
オンライン配信にて、IBDについてのセミナーを開催致します。
プログラム
5-ASA不耐例をどう診断し治療するか
日時
2023年2月22日(水)19:00~19:50
座長
髙木 承
講演者
東北大学病院 消化器内科 病院講師(助教)
角田 洋一 先生
胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査
IBD外来
糖尿病外来
禁煙外来
人間ドック
| 宮城県仙台市泉区南中山2-27-1
Tel. 022-379-3811
Web予約
土曜診療15時まで行っています。
各種検診・人間ドック(団体個人とも)は随時予約中。
健康アドバイスから野球の話まで 院長の不定期ブログです。
オンライン配信にて、IBDについてのセミナーを開催致します。
プログラム
5-ASA不耐例をどう診断し治療するか
日時
2023年2月22日(水)19:00~19:50
座長
髙木 承
講演者
東北大学病院 消化器内科 病院講師(助教)
角田 洋一 先生
野手に続いて投手陣の総括をしよう。先発陣では二桁勝利投手が則本だけ。しかもカツカツの10勝止まりだ。500勝カルテット+ぎりぎり新人王なれなかった2年目早川、社会人での実績十分で昨年10勝の瀧中などの先発陣は十二球団一と評されたが・・・。リリーフは更にコマ数豊富だしセットアッパーから抑えまで左右取り交ぜ十分な投手力を誇ったはず。勿論散々言ってきたように貧打線の責任は非常に重大で、特に今年はキーポイントでの適時打にひどく乏しい感じがしたのは私だけではないだろう。しかしながら投手陣にも大きな問題を抱えているのは間違いない事実である。その証を立てていくのが本章の目的の一つである。
それでも栄えある投手陣の1位は!
1 まつい ゆうき
おそらくNPBでデビューから長期に渡り最も安定したクローザー。普通は本格派でこれだけ長くクローザーやっていると肩がイカれてくるのだが、そういった様子は微塵もない強靭なフィジカルと救援失敗後に全く挫けていないメンタルの強さを併せ持つ。
これは2022年の総括だが、基本的知識として今までの彼のプロの投手としての歴史を少しひも解いておこう。
ルーキーイヤーである2014年はお試し企画的に先発は勿論いろいろな場面でリリーフをしていたが、どうもリリーフ向き、しかもまっすぐ150km超の球威だけでなく多彩な変化球もあり三振を量産できるとの計算から2015年から本格的にクローザーを任され3年連続30セーブ以上の成績を残す。1イニング当たりの平均三振数は1.42→1.20→1.18と、クローザーとしての重要な資質である三振を獲れる投手である。2018年は故障もしくは結婚前の熱愛のせいとも言われたが不振な成績であった。2020年は先発に戻されて同様にリリーフでの芳しい成績は残せなかったが、それ以外の年は全てクローザーとして十分な成績を残してきた。いやむしろ更なる進化を遂げている。いわゆるノーコンだの松井劇場などという輩は松井の本質的な凄さを全く理解していないか、十分理解していて強大な愛情からそのように揶揄するのかどちらかだ。まず1イニング平均四球数は直近の2年では0.49→0.37である。クローザーとしてはむしろ四球は少ない。奪三振数は1.37→1.60と今年2022年は特に高い数字だ。
松井が三振を獲れるのは、
① 体幹から左肩甲骨周辺(おそらく右肩もだろうが)の筋肉が柔軟性が高いこと、筋力が強靭であること。そのためいわゆる「デンデン太鼓投球」で左上肢が体幹よりかなり遅れて出てくるため、打者から球の出所が視認しにくい。したがって球種はおろかまっすぐか変化球かの区別すらつかない。したがってどの球種でもツラれてバットを振ってしまう。
② 特にいわゆる縦スラは秀逸でまっすぐと同じ軌道から投げられるため打者はタイミングが取り難く空振りすることが多い。それ以外にもチェンジアップ、カーブ、カットボールと多くの変化球を投げるため球種の見極めが難しくまっすぐも150km超で更には左投手であり手が出ないことも多い。
③ ランナーが出た時などのクイックなどの投球術に長けていて、モーションでタイミングを外してくることがある。
などの理由からである。
2022年シーズンはキャリア2位の32Sでセーブ王を獲得し、防御率1.92と抜群の安定感を誇る。2021年防御率0.63に引き続き突出した数字である。日本を代表する抑えのエースとして実績を重ねて威風堂々たる投手になった。OBの山村元投手辺りは「とにかく皆で松井に繋げば勝てる」と解説していて周囲の信頼度は絶対的になってきた。現在イーグルスの勝利は松井なしには語れないのだ。
頑張れ!まつい
11 きし たかゆき
想定以上に頑張ったからという精神論ではないよ。先発投手の中で特に500勝カルテットで、シーズン通して最も安定した投球で先発投手の役割を十二分に果たし、先発ローテーションを最も徹底して守り抜いたからだ。先発ローテーションを外れたのは試合のスケジュールによる調整だけで他はきっちり中6日ずつで先発をこなし、22試合登板QS率は68%で他の3人と比較して最高値である。WHIP1.02防御率3.19もトップだ。奪三振率は7.53で則本の7.49を凌ぎやはり1位である。文句なしと言いたいところだが・・・。
やはり8勝どまりに終わったことはどうしても悔やまれる。そして僅かながら規定投球回に届かなかったことも。QSがいいから貧打線のせいではないかと擁護する向きもあるだろうが、ここは勝負の世界。勝ち星数は今の定義である以上先発投手の要であることは間違いない。規定投球回数については最近の先発-中継ぎ-抑えの分担制の影響は多分にあることは重々承知している。今年は規定投球回を超えたのはパリーグでは9投手のみであったから、プロ野球全体でちょっと見直しを検討してもよい項目になってきた。ただ彼にとっては今年が回数クリアできる最後の年であったかもしれなくて、クリアして欲しかったという私的願望が含まれる。
私の想定を超えた中6日でのローテーション死守以外は、以前時評で書いた通りであるがもしかすると中9日くらいで投げさせたら10勝できたのでは?とさえ思う。今年観てきて大体80-90球程度が交代タイミングになっていた。しかし投球間隔を空けるなら100球いけて、その分味方打線が点を取ってくれるなら十分二桁勝利の可能性はある。来年はそれがよいと思うが、岸、周辺の心境はいかに?
頑張れ!きし
14 のりもと たかひろ
詳しくは時評で述べた通りでそれ以上につけ加えることはあまりない。敢えて言うなら結局三振が獲れないことにより彼は投球リズムを崩してしまうタイプで、三振を狙うと普通は球数が増えて守備の時間が多くなりリズムが悪くなる投手が多い中、全く逆である。球数が増えてもそれを補うに十分なスタミナがある投手であったし、何よりも強靭な自信を獲得していって投球にそれが現れるのが則本であった。QS率で47%はちょっと低いしそれでも10勝したところが彼の凄いところだと思っているが、まだまだ三振を奪いに行ってよいのですよと言いたい。我々はそれを観たいのだから。
頑張れ!のりもと
18 たなか まさひろ
昨年はかなり不運な面があったと想っていたが、今年二桁勝てないとなるとちょっと厳しい。昨年から気になっていた利き腕である右上肢の硬さは解消されずその分上半身の開きが早くなっている。打者としてはタイミングが取りやすくなったし、何しろ球威が実測値ほどないのであろうバットの芯で捉えられることが多い。私的には不調時はローテを外していく勇気を石井さんが持ってほしい。
頑張れ!まーくん
43 そん ちゃあほう
今年は出遅れたが、それでもH20は十分な成績で個人的にもっともっと頑張ってやはり先発に回ってほしい本格右腕である。
頑張れ!そん
21 はやかわ たかひさ
敢えて特にコメントなし。来年に大いに期待する。
頑張れ!はやかわ
58 からしま わたる
32歳となり、いつしかベテランの領域に入ってしまった。それでも今季は復活し先発投手陣がなかなか勝てないところで6勝を挙げたのは大いに評価したいところだ。相変わらず遅いまっすぐとキレのある変化球で調子がよいと相手チーム打線に付け入るスキを全く与えないほどの好投をする。シーズン通して活躍できないところが以前からの欠点であるが、まだまだ彼の存在価値は大きいのだ。
頑張れ!からしま
62 にしぐち なおと
今年は61試合に登板してH30はとてつもない数字だ。しかしながら私はこの人どうしても先発に回したいと思う。もともと絶対的な決め球があるわけではないが、投球全体を纏めてくるタイプで長いイニングを投げることができる。中継ぎは多数候補がいる中で大分慣れてきたところのこの好成績であるが、来季は先発ローテは足りないし試合数増えれば活躍できると踏んでいる。
頑張れ!にしぐち
20 あんらく ともひろ
何せ好不調の波が非常に激しく、昨年の実績からせっかくセットアッパーを任せられると信頼を寄せていると一球目からHB5m手前のワンバンを投げたりして、なんじゃそりゃあという投球をする。ああ今日は全くダメだとすぐ分かる。疲労を蓄積しやすく、ある程度投げ続けると身体的切れがなくなると自分で思い込むことが原因のように思う。身体は投手陣で一番立派に見えるのだが。
頑張れ!あんらく
28 さかい ともひと
38 ゆげ はやと
ちょっと早いがピークを越えてしまった感じがある。どちらもワンポイントくらいがよさそう。理由はさておきアバウトでは石橋もここにいれといてよい。
49 にしがき まさや
56 すずき そら
私が大いに期待する左右の先発候補。西垣についてはまっすぐに威力があり抑えでもよいかもしれないがどちらも長いイニングいける。
72 みやもり さとし
こちらは明らかに抑え候補で球離れの非常に遅いまっすぐが威力十分だ。ポスト松井はこの人でいきましょう。
46 ふじひら しょうま
57 たきなか りょうた
どちらも再起を狙う先発候補だが、とても厳しい状況だ。ここに今年は投げていない塩見も入る。
さあ野手総括2はあまりハエのない中間層6位からだ。皆さんそれぞれ腹にイチモツ、手にニモツで期待があるからこそ不満もあろうものと思う。いわゆる愛憎である。でもね、前向きに捉えていただき来年以降の大活躍を心から期待しているのである。
野手陣中間というか普通の人6位は・・・
48 わたなべ よしあき
よしあき よしあき おー よしあき!
私の好きな部類の選手。ただし準レギュラークラスで留まるのが残念だがチーム全体を見渡してみる、もしくはプロ野球界を俯瞰するとレギュラーは厳しいと感じる。準レギュラーで野手部門6位に入れるところにエコが入るのだが、それはこの総括の大きな特徴だからね。本人は意気に感じて頑張ってほしい。
さてまず打撃だが積極的に打ちに行くタイプのため四球が少ない。プレスが多い場面であってもチャンスに強く打席数の割に打点が結構多いし、印象的な場面での適時打があるね。したがって打点、得点圏打率は毎年高い(今年は.393、2020年がキャリアハイ.450)特徴がある。
一応内野手登録ではあるが、投手捕手を除いて全てのポジションを守ることができ、しかも守備範囲が広く、球に対する反応よく、更には肩も強い。どうも本人も完全レギュラー獲りは難しいと感じていて、「誰かの二本目のトップ」を狙っているように感じられる。近年はユーティリティーはちょこちょこいるようになったが、以前はあまり存在しなかった。カープの木下富雄というユーティが昔ひと際目立っていた。実はドラ1です。本職はセカンドであった守備の名手でどこでも守れるし、渋い打撃が売りの監督にとっては本当にありがたい選手であったが、渡辺はこのレベルにはなっていない。木下は全盛期10年くらいは様々なポジションをこなしつつほぼ全試合出場していたが、渡辺の現状ではスタメンで20-30試合、出場試合数で半分が関の山であろう。本来俊足であるがあまり盗塁はなかったところ、今年は西川効果で2盗塁している。まだまだもっともっと走れる素材と思う。
ユーティはいずれにせよレギュラーは獲れないので、私はショートもしくはサード固定を提唱する。特にイーグルスのショートは結局山崎かこぶちゃんでしょうが、どちらも不安定な要素が強く、渡辺次第では十分狙えるポジションであるし、守備でアピールできるところがありタフな渡辺にはうってつけだ。
頑張れ!よしあき
7 すずき だいち
だいち しょうりのために あついきもちこめて
そろそろ苦情が多くなる順位になってきた。さあ仕方ないが桐蔭学園OBを書いていこう。今年単年でも来年以降を見据えても大地はちょっと厳しい。大概のことでは衰えてきたことを感じさせないが、この手の打者では一番評価すべきはやはり打率でイーグルス移籍後.295→.277→.257はちょっとどうかと思う。結果的に素晴らしい打撃を披露することは度々眼にしてきたところであるが、HRがあまりない打者でこの打率では下位打線がいいところで、若手尊重傾向になるとベンチの声出しから代打がいいところになるかも。
守備でもこれは桐蔭野球部の教育の賜物と思うが、積極的にボールを獲りにいくあまりフライを追い過ぎて落とす、もしくは味方の野手のエラーを誘うことがしばしばある。
一塁手あるいは三塁手でもう少し意地をみせてくれることを大いに期待しよう。
頑張れ!だいち
8 たつみ りょうすけ
ざんねん! そこはたつみ
これもえっでしょうか。2年連続GG辰巳は評価がかなり上がるのでは?という漢が多いかもしれない。しかししかしどうも皆さん甘いのよね。守備は上手いからGGなのでしょうが、イーグルスでまだまだレギュラー獲ったと言えない昨年受賞したのはGG審査の基準を見直さないと。昨年をお忘れになったイーグルスファンに復習してもらうと、開幕当初から石井さんは1番辰巳と決めたらしくその期待に応えるように確かに4月は結構活躍していたのだが、その後全く打てなくなった。5月にスタメンを外れるとその後は時々下位打線に入るが打率は上がらず、時々大振りしてはHRを狙う。元々同大時代は首位打者だよね。とてもレギュラーとは言えず準レギュラークラスになっていたのだが時々得意なフライ捕球については球際に非常に強くファインプレーが相当数あったのは確かだ。今年の9/11マリンズ戦での右後方ジャンピングキャッチについては驚愕の域をはるかに超えて評価する言葉が見当たらなかったくらい素晴らしいプレーだ。しかしながら大分改善してきたように見えるが以前から指摘しているように出足がひどく悪い。だから球際はファインプレーになる。これをもっと酷くしたのが現コーチの牧田だった。肩がよくレービーが多いのは大変魅力的だ。今年は開幕当初から下位打線で何故か当たっている時期でも1番には入らないのだが、相変わらずインローはまっすぐ、変化球を問わず打てないどころか振れない打席が続く。
走塁については盗塁を積極的にするようになってよいのだが、刺殺が多いのが目立つ。あまり足が速くないように思うことがしばしば。
インタビューなどでのクールなあるいは斜に構えた対応は独特で存在感があるが、まだ一芸に秀でているレベルではなく、ブラッシュアップを期待したい。
それでも外野手では走攻守揃った逸材であることは確かで、来シーズンはまずは年間通してスタメン出場を期待したい。そうすればおのずと数字はついて来る選手だ。
頑張れ!たつみ
34 やまさき つよし
しょうりへみちびくつよいいちげき さあいこう! やまさきつよし
ここいらへんから出番が少ない人たちになるので短めに書く。昨年後半にレギュラーを奪取したと思ったのは私の勘違いであったのかも。今年は絶好調西川の後の2番遊撃手でスタメン起用が続いていたがさっぱり。ここら辺については以前に書いているので省略するが、本人はちょっとやりにくい立ち位置になってしまった感じがある。しかしそれにしても以前の思いっきりがよいフルスイングはすっかり影を潜め、今年は中途半端な打撃が多かった。何か故障があるのかもと疑ってしまう。なんたって「強い一撃」つよしなのだ。走攻守揃った長打も期待できる1番バッターになるはずなんだが。
頑張れ!やまさき
5 もぎ えいごろう
しょうりへむかってフルスイング! もぎ もぎ おー もぎ
桐蔭学園野球部が続く。実際体調どうなんでしょうという選手になってしまった。来年は心機一転ショートを獲りに行く話などしているが、体調は?と訊かれる選手ではショートは任せられないねえと言われてしまうよ。体調万全なら主軸を賄う選手だから、誰かコンディショナーつけてあげて。
頑張れ!もぎ
27 おかじま たけろー
ちゃんすをつかめ めざせしょうり おかじまたけろー
昨年復活したのが嘘のようです。春先謎の体調不良で合流が初夏になる。また元来そうなのだが悪球打ちが目立つようになり打てない。元々足が速いのだが走塁はあまり巧くないのか積極性がないのか盗塁は少ないもしくはほぼない。守備はあまり言われていないがおそらく自信がないのであろう。いつもやや後方に守っていて敵の右前打を増やす。肩はよいがレービーは1回くらいしか観たことがない。つまり打撃で売らないともう流石にあとがない。何かメンタル的な問題を抱えているのかもしれないと想ってしまうのは私だけではないようだ。
頑張れ!たけろー
4 おこえるい →ジャイアンツへ移籍
25 たなか かずき
54 わだ れん
纏めて3人書くと、様々な理由でもうちょっと厳しい。移籍もできない可能性が高いと思っていたらオコエは移籍した。
オコエの走塁
田中の守備
和田の一発
いずれも魅力的なんだが、どうしてか他がさっぱり駄目になってしまった。
55 やすだ ゆうま
24 くろかわ ふみや
50 むとう あつき
51 おごう ゆうや
十分魅力的な野手で、来年真価が問われることになりそう。
ストーブリーグは前半戦終了といったところで、一部の周辺やきうずきから早く総括書いてとリクエストが出てきた。少しでも期待があるなら・・・ということでホントは来年1月末にキャンプインまでのストーブリーグ入れて総括と考えていたのだが、今年の総括を野手陣と投手陣に分けて記してみよう。因みに順番は評価が高い順、原則一軍出場に関した評価です。勿論独断偏見込み込み、対する批判は甘んじて受けようと思う。
野手陣栄えある1位は・・・
35 しまうちひろあき
おおおしまうち打て!
いつも間にか不動の4番打者になってしまう。本人は4番は嫌だと言い続けているらしいが堂々球界を代表する4番に君臨したと言ってよい。昨年の打点王がプロ入り10年目で初タイトルで、更に4番然という評価が高まる。今年は最多安打のタイトルを獲得、打率は3割打者が2人しかいない打低投高シーズンで.298の3位、打点はトップ山川と13点差の77と中心打者として十分な数字を残している。入団当初の度重なる外傷がなければ、タラればになるがもっともっと偉大なスラッガーになっていたかも。明治大学4番打者から手前みそもあったろうに当時の星野監督が熱望しドラ6で入団した。1年目から1軍入りを果たして活躍していたことを考えるとお得なドラ戦略であった。そして島内がいなかったらまたタラればだが現在のイーグルス貧打線は更に目も当てられないことになる。よかったねえ。勿論3番浅村の存在は大きいが、島内が続かない打線はどうしましょう。また彼はどんなに打撃フォームを崩されてもスタンドまで運べる素晴らしい技術がある。もう変態レベルの理屈などない気合打ちが時々観られる。特に苦手なコースや球種などがないように見えてしまうのがすごい。左方向を意識して外角打ちにいく時などは泳いでいようが、ボール球でひどい掬い打ちだろうが左翼線二塁打などの長打にしてしまう。相手投手にしてみればホント投げにくい打者この上ない。
ただ欠点としては好不調の波というよりむらっ気が強くチャンスにバカスカ打ったと思えばダブルプレーが続く日もあり、島内が打てば勝つ、打たないと負けみたいなパターンが多い。あとはHR20本以上は欲しいね。でもでも現イーグルス打線においては最も頼りになる兄い的存在である。
頑張れ!島内
3 あさむらひでと
あさむら打て!あさむら打て!あまぎごえ!(叩き込め!らしいが)
ちょっと私的には不本意というと少し語弊があるが浅村が2位。浅村本人は特に後半は不満なシーズンと話しているからそれとかぶることになるんだけど、イーグルス野手全般としては2位にするしかないのだ。HR27(リーグ2位)、打点86(同3位)は彼にしてもまずまずな数字だが打率.252は残念だ。もっとも73で得点王、92で2年連続四球王になっている辺りはランナーを返すだけでなく、自分が出塁して得点していることの証であり、通常のレギュラー野手とは比べものにならないくらい高い貢献度を示している。いわずもがな4番島内とともにイーグルス打線の主軸である。実際には島内は独特の存在感から4番が似合ってきたのだが、イーグルスはいわゆる3番最強打者打線である。但し浅村というスーパースターはこんな数字では済まない潜在性を持っているんだが。
以前書いたが、スイング的にはメジャーアッパーから本来の強烈なレベルスイングに戻して後半戦は更にちょいアッパーにしていた。打席に入る前に例の極端なアッパー素振りをする姿は無くなったのはよいと思う。やはりメジャーアッパーは余程のずば抜けた身体能力がないと難しいし、むしろただの駄目打者になる。打率の低さは原因は複数あるもののこのメジャーアッパーではないかと考えている。それを修正してきたのは流石の浅村である。本来彼はヒットの延長で長打を打ついや打つことができる日本有数の打者だから、今のスイングの方がメリットが大きいでしょう。今年はHR20-25本くらいを予想していたのだがそれを超えてきたのはさすがです。やはり数年前から比べてしまうと衰えを感じていることは変わりないがそれでももう一花咲かせてタイトルを獲っていくくらいであって欲しいと願うのはわたしだけではない。
頑張れ!浅村
6 にしかわはるき
きりひらけ! ちゃん3-3-7
3番目は西川である。え!っそうなの?という御方もおられるであろう。今年1年を通じての成績は出場試合数108、打率.218、安打81にして三振103、盗塁19は最終的には小深田の21に抜かれる。盗塁王を獲得した昨年ファイターズで首切られただけのことはあるよね、という厳しい批判は勿論正しい。かくゆう私さえ春先の文で書いたように、既に西川は活躍すること自体がおかしいのではという意見であった。
でもねえ、1年を通してみた場合に春先の活躍はホントに西川の一流選手としての意地だけであったとしても、まずは球団創設以来走塁に関してはずっと12球団でビリ争いをしてきた我がイーグルスは西川の加入で明らかに意識が変わったんですよ。首脳陣初め選手一人一人が盗塁だけでなく走塁全般についてよく考え大きく進化したのは西川加入の賜物だ。チーム盗塁数97は何とパリーグ2位、12球団でも3位の成績でびっくり。元々走れるはずの小深田、辰己や他の若手を中心に皆を次の塁へ貪欲にさせたのは西川に他ならない。
それともう一つはやはり守備でのよいお手本となっている点だ。西川はとにかくずば抜けて初めの一歩が正確で速い。そして捕球後の送球動作移行がスムーズで速い。肩に故障を抱えているといわれているが特にそのマイナスは見受けられなかった。彼の守備のお陰でイーグルス外野の守備陣がよい刺激を受けたのは明らかで、辰己を初め島内、岡島などのベテラン勢も守備が安定した。失策数49は12球団でダントツトップだ。そう実はイーグルスはあまりそう見えないが守備のチームになったのだ。そしてレービーを含めて外野からのアグレッシブな返球が多くなったことは明らかでやはり西川の貢献度は高い。
打撃については、いろいろ悩みを抱えているようだ。すっきり解消にはなっていない。どうも観ているとボールをできるだけ引き付けて打つことに腐心しすぎのように思う。調子のよかった春先はとにかく思い切りがよいスイングで長打をかっとばしていたんだけどなあ。
来年度からはチーム全体に目を向けて若手のお手本となるプレーを是非続けてほしいものだ。
頑張れ!西川
33 ぎんじ
打て!ぎんじ!しょうりのために
またまた!と言われそうだが4位は銀次なのである。昨年までの流れを汲んで春先からは代打の切り札で渋い活躍、高打率を残してその後そのまま5番辺りのスタメンに定着、打率.300以上を維持して全盛期を思わせる高性能安打製造機となった。HRはやはり打てないものの単打を産み出すことについては相変わらず素晴らしい。そして打撃フォームは以前の銀次のスタイルに完全に戻したようだ。すなわちガニ股でスタンス幅を極端に広くし、体幹の回転は重視せず上半身によるバットコントロールだけで左中間方向を中心に打っていく独特の打法だ。元々ミート能力は天才領域で、多少泳ごうがドアスイングになろうが上半身が開こうが、またどんなコースだろうが球種だろうが単打を打つのにはこの人そんなことは全く関係なく打っちゃう天才打者なのです、長らくイーグルスファンならご存知ですね。
その天才打者にしかも全盛期で首位打者候補筆頭くらいな時にですよ、凡庸な指導者が打撃フォームの基本を教えだしたから安打製造機は大故障に至るのさ。そして全盛期は短く終わることになる。それは確かに体幹の回転で打てるようにしたくなるのは優しい父性というかコーチとしての強い矜持であろうから致し方ない。体幹が使えるようになれば打率だけでなく長打を増やせると。日本はこうした天才的個性を育てる教育はどの場面でも持ち合わせていないからだ。残念ながら高性能安打製造機はHR数が数本増えたが単打が打てなくなり壊れました。銀次は単打だけでよしとしないといけないのだよ。しかるにこの数年半レギュラーのようなシーズン生活を送ることになる。
ところが今年何かがあったらしく、本来の打撃フォームに徹底して戻したらさあ大変。今年は3割かなと思ったが・・・夏場にまたまたコロちゃん攻撃に会い、体調を戻せず後半戦は完全失速する。ただ来期は是非レギュラーに戻ってきて稀有の天才打者は今なお健在だという姿を見せてくれ!
頑張れ!銀次
0 こぶかたひろと
こぶかた こぶかた おー こぶかた!
これもやや不本意だが、上位にこぶちゃんを入れないわけにはいかない。ネットの記事によるとお父さんは理容師で子供のころはずっと夜遅くまで打撃練習に付き合ってくれたという。そして実家に帰ると今でも小深田の髪を切っているという話、切ってもらう間はずっと沈黙している話、そして気合が入る話が書いてあった。プロのアスリートの陰には指導熱心な父親の存在というのは必須だなあと感心する傍ら、そのほのぼのとしたエピソードをええいっと破り捨てるようにいうと、彼は守備が下手くそというか非常に雑である。だからお父さんは守備練習に多くの時間を割いて欲しかった。書いてあるのは延々と続ける打撃練習の話だ。
以前書いたが、こぶちゃんは子供の頃クラスで一人くらいはいる身長は小さいがキビキビした動きで運動神経の優れたタイプ。学校の運動会のリレーではスターターもしくはアンカーだよね。西川加入のよい影響があると思われるが、その才能は今年チーム一の盗塁数21であり西川を上回った辺りに立証されている。足が速いのは言うまでもなく非常によいことで守備でも球際に強い捕球技術がある。つまり内野を抜けていきそうな当たりの打球に追いつく能力は高いのだがその後のステップや送球が雑になってしまうため、また肩が強くないため悪送球が多い。折角の守備範囲の広さが活きないのである。それで今年は元々遊撃手での起用であったが、その後二塁手としての起用が多くなった。そもそも想い返してみるとこぶちゃんは昨年は当初遊撃手のレギュラーの座を奪取したのだがその後不振に陥り山崎剛が実力でそのポジションを獲ることになる。その経緯から今シーズンは当初山崎が遊撃手で開幕するのであるが今度は山崎が極度の不振に。すると代わりに出場したこぶちゃんが結構打撃で盛り返してレギュラー再奪取と相成ったのである。
打撃については多少の波があるもののコンスタントに単打-二塁打を量産することが可能である。どうも大振りすると不調になるようだ。好調時はむしろコンパクトなスイングから特に低めの球を強く叩く技術は秀でていてお父さんとの練習の賜物かもしれない。インローは特に得意なようで右前もしくは右翼線に高い確率でヒットを放つ。難を言えば打点が少ないのは1-2番を打つから大目にみたとして得点圏打率.230と低いことだ。
来年は移籍してきたマスター阿部や残留ギッテンス、山崎、茂木、鈴木大地あたりと激しい内野のレギュラー争いとなる。そのため外野守備を練習したりしているようだが外野は外野で結構競争が厳しいところだ。ただ出塁率、走塁を考えればやはり1-2番候補であることには違いなくもう一皮むけてくれれば大活躍の可能性まであり。
頑張れ!こぶちゃん
2022年12月28日(水)~2023年1月4日(水)迄 お休みをいただきます。
なお、1月5日(木)は、通常通り8時30分から診療を行います。
ご不便をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。
泣いても笑っても本日イーグルス最終戦。イーグルスは既に4位確定。これには様々な感想や意見、更には罵声までありこの数日はその集積を束ねるのに忙しかったくらいだ。今年のイーグルス総括については別の機会に譲るが、春先の出来過ぎとはいえ貯金18から借金生活になるとは・・・後半の失速はある程度想定されていたもののせめてAクラスにいてくれないとお話にならない。おっと愚痴が増える前に対するバファローズに言及すると、これまた微妙な立ち位置で本日ホークスが負けてかつバファローズが勝つと逆転優勝となるのだ。イーグルスとしてはこのモチベーションの圧倒的量的違いをどうやって勝利に結びつけるか。先発はイーグルスの精神的支柱である田中将大。田中はこの最終戦で10勝目を勝ちとるという気合はあるでしょうし、他のメンバーは田中を見て戦意を持ち上げていくしかないでしょう。本拠地での敵軍胴上げは避けたいところだ。私個人的には敵軍胴上げを生で観たことがないのでそれでもよい気持ちになっているが果たして結果はどうか。
ポイント
2回裏
田中将大は3回までパーフェクトピッチング。それに対しイーグルスはというとまずイーグルスに移籍後初めて6番に入った炭谷が一死後左翼線二塁打。苦手バファローズ先発の田嶋をほとんど唯一人と言ってよい打ち込んでいる打者だ。でも私が打線をいじるなら思い切って2番か3番の上位に持ってくる。6番では中途半端な位置で、イーグルス貧打線ではその周辺打者が続かないよ。ただこの回は続く7番ギッテンスが四球を選ぶ。この辺がこの人日本向きかなと思わせるのだが7番打つ外国人打者は既に失格です。そして全く当たっていない茂木、この数試合恐らく調子が上がっていると首脳陣がみている田中和が凡退。ほらね、続かない下位打線。尤も上位打線もあまり続くことはなかった今年であった。
4回表
先頭の福田がチーム初の中前打。宗が送って一死2塁で中軸を迎える。中川三塁ゴロで二死3塁で迎える主砲吉田を申告敬遠。もう変なくらい打っちゃう超人吉田はまともに勝負しないのが鉄則だ。バファローズは5番に長打力のあるらおうが不在なのが今年の弱点で、今日は5番に西野を入れているが長打力なしで吉田勝負はなくなってしまう。そうするとこの展開で中川独り頼みになってしまう。中川は確かに今年一皮むけた感があるがこのチームは中川、吉田、らおうとクリンアップが出そろうと非常に強い。ここでは西野は運もなく一塁へのライナーに倒れるがこの辺りはイーグルスに流れが来ているとみたい。
4回裏
そして迎えたその裏。島内、辰己の連続安打で無死12塁。次打者キーになる炭谷だがここはバファローズバッテリー勝負できずに四球で無死満塁だ。ギッテンスのところで比嘉に投手交代し、変則的な投げ方はギッテンス対応不可と思われたが何と内角低めのボール球を左前にはじき返し先制だ。その後も田中和の四球で再び一死満塁。これはビックイニングにしないといけないのだが小深田、渡辺佳明が凡退。2点どまりとなる。これが今後の展開に響かなければよいが。
5回表
悪い予感はすぐに的中する。前のイニングとほぼ同じ流れで無死満塁となる。ここで伏見、福田の連続適時打で3点を失うことに。ここで打線が繋がるところでバファローズが上回るのだろう。その後イーグルス打線は相変わらずの貧打の嵐で、バファローズリリーフ陣に無安打に抑えられる。そんなんじゃやはり勝てないよお。
8回表
どうしてか松井をマウンドに上げる。もう今日はスクランブルで則本や岸あたりはスタンバイで1イニングずつ投げたらファンも少しは満足するのにそういう考えはないんだよね。松井は結果的には無難に0点に抑えるもののその後の展開をどう考えているのか不明。可能性としては西口のHPとかロングリリーフを計算しているのかどうか。しかしよく分からないね。
9回表
どうしてか時々非常に不安定な安楽をマウンドに送る。そして不安通り追加点を取られてイーグルスファンに絶望をもたらすことになる。結局今年は石井さんの迷采配にしてやられたね。
キーパーソン 99 いしい かずひさ
2年間見続けてきて結局この人の監督としての采配自体は簡単に言うと結構ぶれぶれである。思い込みは激しいようで、このピッチャーはダメと思ったらよほどでないと覆らないし、先発は先発、中継ぎ、抑えと決めたら柔軟に対応不可というか代えることはない。打者についても同様で西川1番と言ったらどうやっても1番でやっとシーズン終盤にそれ以外の打順に入れだした。誰かの強い進言があったのかも。辰巳は今年はもうどんなに盗塁しても打率を上げても12番はないらしく5番以下の下位のみ。バント作戦についても同様。以前に詳しく書いているからここでは省略するがどうしてかシーズン終盤はほとんどバントはなくなった。これらは思い込みであり、ぶれないように見えるのはあまり意味のないこだわりでしかない。むしろバント作戦のように何か理由なくぶれるものが多く、時々首をかしげたくなる素人でも分かるミスをする。実績重視というか怖がりというかどうしてもベテランに頼る。従って若手の育成は苦手で才能のありそうな人たちが出てきては特に悪い理由なしに2軍に戻す。だからベテランが駄目だとイコールチームが駄目になる。以上が監督の総括です。
まだがんばる?石井
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今日も野球観戦日和の仙台は、イーグルスにとっては負けられない一戦。そしてマリンズの先発は苦手の左腕小島だ。今年は勝ち星には恵まれておらずここまで3勝どまりだが防御率はまあまあのところでどちらかというと援護に恵まれない試合が続いている。イーグルス先発は岸。今年は結果的には先発投手陣の中で最もローテを死守してきたベテランは、最近やはり投球内容の割には合わない試合が多いのでここまで7勝。負け星が上回ってしまった。投手戦というかやはり貧打戦か。まずは先取点を取った方が絶対有利だがどうだろう。
ポイント
3回裏
先頭岡島が四球で無死1塁。その後山崎がチーム初安打となる投手強襲の内安打、小深田四球と続き二死満塁となる。やはりなかなか安打が出ないねえと思う中で四球2つで相手にいただいたようなチャンス。そしてイーグルスでは最も得点力のある浅村、島内と続くラインアップで是非先制点を取る、いや取らないといけない場面だが浅村三塁ゴロで万事休す。ここで得点するかしないかでその後の流れに大きな違いがありそうな場面であったが果たして、、、
4回表
先頭の荻野が四球で無死1塁。前の回と同じような展開になる。一死後中村奨の球に逆らわない右前打で一死13塁。この辺りの中村のしぶとさがマリンズに流れを呼ぶケースは過去に幾度となく観てきているので、よろしくないなあと思いきや次打者山口があっさり左犠打。そうなるとマリンズ打線が活性化されていくのがよく分かる。次打者井上中前打、続くイーグルス戦で相性のよい安田が右前適時打と更なる追加点を取られてしまう。岸はよいテンポでまとめていたのだが時々相手のペースに巻き込まれて連打を喰らうケースがあることを思い出した。さてさて流れがすっかりマリンズに持っていかれた感があるがどうするかだ。まだ2点差。
7回表
そのまま両投手快投で早いテンポのまま終盤へ入る。先頭の井上が久しぶりの快音を響かせ中前打で無死1塁。ここは大事な場面になりそうと思っていたところ次打者安田の左中間の大飛球を何とセンター辰巳が後ろを向いた状態から後ろ斜めへ手を伸ばしスーパーキャッチ。すぐに返球したのまで含めてビックプレーがでる。これで流れが変わらないようだとイーグルス勝てないよお。
8回裏
7回裏ちょっとしたイーグルスの拙攻があり、マリンズの流れになるかと思ったこの回好投続けていた小島から唐川に投手交代。すると先頭の代打渡辺佳明が得意の流し打ち左前打。一死後山崎がしぶとく右線にポトっと落ちる2塁打で一死23塁。ここで次打者小深田得意の低めスライダーをがっつり叩いて逆転3ラン。そのままイーグルス逆転勝ちで何とかまだペナント行けるかも。今日は試合の流れを勉強する好ゲームでした。
キーパーソン 1 まつい ゆうき
言うを俟たないイーグルスの守護神。一度先発に戻ろうとしたが、自身がやはり抑え向きなことを再認識させられる。また他にクローザーが確立しなかったことにより再度イーグルスゴール前に立つことになった。その後元々松井劇場と言われた三振か四球かという一人相撲は時々垣間見られることがあるが、以前に比べると激減して安定感が増したことは間違いない。球の出所が見えないフォームから繰り出す150km超のまっすぐに加え、スライダー、チェンジアップ、フォークなど球種は多彩で普通の調子であれば1イニングで打たれることはまずない左腕投手。シーズンに2-3球くらいポカ球があるかどうか。現状ではもはや日本を代表する抑えであろうことは確かだ。ただこれ以上の長きにわたり一級品のクローザーをやり続けた人はスワローズ高津やドラゴンズ岩瀬くらいでそろそろ壊れるのではないかということを不安視している。でもイーグルスの守護神はやっぱり貴方だ。
がんばれ!松井
ペナレー肝の8月ダービーは今日で終わり。でもって全く混戦変わりない訳でこれは9月が楽しくなりそうなパリーグ。主戦のフィジカル管理が重要になってくるのだが特に投手陣がきちんと今まで通りの仕事をするかどうかがカギとなる。バファローズは打線ではらおう不在は痛いのだが中川、吉田が好調維持し、投手陣は山本を中心にまとまっているのでこれからはそう連敗はしないように想われる。一方迎え撃つイーグルスは、先発陣のスタミナ切れが顕著で若手が伸びてこないとコマ不足。一軍で投げれる投手数は相当いるので誰が先発適正性が高いか石井監督の見極めが重要でしょうね。打線は底抜けした感はあり、好調島内に浅村がもういっちょ上がってくることを期待したい。銀次がコロナ感染以来不調だし一発のあるCマーク茂木がベンスタではどうも得点力が上がらない。外国人が戻ってきつつあるのでそちらは是非とも長打を増やしてほしいところだ。
ポイント
1回裏
バファローズ先発は既にイーグルスキラーを拝命した田嶋だが、一死1塁から浅村が絶好調時を思わせるそしてAJの姿がかぶる伸びる低いライナーでの左中間上段への2点本塁打。後で確認するとテレビカメラが打球を追えないくらい伸びているのにはびっくりだ。大体先発田嶋に対して先取点は史上初めてでは?これは辛島に大きなプレゼントだ。
2回表
ところが辛島がどうも冴えない。ラ王の替わりの5番一塁手にした頓宮がすかさず同点2点本塁打を放つ。もともとパンチ力があることで定評があったが長距離打者なんだねこの人。今後は内野手かな。アウトローの変化球を軽く打った感じでフェンス越えだ。辛島はコントロールミスがないのでよほど球の切れがないのか。やはりシーズン通して好調は維持できないところが辛いね。今後先発は考えものだ。しかしその後の一死3塁は辛島自らの好フィルディングでダブルプレーを取り大崩れは防く。この辺りが好感度アップなんだよね。
2回裏
辛島好守の流れからすかさずイーグルスは反撃に出て連打で1点もぎ取ると、送りバントからの一死23塁にする。これは大量得点のチャンスと思いきやその後の西川、小深田の上位打線が沈黙。どうも得点力の無さをみせつけられた感じがして嫌な展開だ。
3回表
先程のイーグルスの攻撃のまさしく裏のような攻撃。無死2塁から送りで一死3塁となり、バレラの右前適時打で1点までは同じような流れではあったが、その後吉田が右前打でつなぎ、二死12塁からまた頓宮の3ラン。今度は初球真ん中スライダーを思いっきり叩いた感じ、振れてるのだから当たり前で初球はインハイまっすぐボール球から入ってほしいなあ。この序盤で今日の試合はほぼほぼ決まりって感じです。
キーパーソン 26 すみたに ぎんじろう
第二のぎんじことぎんじろう。現在第三まで出てきた。捕手問題を抱えるイーグルスとしてはどうしても欲しかったインサイドワークに定評のある捕手であった。昨年から観ているとどうも特定の投手には向かないようだ。特定とは現在特定中ではあるが、まっすぐで押したい人、あるいはまっすぐ中心にしたい人といった表現になりそう。変化球の組み立ては上手いのであろうが、イーグルスはどちらかというとまっすぐを有効に使いたい投手が多いし、あまり変化球主体だと気持ちの面で逃げ腰にならないだろうかと心配になる。評価できるのは好機に強い打撃と二塁への送球か。上述の相性の問題があるのだろうし以前より前発試合が続くと休むのだが、もう少し先発で出る試合が増えたら彼の持ち味をもっと発揮できるのではと想うのである。
がんばれ!炭谷