点を取った方が絶対有利だがどうだろう。
ポイント
3回裏
先頭岡島が四球で無死1塁。その後山崎がチーム初安打となる投手強襲の内安打、小深田四球と続き二死満塁となる。やはりなかなか安打が出ないねえと思う中で四球2つで相手にいただいたようなチャンス。そしてイーグルスでは最も得点力のある浅村、島内と続くラインアップで是非先制点を取る、いや取らないといけない場面だが浅村三塁ゴロで万事休す。ここで得点するかしないかでその後の流れに大きな違いがありそうな場面であったが果たして、、、
4回表
先頭の荻野が四球で無死1塁。前の回と同じような展開になる。一死後中村奨の球に逆らわない右前打で一死13塁。この辺りの中村のしぶとさがマリンズに流れを呼ぶケースは過去に幾度となく観てきているので、よろしくないなあと思いきや次打者山口があっさり左犠打。そうなるとマリンズ打線が活性化されていくのがよく分かる。次打者井上中前打、続くイーグルス戦で相性のよい安田が右前適時打と更なる追加点を取られてしまう。岸はよいテンポでまとめていたのだが時々相手のペースに巻き込まれて連打を喰らうケースがあることを思い出した。さてさて流れがすっかりマリンズに持っていかれた感があるがどうするかだ。まだ2点差。
7回表
そのまま両投手快投で早いテンポのまま終盤へ入る。先頭の井上が久しぶりの快音を響かせ中前打で無死1塁。ここは大事な場面になりそうと思っていたところ次打者安田の左中間の大飛球を何とセンター辰巳が後ろを向いた状態から後ろ斜めへ手を伸ばしスーパーキャッチ。すぐに返球したのまで含めてビックプレーがでる。これで流れが変わらないようだとイーグルス勝てないよお。
8回裏
7回裏ちょっとしたイーグルスの拙攻があり、マリンズの流れになるかと思ったこの回好投続けていた小島から唐川に投手交代。すると先頭の代打渡辺佳明が得意の流し打ち左前打。一死後山崎がしぶとく右線にポトっと落ちる2塁打で一死23塁。ここで次打者小深田得意の低めスライダーをがっつり叩いて逆転3ラン。そのままイーグルス逆転勝ちで何とかまだペナント行けるかも。今日は試合の流れを勉強する好ゲームでした。
キーパーソン 1 まつい ゆうき
言うを俟たないイーグルスの守護神。一度先発に戻ろうとしたが、自身がやはり抑え向きなことを再認識させられる。また他にクローザーが確立しなかったことにより再度イーグルスゴール前に立つことになった。その後元々松井劇場と言われた三振か四球かという一人相撲は時々垣間見られることがあるが、以前に比べると激減して安定感が増したことは間違いない。球の出所が見えないフォームから繰り出す150km超のまっすぐに加え、スライダー、チェンジアップ、フォークなど球種は多彩で普通の調子であれば1イニングで打たれることはまずない左腕投手。シーズンに2-3球くらいポカ球があるかどうか。現状ではもはや日本を代表する抑えであろうことは確かだ。ただこれ以上の長きにわたり一級品のクローザーをやり続けた人はスワローズ高津やドラゴンズ岩瀬くらいでそろそろ壊れるのではないかということを不安視している。でもイーグルスの守護神はやっぱり貴方だ。
がんばれ!松井
ペナレー肝の8月ダービーは今日で終わり。でもって全く混戦変わりない訳でこれは9月が楽しくなりそうなパリーグ。主戦のフィジカル管理が重要になってくるのだが特に投手陣がきちんと今まで通りの仕事をするかどうかがカギとなる。バファローズは打線ではらおう不在は痛いのだが中川、吉田が好調維持し、投手陣は山本を中心にまとまっているのでこれからはそう連敗はしないように想われる。一方迎え撃つイーグルスは、先発陣のスタミナ切れが顕著で若手が伸びてこないとコマ不足。一軍で投げれる投手数は相当いるので誰が先発適正性が高いか石井監督の見極めが重要でしょうね。打線は底抜けした感はあり、好調島内に浅村がもういっちょ上がってくることを期待したい。銀次がコロナ感染以来不調だし一発のあるCマーク茂木がベンスタではどうも得点力が上がらない。外国人が戻ってきつつあるのでそちらは是非とも長打を増やしてほしいところだ。
ポイント
1回裏
バファローズ先発は既にイーグルスキラーを拝命した田嶋だが、一死1塁から浅村が絶好調時を思わせるそしてAJの姿がかぶる伸びる低いライナーでの左中間上段への2点本塁打。後で確認するとテレビカメラが打球を追えないくらい伸びているのにはびっくりだ。大体先発田嶋に対して先取点は史上初めてでは?これは辛島に大きなプレゼントだ。
2回表
ところが辛島がどうも冴えない。ラ王の替わりの5番一塁手にした頓宮がすかさず同点2点本塁打を放つ。もともとパンチ力があることで定評があったが長距離打者なんだねこの人。今後は内野手かな。アウトローの変化球を軽く打った感じでフェンス越えだ。辛島はコントロールミスがないのでよほど球の切れがないのか。やはりシーズン通して好調は維持できないところが辛いね。今後先発は考えものだ。しかしその後の一死3塁は辛島自らの好フィルディングでダブルプレーを取り大崩れは防く。この辺りが好感度アップなんだよね。
2回裏
辛島好守の流れからすかさずイーグルスは反撃に出て連打で1点もぎ取ると、送りバントからの一死23塁にする。これは大量得点のチャンスと思いきやその後の西川、小深田の上位打線が沈黙。どうも得点力の無さをみせつけられた感じがして嫌な展開だ。
3回表
先程のイーグルスの攻撃のまさしく裏のような攻撃。無死2塁から送りで一死3塁となり、バレラの右前適時打で1点までは同じような流れではあったが、その後吉田が右前打でつなぎ、二死12塁からまた頓宮の3ラン。今度は初球真ん中スライダーを思いっきり叩いた感じ、振れてるのだから当たり前で初球はインハイまっすぐボール球から入ってほしいなあ。この序盤で今日の試合はほぼほぼ決まりって感じです。
キーパーソン 26 すみたに ぎんじろう
第二のぎんじことぎんじろう。現在第三まで出てきた。捕手問題を抱えるイーグルスとしてはどうしても欲しかったインサイドワークに定評のある捕手であった。昨年から観ているとどうも特定の投手には向かないようだ。特定とは現在特定中ではあるが、まっすぐで押したい人、あるいはまっすぐ中心にしたい人といった表現になりそう。変化球の組み立ては上手いのであろうが、イーグルスはどちらかというとまっすぐを有効に使いたい投手が多いし、あまり変化球主体だと気持ちの面で逃げ腰にならないだろうかと心配になる。評価できるのは好機に強い打撃と二塁への送球か。上述の相性の問題があるのだろうし以前より前発試合が続くと休むのだが、もう少し先発で出る試合が増えたら彼の持ち味をもっと発揮できるのではと想うのである。
がんばれ!炭谷
蒸し暑い日が続いていたが、今日はからっとした陽気で試合開始時気温は既に下がってきて25度程度。観戦日和が続いている。イーグルス先発はサンデー藤平。最近はいわゆるショートスターター起用で好投し80球を目途に降板するのだが、もともと先発完投型でありそろそろ100球になるのではないか。対するマリンズ先発は小島でまたまた苦手左腕だ。結局打線が課題ではあるのだが、昨日フォームがおかしい松井も気になるところ。近頃セットアッパーが固定されていないだけに後半もつれる可能性がある。
ポイント
4回裏
やはり予想通りの投手戦というか貧打戦。一死1塁で島内の打球は得意の定型左への流し打ちライナー。三塁手安田が右へダイビングキャッチで会場が大いに沸くが、こういうのはいつもどうだろうと思う。場面としてはダブルプレー体制の中間守備。どういうデータがマリンズに入っているのか、それとも安田個人の判断か不明だが元々の安田の守備位置が左線に近すぎるんですよ。しかもダブルプレー狙いで遊撃手は二塁に寄るし、左打者だから更に右だ。過去のデータから島内の定型は左線上はほぼないんですね。全て三塁手定位置をまっすぐ超える当たりかやや右つまり三遊間のライナーが圧倒的に多い。こんなの現代野球ではデータがあってシフト決めるのは常識の常識で何で?こんなに左なのか首をかしげる。もう一歩余り右に居ればダイビングは不要、したがってファインプレーにならないでちょっと横に行って捕球するくらいの普通のプレーだ。外野守備でも時々言うが出足が悪く、足が遅い野手ほどダイビングキャッチになりファインプレー扱いであるが、福本豊ならゆっくり普通に構えて捕球しているはずだと思うことが多々ある。まあ今日のように盛り上がりに欠ける試合内容ではたまにはよいかもしれないが、玄人はみんな気づいているつまらない凡プレーだ。
5回裏
先頭のオコエが中前打。次打者大地がここで送りバント。最近極端なバントの連続はなくなったようだし、0-0で小島を打ちあぐねている状態ではバントはありかなとしぶしぶながら納得、でも走者オコエだしスチールがよいのではなどと思慮していたら、その後小深田の適時二塁打が出てまずベンチの狙い通り先取点。作戦勝ちだ。それにしても茂木は左投手全く打てなくなった。長距離打者が少ないイーグルスでは必要な存在で、8番打ってる場合ではないでしょう、キャップ。
7回表
藤平はやはり80球降板であったが今日は勝ち投手の権利を得てるからよかったね。本拠地初勝利になることだし。さてこの回先頭の山口が四球で歩くとマリンズベンチはすかさず代走和田を送る。次打者初球にすかさず盗塁を試みる積極策がアウトになり万事休す。今日はイーグルスのバント策の勝ちとなったが、私はプロ野球を観に来ているのだからマリンズのような積極作戦でワクワクドキドキしたいと思う。
9回裏
結局ゼロ封リレーでクローザー松井へ繋ぐ投手リレー。昨日のフィジカルが妙に気になっていたが今日は全て修正されていて元の出玉が見えない松井に戻っていた。身体切れていて昨日はまっすぐ最速146kmにとどまったが今日は152kmまであり、これは打者は打てないね。結果1安打完封となる。次回は藤平もっと投げてよいのではないかな。
キーパーソン 27 おかじま たけろう
昨年見事なカムバックでレギュラーを再奪取。しかしながら今年はキャンプで原因非公表の体調不良になりその後しばらく練習にも姿を出さず。大分出遅れて戦列に復帰するがなかなか調子が上がらず、7月になって昨年のストライクだけを狙って打つ(本来当たり前だ)のを思い出したかヒットを増やしてきた。最近はほぼ5番右翼に固定されている。本来なら俊足を生かして12番を打ってもうすこし盗塁を増やしてほしいのだが、荷が重いかもね。
しかしそうすると彼の売りは打撃だけしかも打率以外数字でアピールできなくなるのでちょっと苦しい。イーグルスの外野はレギュラー争い激しいし、同じようなタイプの打者が多いため当たらなくなるとすぐベンチになる。やはり老け込むにはまだ早いから持ち味である好走とチャンスに強い打撃を披露して欲しい。そうそうマリンズの中村奨吾のように。
がんばれ!岡島
厳しい残暑が続く仙台だが、夜は大分涼しい感じでナイターには丁度良いくらい。他の球場では味わえないくらい快適な環境である。昨日負けで相変わらず3連戦の初戦が獲れないので今日明日は負けられないプレスが続くなか、田中が先発。最近はコントロール重視のあまりかワイルドな投球がみられず球に勢いがなく連打される場面が多い。そしてマリンズ先発はロメロでまた左腕だ。打てない打線は少し改善方向だが・・・。
ポイント
嫌な予想通り5回までロメロにノーノ―のイーグルス打線。田中は落ちついた投球で零封。ロメロをどう打ち崩すかがカギになりそうだ。
6回表
0-0で迎えた6回、最近当たりのあるマリンズ4番山口が先頭で中前打。次打者佐藤は送りバントだが何を焦ったか田中が野選、無死12塁で更に続く岡がバントをすると何と大地が連続で野選。更にそれが悪送球となり初得点を許す。こんなの観たことがない。その後安田の犠打で2点目。今日のロメロの出来からは、もはや試合終了、つみ!の様な雰囲気に球場全体が包まれる。
6回裏
ところがだ。小深田がついに右前に初安打。しかも次打者大地の初球にすかさず盗塁と積極的な攻撃を仕掛ける。大地が名誉挽回の連続右前打で小深田は本塁帰還。あっという間に二人で得点は素晴らしいし、相手はひどく動揺するよね。昨年までのイーグルスにはまずあり得ない光景だ。この辺りは西川の加入効果が絶大で小深田個人は今季盗塁17個と絶好調だ。そして浅村が気合の左線二塁打。ここでマリンズ名手茶谷が送球で球が手につかず?思いっきり悪送球。あっという間に同点になる。なおも無死3塁で4番島内が彼らしいチャンスを逃さない打棒を魅せつける。打った瞬間にHRという当たりで計4得点に。更に更に二死後からオコエの彼らしくない喰らいつくような左前打。明らかに狼狽えるマリンズはバッテリーエラーでオコエは二塁へ進む。続く渡辺佳明が低いボール球にこれも喰らいつくようなしぶとい中前打。レービーでクロスプレーになるがオコエはスピードの落ちないスライディングで見事なホームイン。この回一挙5点で試合がひっくり返る。絵にかいたような理想的な攻撃をみせて試合を決定づける。
9回表
イーグルスは定説通り守護神松井を送る。しかし身体の切れが悪く全て上体が開いた投球。彼の一番の持ち味である球の出所が分からない投球が分かってしまう投球になっている。よほど疲労が蓄積しているのかもしれない。しかしマリンズ打線は三者凡退でゲームセット。明日以降の課題は松井かも。
キーパーソン 4 おこえ るい
もう再起不能ではないかという昨年の負傷から見事というか、相変わらず気にしていないというか本日初スタメンで初安打。これも相変わらずだが球を引き付けて打つことができないのが彼の最大の難点で、どうしても打点が前で安打がでにくいのであるが今日は気合の初安打と華麗な走塁を披露した。このままスタメン定着するようなら攻撃に勢いがでるが、今まではこのまま続かないのがおこえである。今年はどうか。もう後がないことは流石に本人も分かっていて、厳しいイーグルスの外野手争いに入ってくれれば優勝の二文字が見えてくるかも。
頑張れ、オコエ!
基本情報
則本昂大 のりもとたかひろ K-
1990年12月17日生 31歳
身長178cm 体重82kg 公表
投手 右投左打
| 2012年 | 三重中京大学からイーグルスがドラフト2位指名、入団。 |
|---|---|
| 2013年 | 田中将大などがいる中、新人で開幕投手になる。この年は15勝を挙げイーグルスのパリーグ優勝に貢献。日本シリーズでは新人ながら第1戦で先発するなどイーグルス初の日本一に大きく貢献し、パリーグ新人王獲得。 |
| 2016年 | 4年連続開幕投手を務める。 |
| 2017年 | 8試合連続2桁奪三振のNBP記録を樹立。 |
| 2018年 | 5年連続奪三振王となるが、右肘を痛めてオフに手術。イーグルスと7年契約し生涯楽天宣言。 |
| 2022年 | 自身7回目の開幕投手を務める。 |
高校時代は甲子園出場などの経歴はなし。大学は三重中京大学で正直野球の名門とは言えない大学に入りエースとして活躍、三重学生リーグ時代からその剛速球をもって「三重中京に則本あり」と言われていた。リーグ通算成績は33勝0敗防御率0.56と圧倒的なものであった。因みに同大学は則本の卒業とともに閉校となる。つまりアマ時代はほとんど表舞台に出てこない投手であった。ドラ2指名は則本の実力を正しく評価していない縮図であろう。しかし入団して間もなく当時の星野仙一監督が目を付け1軍帯同はおろか2月キャンプ中に「開幕投手は則本だ!」と言い放つ事件?が起きる。全国的にはまだ無名の則本をあの星野が指名するのだから世間は驚いた。そしてその言葉通り開幕投手になり、惜しくも敗戦投手になるがその年見事15勝をあげイーグルス優勝の立役者の一人となったのは皆の知るところだ。
さて則本についてはどんな投手かと訊かれて答えられないイーグルスファンはいないはずだ。打者に対して強い闘志を全面に出したまっすぐ主体の投球スタイルは強くファンを魅了する。そしてたとえ球数が多くなろうとも三振にこだわるダンディズム。意識して三振を奪う投球は無駄があることは百も承知でしかしながら本人、ファンは勿論同チームの選手だけでなく相手チームまで、果ては監督を含めた首脳陣までその美しさは深く陶酔させるものを持っている。平成の奪三振王は彼なのである。ここで則本の今までの成績を振り返ろう。

数字的にやはり目にして一番気になるのは、2019年に2桁勝利が途切れたところ。この年は右肘の手術の影響でキャリア最低の12試合5勝に終わっている。数字に著明に出たのはその通りだが、実はきちんと生で観戦していると気づくことがある。その前年までつまり2014-2018年まで5年連続奪三振王であったことは印象が強いファンが多いであろうが、ちょっとニッチな数字、三振奪取数/被本塁打数比を観てみよう。これは一般に三振を多く獲る投手はいわゆるポカ球、好投していても突然HRを打たれることはよくあるものでそれで調子ががくっと崩れたりする。則本は結構典型的で好投していてもポカっと一発打たれるなあという試合が多い。そこでこの数値。勿論値が高い方がポカ球が少なく三振が獲れる投手ということで評価がよい。2014年以降で列記すると14.6→15.3→18.1→20.2→10.3→9.6→8.1→8.4となる。この数値は様々なバイアスがあり単変量解析だけでは事実と異なる可能性があることは百も承知で言えばほぼ私の観戦した時のイメージと合致している。つまり5勝に甘んじる2019年の前年2018年、5年連続の奪三振王を獲得した年から半減していることに気づく。よく数字を観ると奪三振数は187で多いが被本塁打数も18と最多であるので、ということはいかにポカ球が多くなったか分かるだろう。その後一桁に低下し続けるので近年のイメージはHRを打たれる投手になったということだ。とても哀しい結果だが受け入れざるを得ない。
でも、である。まっすぐで勝負が出来て三振が獲れるかっこいい投手、文頭の略歴から分かる通りイーグルスの球団史でエースと言われた岩隈や田中将大と比較して十分勝っている数字である。特に開幕投手選出回数と奪三振王については他の追随を許さずで、最高のエースと言える。プロの投手なのだから、凡人にはマネ出来ない観客を魅了する投球が絶対条件であり奪三振王則本はプロ的な投手なのである。プロなのだから視た感じも大切で前述の岩隈、田中は身長がそれぞれ公表191cm、188cmとエースにふさわしい体格なのに対して、則本は公表178cm、一般人と比較すると大きいがプロアスリートしかもエースとなれば小さい。因みに私の記憶では以前公表176cmと私と同じであったように想う。そしていつも観戦していて私よりやや小さいのではないかという感覚があるが未確認情報ですみません。それでも奪三振王なのである。そこに則本の凄さが凝縮されているようである。
今年の投球を観ていると、あるいは発言からは三振にこだわる姿勢は感じられなくなったし、上表では14試合登板で奪三振66だから以前の年から比較するとその倍くらいが年間奪三振数つまり132程度という平凡な数字になってしまう。願いわく「それでも三振にこだわって欲しい」のだよ。実際に三振獲れなくても獲りに行くのだという則本の打者に向かっていく投球に私たちファンは絶対的に惹かれるのである。則本の心中には彼が以前むき出しにしていた本能の炎がまだめらめらと燃えているのではないかと期待してしまうのは私だけではないはずだ。
さあ後半戦に入り、1勝1敗で向かえたファイターズ戦。ここで勝ち越しできないようだとかなり苦しい。夏スタで週末ナイター開催になり、本日は天気よく子供たちが多数来場している中でのホーム戦。大事な試合になるが、イーグルス先発藤平は前回尻上がりによくなっていたが80球制限?で4回降板。今日は100球投げて勝ち星が欲しいところだが、満員のスタジアムで本拠地未勝利の右腕には少し荷が重いように思う。打線はサウスポー根本が先発でやはり左投手攻略が試合のキーになる。
ポイント
3回表
中島が絶妙なセーフティーからスチールと足で藤平を揺さぶってきたのに負けたのか、万波に四球を与え、一死12塁。続く清宮の当たりは右中間をゴロで破っていくが、打球は遅く普通は右翼がフェンス手前で捕れたのでは?という岡島のスロープレーで三塁打になる。次打者は近藤で巧く犠打を放たれ3点を失う。この辺りが藤平ついていないというか勝てない要因になってしまう。
6回表
前回の藤平降板の後もそうだったが、この試合は何故か60球で降板し、二番手安楽が大不調。投球練習からして大分手前にバウンドする投球などがあり駄目そうであった。最近の安楽は好不調の波がとても激しい。これでは交代する意味がなくなるもしくは二番手きちんとブルペンで見極めてないの?と不思議に思う。藤平があまりにも可哀そうだ。安楽は徐々に調子を取り戻した感じであったが3連打と犠打であっという間に1対5だ。今日負けたら大変だよと不安が脳裏をよぎる。
7回裏
6回裏にすかさず1点返したところがいつもと違うなと思っていたが、この回今日は振れている岡島の擦ったような左中間の当たりがフェンス越え。更に続く代打田中貴也の振り逃げでファイターズは宮西に投手交代。近年のイーグルスの特徴の一つが一線級の投手からはからっきし打てないが1.5軍のような投手からはがつがつ打ちますよっということで浅村の右前打、島内の三塁打へとぼこぼこ打線となる。まあこの三塁打は左翼今川のファンブルが原因ですが。久しぶりのホームでの打線大爆発で球場は大声援!ファイターズはBBの考え方がそうなんでしょうけど左投手のオンパレードでこの後北浦までつぎ込むが意味なし。この辺りが1軍の選手層がとても薄い感じがする。守備が乱れてきて悪送球が多くなり結局6点のビックイニングになる。だからバントやめようよ、石井さんあれっ、真喜志さんが犯人かなとけいくん。8回裏も望月から2点ゲット。いつもこの調子ならとっくに独走態勢に入っているのだけど。
キーパーソン 46 ふじひらしょうま
昨年は1軍登板なしで、近年はすっかり2軍定着した感がある。ドラ1での1年目は凄く期待させる投手でそのまま10年以上ローテ入りかと言われたほどだ。何しろ高校時代から四球がない。まっすぐは150kmをゆうに超えてスライダーのコントロールがよく苦労しないでストライクが稼げる。その後故障を経てフォームを2段モーションを強くした感じに修正されてからコントロールが定まらなくなる。昔の有銘みたいに頭が揺れて打者を翻弄するどころか自分がフォーム矯正にしてやられた感じだ。今年は開幕からリリーフでの1軍登板があり、先週からサンデー藤平として再デビュー。スムーズな止まりのないフォームにして球数制限の中よく投げているが四球ぐせがついてしまいそこから得点を許すパターンから抜け出せずだ。以前のようにストライクゾーン内で勝負できれば二桁狙える投手ではある。
頑張れ!藤平
記録的な大雨から一夜今日は綺麗な夏晴れになった。蒸し暑いが球場観客席はとても心地よい風が吹いていて非常に快適だ。イーグルスは絶不調からやや立ち直りつつあるのか、湿った打線が少しずつだが快音が響いてきたか。前半戦最後のホーム3連戦で7カードぶり!となる勝ち越しなるか、オールスター戦とその裏休みで気分一掃その後巻き返しに転じることができるか今日はかなり重要な運命の別れ時となる試合だ。オールスター期間は実はペナントレースに大きな影響を与えることが多いのは有名な話で、古くは赤ヘル快進撃、最近ではホークス後半独走などが強い印象がある。さてさて大事な試合だがイーグルス先発は久しぶりの藤平で果たして大丈夫か。対するバファローズは振れている中川、戻ってきた吉田、やはり怖いらおうの打線の主軸がたいそう魅力的で、キーパーソンはやはりらおうであろう。最近は昨年の好調時を思わせる大きな当たりが出るようになった。イーグルスは杉本要注意だ。
ポイント
2回表
比較的立ち上がりに苦しむことが多い藤平だが1回を無難に切り抜けた。迎える2回は吉田にビビり敬遠気味とも言える四球。らおうは甘い高め真っすぐを打ち損じて右飛で済んだが、その後まっすぐの制球が悪く四球2つでノーヒット二死満塁だ。当たっていない頓宮は三塁ゴロに打ち取って何とか抑えたが最近は四球で崩れるようになった。高校生時代から新人デビューの頃までは四球がほとんどない投手で売っていたのにフォーム改造してから特にまっすぐが高くなったし、スライダーが決まらない。今日は二段モーション気味のフォームからスムーズなワインドアップに変化していたが制球は変わりなく定まらずという感じだ。
3回裏
浅村が右前に運び無死1塁から4番島内が送りバント。2-1で序盤に目下チーム首位打者で4番に送りは流石に?マークだ。けいくんはサインではなく島内自身の判断ではという。そうかもしれないが島内の判断だとしてもやはり?だ。セーフティーの要素は全くなし。そして予想通りか続く大地が右前適時打と思ったが二塁走者浅村は3塁ストップだ。この辺りがちぐはぐで完全アウトのタイミングでなければバントしたのなら突っ込みだと突っ込みたくなる。そして一死13塁からたけろうまさかとは思ったがスクイズ失敗。そして結局この回無得点で終了。たけろうは送りも失敗率が高いんだよね。いくら外国人投手だからと言っても一死13塁を2バントで得点できずはやはりプロらしくない焦りとしかいいようがない。
5回表
徐々によくなってきていた4回1失点の藤平を81球でまさかの交代。この辺りもよく分からない采配。もしかして藤平は肩か肘に問題があるので球数制限があるのかもしれないが、だったら特にこの試合で先発はさせない方がよかったのでは?そしてその交代が裏目に出て2失点で逆転を許すことになる。こういうことしていると運に見放されるとよく鶴岡さんあたりが言っていたのを想起するね。やはり勝てないのかイーグルス。
5回裏
一死1塁で走者浅村が盗塁。完全にモーションスチールだが島内にバントするなよと言っているように聞こえた。イーグルスの立て直しの要因1つは大地の復調が大きいね。この日は4-4で全打席で出塁。力まない軸回転のスイングが戻ってきた。続く岡島右前打で2塁走者島内が杉本のレービーに捕まる。杉本は大地の右前打でファンブルしていたが見事な結果で取り戻してしまう。しかしながら今日はバファローズもちぐはくでその後二死23塁で暴投あり追加点を献上することに。
6回表には岡島が右直から二塁へレービーでダブルプレーというのもあり、後半はバファローズからツキは離れたようでイーグルス久しぶりの同カード勝ち越し!打線に少しずつ活気が戻ってきたことでよしとしよう。
キーパーソン 34 やまざきつよし
今年は既述の通り西川さまさま時期に完全に落とし穴に嵌り、その後レギュラーから外れることが多かった。最近は打撃に復調の兆しが見られることと、こぶちゃんの遊撃の守備がどうも問題が多いことより出場機会が増えるであろうと予想される。ただ本来のフルスイングは完全復活には至らず、今後は思いっきりの良さを取り戻してイーグルス後半巻き返しのラッキーボーイになってほしい。打てなくて悩んでいただろうがこれまでファーム調整は一度もなく監督は必要メンバーとして常にベンチ入りさせていたし、やれることをやろう精神があってヒットが現在まで14本しかないのに盗塁10は素晴らしい。個人的には西川とともに上位打線で1番山崎2番西川が理想であり長打力のあるスピードコンビで走りまくってほしいものだ。彼が戻ってきたらイーグルス必ずや復活だ。
頑張れ、山﨑!

2022年9月22日(木)ウェスティンホテル仙台にて、IBDについてのカンファレンスを開催致します。
JR仙台病院 内視鏡センター長の横山大先生、ひだ胃腸内視鏡クリニック院長の樋田信幸先生が演者としてご出席されます。
横山大先生
「UC患者におけるステロイド治療最適化について」
樋田信幸先生
「外来で見る難治性UCの病態と診療」
私は、座長を務めさせていただきます。是非、有意義な会にしたいと思っております。
感染状況に応じてハイブリット開催に変更する可能性がございますので、ご承知おきくださいますようお願い致します。
少し戻り梅雨の仙台だったが、本日は真夏の天候で30度越え。16時から試合開始でちょうどよい気温になりそれはよいがイーグルスは絶不調と言ってよい。本日は早川-興座の両先発で2週間前の再現対決。そろそろイーグルス打線爆発の気配はあるが、外野を左から島内-西川-岡島でスタート。この外野陣は少し危険な匂いがするのだが。
ポイント
1回表
また山川にやられる。コース的にはかなり低めのスライダーだがボールに切れがないのか簡単に左線に運ばれて二塁打。島内からの送球が遅れる間に一塁走者森が一気に本塁生還。ライオンズは以前より外野が甘い場合は長打で走者が積極的に次の塁を狙うのは有名な伝統だ。昔々日本シリーズでクロマティ―が怠慢送球している間に走者が一気にホームインした場面は物議を醸した。おんなじですね、元ライオンズの石井さん。そして次打者外崎に外角の変化球をいとも簡単に左翼席まで運ばれる。立ち上がりの速攻というより早川不調とみる。その後またもや山川にHR浴びるなど5回6失点となる。
5回裏
西川の二塁ゴロを名手外崎が悪送球。西川の足を恐れてのこと、この辺りは昨年にないメリットで西川畏るべしだ。その後がツキがないのもあるが小深田以前から指摘のコツンミートなのでショートライナーを好守され、浅村まで同様の振り切らない煮え切らない打ちからで三塁直。島内珍しく見逃し三振と続いて得点できず。強く振り切って!お願い!
6回裏
二死から大地が四球を選び、茂木が二塁打で23塁となり再びチャンス到来。今日の収穫は茂木でやっと本来のフルスイングが威力を増してきた。4-4で2本塁打はこの貧打線において今後上位打線に入れるしかないでしょう。打席には炭谷に代打田中貴也。どうして?捕手だから捕手の代打を考えているのだろうが、既に4点差このチャンスをものにする気概があるなら代打は他にもいっぱいいて川島、山崎、内田、武藤、辰己他が残っている。田中は思い切りよい打撃をするがここはプレスをかける意味でも実績ある野手を代打に送るのが普通でしょう。案の定代打田中を観てからライオンズはマウンドに左の公文を送る。これだと代打の代打で右打者出すのが躊躇われるよ。その辺りをライオンズに見透かされてるわ、実践の前に既に勝てない感が漂う。
9回裏
7回裏8回裏と続けて好機に主軸浅村、銀次がダブルプレーで得点ゼロが続く。続く最終回先頭茂木がHRで意気が上がる中、二死23塁まで攻めるも島内左飛に倒れる。ここも中軸が打てず、これだと勝てないなあ。今日は11安打でやっと二桁かと思ったが好機を潰す拙攻でこのままではBクラスどころかファイターズと最下位争いが目に浮かぶようだ。
キーパーソン 54 わだ れん
ジャイアンツで将来の4番打者といわれた長距離砲だが、何故かイーグルスへ移籍してきて早3年経過。初年度打てないし守れないことが発覚しその後1軍での出場機会がほぼ無かったが相変わらず2軍での活躍は将来を期待させる。今年はオープン戦でHR連発して大活躍、オープン戦だからねえと言われたが、少しは打ちそうな気配はあり開幕レギュラーの座を勝ち取ると何と無安打で2軍落ち。そしてその後はやはり2軍で大活躍の正に1.75軍長距離砲。守備がほぼ出来ないことを考えるとちょっと将来的には厳しいと思う一方でHRが打てる打者としては魅力があり捨てられないかもね。20本くらい1軍で打てたらすぐにでも4番なんだけど何が足りないのだろう。
頑張れ、和田!