2022年12月28日(水)~2023年1月4日(水)迄 お休みをいただきます。
なお、1月5日(木)は、通常通り8時30分から診療を行います。
ご不便をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。
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当院からのお知らせです。
2022年12月28日(水)~2023年1月4日(水)迄 お休みをいただきます。
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泣いても笑っても本日イーグルス最終戦。イーグルスは既に4位確定。これには様々な感想や意見、更には罵声までありこの数日はその集積を束ねるのに忙しかったくらいだ。今年のイーグルス総括については別の機会に譲るが、春先の出来過ぎとはいえ貯金18から借金生活になるとは・・・後半の失速はある程度想定されていたもののせめてAクラスにいてくれないとお話にならない。おっと愚痴が増える前に対するバファローズに言及すると、これまた微妙な立ち位置で本日ホークスが負けてかつバファローズが勝つと逆転優勝となるのだ。イーグルスとしてはこのモチベーションの圧倒的量的違いをどうやって勝利に結びつけるか。先発はイーグルスの精神的支柱である田中将大。田中はこの最終戦で10勝目を勝ちとるという気合はあるでしょうし、他のメンバーは田中を見て戦意を持ち上げていくしかないでしょう。本拠地での敵軍胴上げは避けたいところだ。私個人的には敵軍胴上げを生で観たことがないのでそれでもよい気持ちになっているが果たして結果はどうか。
ポイント
2回裏
田中将大は3回までパーフェクトピッチング。それに対しイーグルスはというとまずイーグルスに移籍後初めて6番に入った炭谷が一死後左翼線二塁打。苦手バファローズ先発の田嶋をほとんど唯一人と言ってよい打ち込んでいる打者だ。でも私が打線をいじるなら思い切って2番か3番の上位に持ってくる。6番では中途半端な位置で、イーグルス貧打線ではその周辺打者が続かないよ。ただこの回は続く7番ギッテンスが四球を選ぶ。この辺がこの人日本向きかなと思わせるのだが7番打つ外国人打者は既に失格です。そして全く当たっていない茂木、この数試合恐らく調子が上がっていると首脳陣がみている田中和が凡退。ほらね、続かない下位打線。尤も上位打線もあまり続くことはなかった今年であった。
4回表
先頭の福田がチーム初の中前打。宗が送って一死2塁で中軸を迎える。中川三塁ゴロで二死3塁で迎える主砲吉田を申告敬遠。もう変なくらい打っちゃう超人吉田はまともに勝負しないのが鉄則だ。バファローズは5番に長打力のあるらおうが不在なのが今年の弱点で、今日は5番に西野を入れているが長打力なしで吉田勝負はなくなってしまう。そうするとこの展開で中川独り頼みになってしまう。中川は確かに今年一皮むけた感があるがこのチームは中川、吉田、らおうとクリンアップが出そろうと非常に強い。ここでは西野は運もなく一塁へのライナーに倒れるがこの辺りはイーグルスに流れが来ているとみたい。
4回裏
そして迎えたその裏。島内、辰己の連続安打で無死12塁。次打者キーになる炭谷だがここはバファローズバッテリー勝負できずに四球で無死満塁だ。ギッテンスのところで比嘉に投手交代し、変則的な投げ方はギッテンス対応不可と思われたが何と内角低めのボール球を左前にはじき返し先制だ。その後も田中和の四球で再び一死満塁。これはビックイニングにしないといけないのだが小深田、渡辺佳明が凡退。2点どまりとなる。これが今後の展開に響かなければよいが。
5回表
悪い予感はすぐに的中する。前のイニングとほぼ同じ流れで無死満塁となる。ここで伏見、福田の連続適時打で3点を失うことに。ここで打線が繋がるところでバファローズが上回るのだろう。その後イーグルス打線は相変わらずの貧打の嵐で、バファローズリリーフ陣に無安打に抑えられる。そんなんじゃやはり勝てないよお。
8回表
どうしてか松井をマウンドに上げる。もう今日はスクランブルで則本や岸あたりはスタンバイで1イニングずつ投げたらファンも少しは満足するのにそういう考えはないんだよね。松井は結果的には無難に0点に抑えるもののその後の展開をどう考えているのか不明。可能性としては西口のHPとかロングリリーフを計算しているのかどうか。しかしよく分からないね。
9回表
どうしてか時々非常に不安定な安楽をマウンドに送る。そして不安通り追加点を取られてイーグルスファンに絶望をもたらすことになる。結局今年は石井さんの迷采配にしてやられたね。
キーパーソン 99 いしい かずひさ
2年間見続けてきて結局この人の監督としての采配自体は簡単に言うと結構ぶれぶれである。思い込みは激しいようで、このピッチャーはダメと思ったらよほどでないと覆らないし、先発は先発、中継ぎ、抑えと決めたら柔軟に対応不可というか代えることはない。打者についても同様で西川1番と言ったらどうやっても1番でやっとシーズン終盤にそれ以外の打順に入れだした。誰かの強い進言があったのかも。辰巳は今年はもうどんなに盗塁しても打率を上げても12番はないらしく5番以下の下位のみ。バント作戦についても同様。以前に詳しく書いているからここでは省略するがどうしてかシーズン終盤はほとんどバントはなくなった。これらは思い込みであり、ぶれないように見えるのはあまり意味のないこだわりでしかない。むしろバント作戦のように何か理由なくぶれるものが多く、時々首をかしげたくなる素人でも分かるミスをする。実績重視というか怖がりというかどうしてもベテランに頼る。従って若手の育成は苦手で才能のありそうな人たちが出てきては特に悪い理由なしに2軍に戻す。だからベテランが駄目だとイコールチームが駄目になる。以上が監督の総括です。
まだがんばる?石井
10月1日からインフルエンザ予防接種を開始いたします。
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当院では、2022年9月30日よりマイナンバーカードの受付(マイナ受付)を開始し、マイナンバーカードが保険証として利用できるようになりました。
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今日も野球観戦日和の仙台は、イーグルスにとっては負けられない一戦。そしてマリンズの先発は苦手の左腕小島だ。今年は勝ち星には恵まれておらずここまで3勝どまりだが防御率はまあまあのところでどちらかというと援護に恵まれない試合が続いている。イーグルス先発は岸。今年は結果的には先発投手陣の中で最もローテを死守してきたベテランは、最近やはり投球内容の割には合わない試合が多いのでここまで7勝。負け星が上回ってしまった。投手戦というかやはり貧打戦か。まずは先取点を取った方が絶対有利だがどうだろう。
ポイント
3回裏
先頭岡島が四球で無死1塁。その後山崎がチーム初安打となる投手強襲の内安打、小深田四球と続き二死満塁となる。やはりなかなか安打が出ないねえと思う中で四球2つで相手にいただいたようなチャンス。そしてイーグルスでは最も得点力のある浅村、島内と続くラインアップで是非先制点を取る、いや取らないといけない場面だが浅村三塁ゴロで万事休す。ここで得点するかしないかでその後の流れに大きな違いがありそうな場面であったが果たして、、、
4回表
先頭の荻野が四球で無死1塁。前の回と同じような展開になる。一死後中村奨の球に逆らわない右前打で一死13塁。この辺りの中村のしぶとさがマリンズに流れを呼ぶケースは過去に幾度となく観てきているので、よろしくないなあと思いきや次打者山口があっさり左犠打。そうなるとマリンズ打線が活性化されていくのがよく分かる。次打者井上中前打、続くイーグルス戦で相性のよい安田が右前適時打と更なる追加点を取られてしまう。岸はよいテンポでまとめていたのだが時々相手のペースに巻き込まれて連打を喰らうケースがあることを思い出した。さてさて流れがすっかりマリンズに持っていかれた感があるがどうするかだ。まだ2点差。
7回表
そのまま両投手快投で早いテンポのまま終盤へ入る。先頭の井上が久しぶりの快音を響かせ中前打で無死1塁。ここは大事な場面になりそうと思っていたところ次打者安田の左中間の大飛球を何とセンター辰巳が後ろを向いた状態から後ろ斜めへ手を伸ばしスーパーキャッチ。すぐに返球したのまで含めてビックプレーがでる。これで流れが変わらないようだとイーグルス勝てないよお。
8回裏
7回裏ちょっとしたイーグルスの拙攻があり、マリンズの流れになるかと思ったこの回好投続けていた小島から唐川に投手交代。すると先頭の代打渡辺佳明が得意の流し打ち左前打。一死後山崎がしぶとく右線にポトっと落ちる2塁打で一死23塁。ここで次打者小深田得意の低めスライダーをがっつり叩いて逆転3ラン。そのままイーグルス逆転勝ちで何とかまだペナント行けるかも。今日は試合の流れを勉強する好ゲームでした。
キーパーソン 1 まつい ゆうき
言うを俟たないイーグルスの守護神。一度先発に戻ろうとしたが、自身がやはり抑え向きなことを再認識させられる。また他にクローザーが確立しなかったことにより再度イーグルスゴール前に立つことになった。その後元々松井劇場と言われた三振か四球かという一人相撲は時々垣間見られることがあるが、以前に比べると激減して安定感が増したことは間違いない。球の出所が見えないフォームから繰り出す150km超のまっすぐに加え、スライダー、チェンジアップ、フォークなど球種は多彩で普通の調子であれば1イニングで打たれることはまずない左腕投手。シーズンに2-3球くらいポカ球があるかどうか。現状ではもはや日本を代表する抑えであろうことは確かだ。ただこれ以上の長きにわたり一級品のクローザーをやり続けた人はスワローズ高津やドラゴンズ岩瀬くらいでそろそろ壊れるのではないかということを不安視している。でもイーグルスの守護神はやっぱり貴方だ。
がんばれ!松井
ペナレー肝の8月ダービーは今日で終わり。でもって全く混戦変わりない訳でこれは9月が楽しくなりそうなパリーグ。主戦のフィジカル管理が重要になってくるのだが特に投手陣がきちんと今まで通りの仕事をするかどうかがカギとなる。バファローズは打線ではらおう不在は痛いのだが中川、吉田が好調維持し、投手陣は山本を中心にまとまっているのでこれからはそう連敗はしないように想われる。一方迎え撃つイーグルスは、先発陣のスタミナ切れが顕著で若手が伸びてこないとコマ不足。一軍で投げれる投手数は相当いるので誰が先発適正性が高いか石井監督の見極めが重要でしょうね。打線は底抜けした感はあり、好調島内に浅村がもういっちょ上がってくることを期待したい。銀次がコロナ感染以来不調だし一発のあるCマーク茂木がベンスタではどうも得点力が上がらない。外国人が戻ってきつつあるのでそちらは是非とも長打を増やしてほしいところだ。
ポイント
1回裏
バファローズ先発は既にイーグルスキラーを拝命した田嶋だが、一死1塁から浅村が絶好調時を思わせるそしてAJの姿がかぶる伸びる低いライナーでの左中間上段への2点本塁打。後で確認するとテレビカメラが打球を追えないくらい伸びているのにはびっくりだ。大体先発田嶋に対して先取点は史上初めてでは?これは辛島に大きなプレゼントだ。
2回表
ところが辛島がどうも冴えない。ラ王の替わりの5番一塁手にした頓宮がすかさず同点2点本塁打を放つ。もともとパンチ力があることで定評があったが長距離打者なんだねこの人。今後は内野手かな。アウトローの変化球を軽く打った感じでフェンス越えだ。辛島はコントロールミスがないのでよほど球の切れがないのか。やはりシーズン通して好調は維持できないところが辛いね。今後先発は考えものだ。しかしその後の一死3塁は辛島自らの好フィルディングでダブルプレーを取り大崩れは防く。この辺りが好感度アップなんだよね。
2回裏
辛島好守の流れからすかさずイーグルスは反撃に出て連打で1点もぎ取ると、送りバントからの一死23塁にする。これは大量得点のチャンスと思いきやその後の西川、小深田の上位打線が沈黙。どうも得点力の無さをみせつけられた感じがして嫌な展開だ。
3回表
先程のイーグルスの攻撃のまさしく裏のような攻撃。無死2塁から送りで一死3塁となり、バレラの右前適時打で1点までは同じような流れではあったが、その後吉田が右前打でつなぎ、二死12塁からまた頓宮の3ラン。今度は初球真ん中スライダーを思いっきり叩いた感じ、振れてるのだから当たり前で初球はインハイまっすぐボール球から入ってほしいなあ。この序盤で今日の試合はほぼほぼ決まりって感じです。
キーパーソン 26 すみたに ぎんじろう
第二のぎんじことぎんじろう。現在第三まで出てきた。捕手問題を抱えるイーグルスとしてはどうしても欲しかったインサイドワークに定評のある捕手であった。昨年から観ているとどうも特定の投手には向かないようだ。特定とは現在特定中ではあるが、まっすぐで押したい人、あるいはまっすぐ中心にしたい人といった表現になりそう。変化球の組み立ては上手いのであろうが、イーグルスはどちらかというとまっすぐを有効に使いたい投手が多いし、あまり変化球主体だと気持ちの面で逃げ腰にならないだろうかと心配になる。評価できるのは好機に強い打撃と二塁への送球か。上述の相性の問題があるのだろうし以前より前発試合が続くと休むのだが、もう少し先発で出る試合が増えたら彼の持ち味をもっと発揮できるのではと想うのである。
がんばれ!炭谷
蒸し暑い日が続いていたが、今日はからっとした陽気で試合開始時気温は既に下がってきて25度程度。観戦日和が続いている。イーグルス先発はサンデー藤平。最近はいわゆるショートスターター起用で好投し80球を目途に降板するのだが、もともと先発完投型でありそろそろ100球になるのではないか。対するマリンズ先発は小島でまたまた苦手左腕だ。結局打線が課題ではあるのだが、昨日フォームがおかしい松井も気になるところ。近頃セットアッパーが固定されていないだけに後半もつれる可能性がある。
ポイント
4回裏
やはり予想通りの投手戦というか貧打戦。一死1塁で島内の打球は得意の定型左への流し打ちライナー。三塁手安田が右へダイビングキャッチで会場が大いに沸くが、こういうのはいつもどうだろうと思う。場面としてはダブルプレー体制の中間守備。どういうデータがマリンズに入っているのか、それとも安田個人の判断か不明だが元々の安田の守備位置が左線に近すぎるんですよ。しかもダブルプレー狙いで遊撃手は二塁に寄るし、左打者だから更に右だ。過去のデータから島内の定型は左線上はほぼないんですね。全て三塁手定位置をまっすぐ超える当たりかやや右つまり三遊間のライナーが圧倒的に多い。こんなの現代野球ではデータがあってシフト決めるのは常識の常識で何で?こんなに左なのか首をかしげる。もう一歩余り右に居ればダイビングは不要、したがってファインプレーにならないでちょっと横に行って捕球するくらいの普通のプレーだ。外野守備でも時々言うが出足が悪く、足が遅い野手ほどダイビングキャッチになりファインプレー扱いであるが、福本豊ならゆっくり普通に構えて捕球しているはずだと思うことが多々ある。まあ今日のように盛り上がりに欠ける試合内容ではたまにはよいかもしれないが、玄人はみんな気づいているつまらない凡プレーだ。
5回裏
先頭のオコエが中前打。次打者大地がここで送りバント。最近極端なバントの連続はなくなったようだし、0-0で小島を打ちあぐねている状態ではバントはありかなとしぶしぶながら納得、でも走者オコエだしスチールがよいのではなどと思慮していたら、その後小深田の適時二塁打が出てまずベンチの狙い通り先取点。作戦勝ちだ。それにしても茂木は左投手全く打てなくなった。長距離打者が少ないイーグルスでは必要な存在で、8番打ってる場合ではないでしょう、キャップ。
7回表
藤平はやはり80球降板であったが今日は勝ち投手の権利を得てるからよかったね。本拠地初勝利になることだし。さてこの回先頭の山口が四球で歩くとマリンズベンチはすかさず代走和田を送る。次打者初球にすかさず盗塁を試みる積極策がアウトになり万事休す。今日はイーグルスのバント策の勝ちとなったが、私はプロ野球を観に来ているのだからマリンズのような積極作戦でワクワクドキドキしたいと思う。
9回裏
結局ゼロ封リレーでクローザー松井へ繋ぐ投手リレー。昨日のフィジカルが妙に気になっていたが今日は全て修正されていて元の出玉が見えない松井に戻っていた。身体切れていて昨日はまっすぐ最速146kmにとどまったが今日は152kmまであり、これは打者は打てないね。結果1安打完封となる。次回は藤平もっと投げてよいのではないかな。
キーパーソン 27 おかじま たけろう
昨年見事なカムバックでレギュラーを再奪取。しかしながら今年はキャンプで原因非公表の体調不良になりその後しばらく練習にも姿を出さず。大分出遅れて戦列に復帰するがなかなか調子が上がらず、7月になって昨年のストライクだけを狙って打つ(本来当たり前だ)のを思い出したかヒットを増やしてきた。最近はほぼ5番右翼に固定されている。本来なら俊足を生かして12番を打ってもうすこし盗塁を増やしてほしいのだが、荷が重いかもね。
しかしそうすると彼の売りは打撃だけしかも打率以外数字でアピールできなくなるのでちょっと苦しい。イーグルスの外野はレギュラー争い激しいし、同じようなタイプの打者が多いため当たらなくなるとすぐベンチになる。やはり老け込むにはまだ早いから持ち味である好走とチャンスに強い打撃を披露して欲しい。そうそうマリンズの中村奨吾のように。
がんばれ!岡島
厳しい残暑が続く仙台だが、夜は大分涼しい感じでナイターには丁度良いくらい。他の球場では味わえないくらい快適な環境である。昨日負けで相変わらず3連戦の初戦が獲れないので今日明日は負けられないプレスが続くなか、田中が先発。最近はコントロール重視のあまりかワイルドな投球がみられず球に勢いがなく連打される場面が多い。そしてマリンズ先発はロメロでまた左腕だ。打てない打線は少し改善方向だが・・・。
ポイント
嫌な予想通り5回までロメロにノーノ―のイーグルス打線。田中は落ちついた投球で零封。ロメロをどう打ち崩すかがカギになりそうだ。
6回表
0-0で迎えた6回、最近当たりのあるマリンズ4番山口が先頭で中前打。次打者佐藤は送りバントだが何を焦ったか田中が野選、無死12塁で更に続く岡がバントをすると何と大地が連続で野選。更にそれが悪送球となり初得点を許す。こんなの観たことがない。その後安田の犠打で2点目。今日のロメロの出来からは、もはや試合終了、つみ!の様な雰囲気に球場全体が包まれる。
6回裏
ところがだ。小深田がついに右前に初安打。しかも次打者大地の初球にすかさず盗塁と積極的な攻撃を仕掛ける。大地が名誉挽回の連続右前打で小深田は本塁帰還。あっという間に二人で得点は素晴らしいし、相手はひどく動揺するよね。昨年までのイーグルスにはまずあり得ない光景だ。この辺りは西川の加入効果が絶大で小深田個人は今季盗塁17個と絶好調だ。そして浅村が気合の左線二塁打。ここでマリンズ名手茶谷が送球で球が手につかず?思いっきり悪送球。あっという間に同点になる。なおも無死3塁で4番島内が彼らしいチャンスを逃さない打棒を魅せつける。打った瞬間にHRという当たりで計4得点に。更に更に二死後からオコエの彼らしくない喰らいつくような左前打。明らかに狼狽えるマリンズはバッテリーエラーでオコエは二塁へ進む。続く渡辺佳明が低いボール球にこれも喰らいつくようなしぶとい中前打。レービーでクロスプレーになるがオコエはスピードの落ちないスライディングで見事なホームイン。この回一挙5点で試合がひっくり返る。絵にかいたような理想的な攻撃をみせて試合を決定づける。
9回表
イーグルスは定説通り守護神松井を送る。しかし身体の切れが悪く全て上体が開いた投球。彼の一番の持ち味である球の出所が分からない投球が分かってしまう投球になっている。よほど疲労が蓄積しているのかもしれない。しかしマリンズ打線は三者凡退でゲームセット。明日以降の課題は松井かも。
キーパーソン 4 おこえ るい
もう再起不能ではないかという昨年の負傷から見事というか、相変わらず気にしていないというか本日初スタメンで初安打。これも相変わらずだが球を引き付けて打つことができないのが彼の最大の難点で、どうしても打点が前で安打がでにくいのであるが今日は気合の初安打と華麗な走塁を披露した。このままスタメン定着するようなら攻撃に勢いがでるが、今まではこのまま続かないのがおこえである。今年はどうか。もう後がないことは流石に本人も分かっていて、厳しいイーグルスの外野手争いに入ってくれれば優勝の二文字が見えてくるかも。
頑張れ、オコエ!
基本情報
則本昂大 のりもとたかひろ K-
1990年12月17日生 31歳
身長178cm 体重82kg 公表
投手 右投左打
2012年 | 三重中京大学からイーグルスがドラフト2位指名、入団。 |
---|---|
2013年 | 田中将大などがいる中、新人で開幕投手になる。この年は15勝を挙げイーグルスのパリーグ優勝に貢献。日本シリーズでは新人ながら第1戦で先発するなどイーグルス初の日本一に大きく貢献し、パリーグ新人王獲得。 |
2016年 | 4年連続開幕投手を務める。 |
2017年 | 8試合連続2桁奪三振のNBP記録を樹立。 |
2018年 | 5年連続奪三振王となるが、右肘を痛めてオフに手術。イーグルスと7年契約し生涯楽天宣言。 |
2022年 | 自身7回目の開幕投手を務める。 |
高校時代は甲子園出場などの経歴はなし。大学は三重中京大学で正直野球の名門とは言えない大学に入りエースとして活躍、三重学生リーグ時代からその剛速球をもって「三重中京に則本あり」と言われていた。リーグ通算成績は33勝0敗防御率0.56と圧倒的なものであった。因みに同大学は則本の卒業とともに閉校となる。つまりアマ時代はほとんど表舞台に出てこない投手であった。ドラ2指名は則本の実力を正しく評価していない縮図であろう。しかし入団して間もなく当時の星野仙一監督が目を付け1軍帯同はおろか2月キャンプ中に「開幕投手は則本だ!」と言い放つ事件?が起きる。全国的にはまだ無名の則本をあの星野が指名するのだから世間は驚いた。そしてその言葉通り開幕投手になり、惜しくも敗戦投手になるがその年見事15勝をあげイーグルス優勝の立役者の一人となったのは皆の知るところだ。
さて則本についてはどんな投手かと訊かれて答えられないイーグルスファンはいないはずだ。打者に対して強い闘志を全面に出したまっすぐ主体の投球スタイルは強くファンを魅了する。そしてたとえ球数が多くなろうとも三振にこだわるダンディズム。意識して三振を奪う投球は無駄があることは百も承知でしかしながら本人、ファンは勿論同チームの選手だけでなく相手チームまで、果ては監督を含めた首脳陣までその美しさは深く陶酔させるものを持っている。平成の奪三振王は彼なのである。ここで則本の今までの成績を振り返ろう。
数字的にやはり目にして一番気になるのは、2019年に2桁勝利が途切れたところ。この年は右肘の手術の影響でキャリア最低の12試合5勝に終わっている。数字に著明に出たのはその通りだが、実はきちんと生で観戦していると気づくことがある。その前年までつまり2014-2018年まで5年連続奪三振王であったことは印象が強いファンが多いであろうが、ちょっとニッチな数字、三振奪取数/被本塁打数比を観てみよう。これは一般に三振を多く獲る投手はいわゆるポカ球、好投していても突然HRを打たれることはよくあるものでそれで調子ががくっと崩れたりする。則本は結構典型的で好投していてもポカっと一発打たれるなあという試合が多い。そこでこの数値。勿論値が高い方がポカ球が少なく三振が獲れる投手ということで評価がよい。2014年以降で列記すると14.6→15.3→18.1→20.2→10.3→9.6→8.1→8.4となる。この数値は様々なバイアスがあり単変量解析だけでは事実と異なる可能性があることは百も承知で言えばほぼ私の観戦した時のイメージと合致している。つまり5勝に甘んじる2019年の前年2018年、5年連続の奪三振王を獲得した年から半減していることに気づく。よく数字を観ると奪三振数は187で多いが被本塁打数も18と最多であるので、ということはいかにポカ球が多くなったか分かるだろう。その後一桁に低下し続けるので近年のイメージはHRを打たれる投手になったということだ。とても哀しい結果だが受け入れざるを得ない。
でも、である。まっすぐで勝負が出来て三振が獲れるかっこいい投手、文頭の略歴から分かる通りイーグルスの球団史でエースと言われた岩隈や田中将大と比較して十分勝っている数字である。特に開幕投手選出回数と奪三振王については他の追随を許さずで、最高のエースと言える。プロの投手なのだから、凡人にはマネ出来ない観客を魅了する投球が絶対条件であり奪三振王則本はプロ的な投手なのである。プロなのだから視た感じも大切で前述の岩隈、田中は身長がそれぞれ公表191cm、188cmとエースにふさわしい体格なのに対して、則本は公表178cm、一般人と比較すると大きいがプロアスリートしかもエースとなれば小さい。因みに私の記憶では以前公表176cmと私と同じであったように想う。そしていつも観戦していて私よりやや小さいのではないかという感覚があるが未確認情報ですみません。それでも奪三振王なのである。そこに則本の凄さが凝縮されているようである。
今年の投球を観ていると、あるいは発言からは三振にこだわる姿勢は感じられなくなったし、上表では14試合登板で奪三振66だから以前の年から比較するとその倍くらいが年間奪三振数つまり132程度という平凡な数字になってしまう。願いわく「それでも三振にこだわって欲しい」のだよ。実際に三振獲れなくても獲りに行くのだという則本の打者に向かっていく投球に私たちファンは絶対的に惹かれるのである。則本の心中には彼が以前むき出しにしていた本能の炎がまだめらめらと燃えているのではないかと期待してしまうのは私だけではないはずだ。
さあ後半戦に入り、1勝1敗で向かえたファイターズ戦。ここで勝ち越しできないようだとかなり苦しい。夏スタで週末ナイター開催になり、本日は天気よく子供たちが多数来場している中でのホーム戦。大事な試合になるが、イーグルス先発藤平は前回尻上がりによくなっていたが80球制限?で4回降板。今日は100球投げて勝ち星が欲しいところだが、満員のスタジアムで本拠地未勝利の右腕には少し荷が重いように思う。打線はサウスポー根本が先発でやはり左投手攻略が試合のキーになる。
ポイント
3回表
中島が絶妙なセーフティーからスチールと足で藤平を揺さぶってきたのに負けたのか、万波に四球を与え、一死12塁。続く清宮の当たりは右中間をゴロで破っていくが、打球は遅く普通は右翼がフェンス手前で捕れたのでは?という岡島のスロープレーで三塁打になる。次打者は近藤で巧く犠打を放たれ3点を失う。この辺りが藤平ついていないというか勝てない要因になってしまう。
6回表
前回の藤平降板の後もそうだったが、この試合は何故か60球で降板し、二番手安楽が大不調。投球練習からして大分手前にバウンドする投球などがあり駄目そうであった。最近の安楽は好不調の波がとても激しい。これでは交代する意味がなくなるもしくは二番手きちんとブルペンで見極めてないの?と不思議に思う。藤平があまりにも可哀そうだ。安楽は徐々に調子を取り戻した感じであったが3連打と犠打であっという間に1対5だ。今日負けたら大変だよと不安が脳裏をよぎる。
7回裏
6回裏にすかさず1点返したところがいつもと違うなと思っていたが、この回今日は振れている岡島の擦ったような左中間の当たりがフェンス越え。更に続く代打田中貴也の振り逃げでファイターズは宮西に投手交代。近年のイーグルスの特徴の一つが一線級の投手からはからっきし打てないが1.5軍のような投手からはがつがつ打ちますよっということで浅村の右前打、島内の三塁打へとぼこぼこ打線となる。まあこの三塁打は左翼今川のファンブルが原因ですが。久しぶりのホームでの打線大爆発で球場は大声援!ファイターズはBBの考え方がそうなんでしょうけど左投手のオンパレードでこの後北浦までつぎ込むが意味なし。この辺りが1軍の選手層がとても薄い感じがする。守備が乱れてきて悪送球が多くなり結局6点のビックイニングになる。だからバントやめようよ、石井さんあれっ、真喜志さんが犯人かなとけいくん。8回裏も望月から2点ゲット。いつもこの調子ならとっくに独走態勢に入っているのだけど。
キーパーソン 46 ふじひらしょうま
昨年は1軍登板なしで、近年はすっかり2軍定着した感がある。ドラ1での1年目は凄く期待させる投手でそのまま10年以上ローテ入りかと言われたほどだ。何しろ高校時代から四球がない。まっすぐは150kmをゆうに超えてスライダーのコントロールがよく苦労しないでストライクが稼げる。その後故障を経てフォームを2段モーションを強くした感じに修正されてからコントロールが定まらなくなる。昔の有銘みたいに頭が揺れて打者を翻弄するどころか自分がフォーム矯正にしてやられた感じだ。今年は開幕からリリーフでの1軍登板があり、先週からサンデー藤平として再デビュー。スムーズな止まりのないフォームにして球数制限の中よく投げているが四球ぐせがついてしまいそこから得点を許すパターンから抜け出せずだ。以前のようにストライクゾーン内で勝負できれば二桁狙える投手ではある。
頑張れ!藤平