takagi-iin@fukaya – ページ 8 – 高木医院

イーグルス時評2 #2022.04.13
岸は先発ローテーションに入れない方がよい
ーベテラン先発陣のトリセツー

基本情報
岸孝之 きしたかゆき K―
1984年12月4日生 37歳
身長180cm 体重77kg 公表
投手 右投右打

2006年東北学院大学からドラフト希望入団枠でライオンズ入団。
2007年開幕から先発ローテーション入り。11勝7敗で田中将大に並ぶが新人王は田中に奪われる。
優秀新人賞という特別表彰受賞
2010年までプロ入りから4年連続二桁勝利。
2014年ノーヒットノーラン達成。この頃より故障が多くなる。
2016年イーグルスにFA移籍。
2021年年間先発ローテーションを守り3年ぶりに規定投球回に達する。

因みにイーグルス移籍後の投手成績は
2017年8勝10敗
2018年11勝4敗
2019年3勝5敗
2020年7勝0敗
2021年8勝10敗
となっている。

イーグルスに移籍時点で32歳、この頃既に幾つかの故障を抱えておりピークを越えていた。しかしながらさすがに一流投手は違う。まっすぐの威力は落ちてきていたが、速度差のあるカーブを中心に多彩な変化球とのコンビネーションで低めを丁寧に突く投球は若手投手の見本である。無論まっすぐは衰えたと言うには失礼で今年も145kmまで出ている。今までの最速は152kmと言われている。近年は則本と並ぶイーグルスの二本柱であり田中が復帰した昨年は涌井と合わせて500勝カルテットなどとマスコミを賑わせた。500勝はすごいが実績あるのは既に皆さん御歳では?ということだ。この豪華先発陣をどう1年間使っていくかはイーグルスの重大テーマであろう。昨年は田中を筆頭にうまく機能しなかった。この4人の他に2年目で実力はトップかもしれない早川と、アマ時代実績十分の滝中がローテーションに入る。先発がこれだけ出揃うのは過去にも今年も他球団でもなかなかない布陣なのである。また詳細は別稿になるがさてリリーフ陣は?と見渡してみるとこれまた充実したメンバーに見える。期待通りなら(普通はそうならないものだが)イーグルスは投手陣においては日本一と思えてしまうのは私だけではなく、今年開幕前は評論家の面々も優勝候補筆頭に挙げることが多かった。もちろん優勝するには攻撃陣の健闘がなければならないのだが、こちらの言及はやはり別の機会に譲るが問題点を幾つか抱えるも解消するべく努力してきた様子は十二分に伺える。いえーいやっぱり優勝だ!と言いたくなるがここは再度先発投手陣に抜かりはないか精度高く分析するのがこの時評の役割と思っている。

さて。先発ローテーションの布陣。

順不同だが則本-岸-田中-涌井-滝中-早川の6人が既に確定である。現状では各人大きな故障はなく、今の日本プロ野球では1週間約6試合を6人で回すのが常識であるから間に合っている状態だ。

滝中と早川は20代でフィジカル問題なし。昨年の実績から考えても今後大きな怪我さえなければ1年間ローテーションを守れるでしょう。あとのベテラン勢であるが、則本はこの中ではまだ若く大した故障はないし、田中はフィジカル別格で強靭、これも大丈夫であろう。残りの岸と涌井をどうするかは大きな課題である。どちらも調整能力は高く、1年投げ通すことは可能かもしれない。しかしどちらもアラフォーなんですよね。

特に岸は涌井より年上で今年38歳、先発陣最長年齢である。

岸については、元々ライオンズ時代に痛めた古傷があり、イーグルス移籍後は2019-2020年の故障による長期離脱がある。2020年は怪我から復帰後7勝を挙げており、昨年はなんだかんだで1年間投げ抜いてしまった。石井監督は自分自身が名投手であり、岸とはライオンズ時代からのつきあいだ。岸のアスリートとしての能力の高さや身体管理能力の凄さは一番理解していると言ってもよいでしょう。そして一昨年からの復帰後の活躍を高く評価している。でも、である。これはやはり楽観視してはいけないと思っている。

一昨年と昨年はコロナ禍で延長戦なしという取り決めであった。従って先発は6-7回100球を投げて交代というメジャーリーグ方式の野球が日本においても普通になっていた。岸も例に漏れずその決まりのもとで投げていたのが結果的によかったということである。なら今年も同様でよいではないかという意見があるだろうがそうはいかないと思う。それは

①勿論年々年をとっているので一昨年、昨年より衰えはある。

②今年は延長12回までになった。先発投手は相変わらず100球で原則交代であろうが、延長がある場合はどうしても先発を引っ張りがちになるのが人情だ。

③生で観戦していると昨年くらいから2つ気にかかる点がある。

さあ③であるが、これは観戦記にも記述していることに重なるのだが重要なので再度述べたいと思う。

まず最近の岸は上記100球上限で結果を出しているとはいうものの、スタミナの面では80球程度が限界のようである。それが1年間投げ通して8勝どまりになる原因だ。実際貧打問題があり、そのため勝ち星が付かなかったと言ってもよいが、実のところ、勝負どころ特に80球過ぎてから微妙に小得点されているゲームが多いのである。岸の投球フォームは本来安定度が高いのだが最近は80球以降は上半身が時々開き気味になり、フィニッシュの右手の位置がばらばらだ。手先の器用な岸は思う通りにコントロールできない場合にフィニッシュで手先が投げたい方向に向いている。これはおそらく岸自身が一番に気づいているであろう。

もう1つは若い時からの岸の数少ない欠点であるが、生来の性格に起因すると思われるので修正は不可であろうことだ。元々岸は心優しい誠実な人間なのである。そしてあまり口は達者ではない。それ故困ったことがあってもあまり語らず自分で飲み込んでしまうことが多い。強い緊張を強いられる場面で顔はポーカーフェイスだがかなりの動揺が心中にあり時として連打を浴びることがある。高校野球部時代には既に非凡な才能の片りんを魅せていたのにも関わらず自信をなくし何回か野球をやめようとしたエピソードや2008年のジャイアンツとの日本シリーズでMVPを獲得した際にも登板前に緊張して嘔吐しそうだったということを周辺に漏らしてから投げたという。

2009年当時ライオンズ時代に、イーグルス打線に3者連続HRを浴びたことは鮮烈に覚えている。今年は先日のライオンズ戦でやはり2者連続被弾を受けた。HRではないにせよ連打を浴びやすい時が結構ある。そしてそれも5回以降に圧倒的に多いのである。

そうするとどうしたらよいか。

あらためて本日の題名をみてください。ローテーションに入れない方がよいということだ。早計に先発させるなと言ってるの?と思わないで欲しい。1週1回のローテでは1年間稼働するのはかなり厳しいだろう。でも岸は一流の先発投手である。きちんとゲームを作ることができるので使わない手はないし、実績的にもリリーフ向きではない。これはね是非10日に1回程度で先発させてほしい。もしそれが可能であればスタミナの問題も解消する可能性が高いし、岸なりに現在ある力を全て出し切るように調整してくるはずでその方が結局1年問という中期的なペナント戦略ではお得なように思うのは私だけではないはずである。オリオンズの大エース村田兆治は先発は中4-5日が普通であった時代に晩年「サンデーちょーじ」として日曜日だけに先発して大活躍しファンを喜ばせた。その後もさらに登板間隔を伸ばして先発をし続けた。あの現代版でいくのである。ファンも岸本人も10勝を目標にしているならそのやり方で十分可能な数字だ。石井さんそうではないかなあ。でもそうすると週6人先発はぴったりではなくなるので誰か先発に持ってこないといけないが、そのデメリットを十分補うだけのことはある。若手育成枠も必要だ。因みに涌井については似た状況ではあるが可能なら週1回登板でよいと考える。その辺りは次回以降の展開で!

イーグルス時評1 #2022.04.10
西川は不動の1番でいいのか?
ークビになった盗塁王の栄光と楽天加入の問題点ー

昭和のオヤジの代表的な楽しみであるが、ビール飲みながらナマ野球観て徒然にグダグダ…をモチーフに今までは「ビアのみ野球大放談」を書いていた。その場に居合わせた人しか分からないマスコミが取り上げないような試合の機微をかなりマニアックに書いていたのだが、お陰様で現場主義の野球好きには好評をいただいている。 

さてさて今回からは私の本職?である時評を書いていこうと決めた。 

文章は少しクドくなるが、読んでもらえば分かりやすいものにします。 

栄えある第1回は西川の加入について取り上げる。 

まずは西川の基本情報から。 

西川遥輝 にしかわはるき Kー 
1992年4月16日生 29歳 
身長181㎝ 体重79㎏ 公表 
外野手 右投左打 

2010年智辯学園和歌山高校からドラフト2位でファイターズ入団。 

2012年から頭角を現し、主に二塁手として活躍。2013年開幕スタメン。自慢の俊足を武器に盗塁の数を順調に増やしていく。 

2014年頃から外野手の出場が増える。この年自身初の盗塁王獲得。 

2015年から1番左翼手に定着。 

2018年から中堅手が多くなる。 

2020年オフにポスティング制度でのメジャーリーグ移籍を目指すも獲得球団がないため残留。 

2021年4度目の盗塁王を獲得するもオフにノーテンダーFAとなりイーグルスと契約。大幅減給。 

どうしてノーテンダーなのか。今年は他にも2人いたからファイターズのチーム事情が関係していることは間違いない。当時相当話題になったが、所詮首脳陣の本音は分からない。21年は確かに打率などは低迷していた。また入団の年に痛めた肩が治癒していないため送球に難がある、左翼しか守れないなど。だがもっともらしく言われているのは悪キャラ説ですね。どうも特に下の人間に対して厳しい言動が多い。上の言うことをきかない。ポスティング制度での渡米もひどく強引なやり方でそれがまだ尾を引いているなどなど。

しかしながらこのクラスの選手を代償なしで獲得できるのは他球団にとってはかなりお得な感じで、外野陣が比較的充実しているイーグルスがしかも破格で契約する。

なんたって現役の盗塁王でまだ29歳である。キングは4回目である。そして西川の凄いのは盗塁成功率がひどく高いこと。足が速いのみならず相手バッテリーの隙をつく技術が非常に高いことは今まで目の当たりにしてきた。

イーグルスの現在一番の課題は機動力なのは明白で、盗塁数がやたら少ないし盗塁どころか走ることがどうもイマイチな人が多い。そこに西川の加入で盗塁数は勿論増え、下手すると昨年のイーグルス全体の盗塁くらい一人でしてしまうような勢いである。機動力での期待はかなり大きい。

その付帯効果として昨シーズン苦労した1番バッターが固定できる。昨年は小深田が当初1番当確と思われたが打率出塁率ともに低く、後半は定位置を逃したことは記憶に新しい。先頭打者の出塁率は初回の得点率に直結しているから、貧打イーグルスと言われ昨年3位に甘んじた大きな理由の1つといっても過言ではない。

また4月8日現在で貧打イーグルス打線において西川は打棒も好調であり、高出塁率、高得点率に繫がることは想像に難くない。もともと長打力があることも得点力に大きく寄与する。

かたや弱肩と言われた守備であるが、打球に対する俊敏な反応性と俊足のため守備範囲が広いのは特筆すべきで現在のイーグルスではずば抜けている。一方イーグルスで守備が上手いといわれる辰巳などは肩は強いが打球に対する一歩目がとても遅くファインプレーに見える好捕は出足の悪さ故である。西川の肩については確かに多くは期待できないが彼が入ることで相手のヒットゾーンが非常に狭くなると考えられ、守備力全体としてはプラスであろう。

以上西川加入のメリットをまとえると

1. 格安大型補強になった
2. 機動力攻撃力が格段に上がり、得点力アップが期待できる
3. 外野守備も向上する

といったところであろう。

さていいとこずくめの西川加入のように書いたが、結論から申し上げればデメリットの方が大きいと考えている。

またまた…と言うなかれ聞いてください。

よく思い出してほしい、この文章の出だし部分を。この人ノーテンダーFAなんである。ファイターズだってバカではないのだよ。一番の問題は悪キャラだ。

野球は集団競技であり、これは攻撃力守備力機動力の3つの他に共同力というかいわゆるチームワークがある。日本の伝統「和」の力である。これが今年は数段落ちている節がある。

西川は孤高の人なのである。悪キャラというのは少し言い過ぎであろうと思うが、どちらかというと自分の能力を自分で高めるタイプだ。

彼自身が初めてのトレード経験で、しかもこのコロナ禍状況で新しいチームに溶け込むにはまだまだ時間がかかることは十分想定される。つまり浮いている存在なんである。

それは西川が適時打を放った時などの味方の喜ぶ反応の低さや、守備でも声がけがお互いによくできていないこと、山崎あたりの後輩にあたる選手がまるで膾を吹くような接し方をしているのをみるとよくわかる。

イーグルスは良くも悪くも和のチームであったのである。むしろ和に重きを置きすぎた結果、みんなで貧打みたいなことが日常的だ。貧打問題などのチーム全体の話は後日他稿に譲るが、チーム全体で考えた場合孤高の西川は悪い方向に作用する可能性が高い。

典型的にそのデメリットが表れているのは先出の山崎である。どうも石井監督の頭の中には「よーし、一番西川、二番山崎だ」という固定観念が硬―くデキモノのように大きくなっているようだ。昨年後半の山崎の活躍は目に見張るものがあった。茂木栄五郎のフルスイングは彼の代名詞だが、それ以上といってもよい自由奔放なフルスイングで長打力もあり足が速く、守備は二遊間の名手で何とも頼もしい人がでてきたもんだと思った。だから石井監督の腫瘍はできるべくしてできたものなんだけど、どうも一番西川の存在は二番山崎のバットのスイング速度をかなり落とすんだよね。西川の打棒が好調で盗塁すればするほど委縮する山崎。 今年はフルスイングが全く見られなくなり、当てるだけの打撃が目立つ。山崎はもともと一番タイプなのである。しかも先輩西川を立てる礼儀正しい男である。守備でも左翼線浅いレフトフライが飛ぶとレフトの西川とショート山崎が交錯する守備位置だ。西川がフライを取ると丁寧に頭を下げてボールをもらう山崎。それでは彼は活躍できない人になっている。山崎以外の後輩も西川イコール腫れもの扱いになってしまった。これはチーム戦力にどれくらい影響を与えているかはなかなか評価がむずかしいものだが、山崎の打棒が全く上がってこないのが分かりやすいバロメータになっているようだ。見えにくいところで他の選手も影響があるだろう。西川は自分にも他人にも厳しく「みえる」のである。

もう1つは、外野守備体制の問題である。彼が左翼に入ると、島内が右翼に移動する。中堅は辰巳か田中和であろう。島内は昨年打点王で今年も押しも押されぬ4番であり、今一番バットが振れている貴重な打撃での主戦力である。でも実は数年前の大けがやその後も繰り返すけがにより下半身特に左ひざ右足首が致命的に悪い。右翼は左翼に比べて守備の負担が大きいため、島内の下肢体力がもつかどうか。それが打力に影響しないとよいが。さらには再度のけがで戦線脱落が無ければよいが。指名打者にしてしまうのもよいかと思いますが、新外国人や浅村あたりのことを考えると守備に就かせたいところだ。そして新外国人は外野に入るなら右翼しかない。もしくはDHか1塁手だが和田を使うとなると、決してレベル高い争いではないのだが頭が痛い。そして西川は肩が弱いのである。外野守備力は総じて上がるのだが、死角が多いことを肝に銘じるべきであろう。

 そして西川1番固定の打線問題が出てくる。先ほど1番固定できてメリット大きいと書いたが、弊害がでてくることもこれまた事実である。例の山崎のしょんぼり問題。走れて出塁率が高い西川を1番に固定できて嬉しいのは確かだが、忘れてはいけないイーグルスには山崎という素晴らしい1番がいたことを。今年は西川がいるから2番固定になっちゃったが、これは冷静に考えると1番山崎、2番西川がベストではないかなあと思います。西川は以前2番の経験が豊富で攻撃的で走れる2番は十分にやれるし、3番浅村につなぐには現在の攻撃野球ではうるさい存在の2番になりうる。山崎は1番で自由を取り戻せる!1番西川は不動ではないのである。石井さん気づかないかなあ。

ビアのみ野球大放談
#2022.04.06 ライオンズ戦

ポイント

3回表

初回に相手投手の四球から3点先制したのはよいが、2回裏はやはり打てないよお。

岸も調子はよさそうで、早々と投手戦の模様。

ここでライオンズ牧野が完全にモーション盗み十分セーフのタイミングで盗塁を試みるが、炭谷絶好の送球でアウト!

こういうの今後の試合の流れに大きく影響すんだよねと思うが…また貧打貧打の野垂れ死にが続く。

特にマルモ、山崎あたりは全く降らせてもらえない。辰巳は1本打ったがこれしかないよという振り切れないミートだけのスイングでどうにもこうにも。

振れているのは西川と島内だけ。

貧打問題は深刻です。詳細は後で述べる。

5回表

外崎の快心の場外弾。ニュースでは中段に飛び込むというがポール際の客席が低いところからでちゃってる。

こんな凄いあたりは久しぶりと感動していたら、出ました岸さん得意の動揺連続被弾。

岸はポーカーフェイスなんだけど動揺激しいのよね。

知ってますね過去にも同じことが何回となく繰り返されていることを。

さあ流れが変わるよねと思いきや…

5回裏

西川の先頭打者HRが飛び出す。あらあら。

7回裏

辰巳が珍しく先述の右前打。その後二死23塁から浅村申告敬遠。島内勝負を選ぶ。

一番振れているのは辻も知っているはずだが。やはり元同僚の浅村の実力を知ってか先制の適時打が印象に強く残ったか。

島内の本当に左中間真っ二つのタイムリー。

これで今日はおしまいです。ありがとうございました。

その後の田中和本塁憤死は、10日の再現にはならず。

面白かったがいくら何でも無謀でしたね。

キーパーソン

やまさきつよし 34

昨年はショートの定位置を掴み取り、今年は開幕からスタメン2番起用。ところがどっこい自慢のフルスイングがすっかり影をひそめているばかりか、送りバントもできない。まあもともとバントは下手くそである。タイミングが全く合わない、バットの根っこにあたる凡フライが多いので足も活かせず。

これはやはりメンタル的な問題であろう。1番西川の加入が悪い意味で大きいね。石井の頭中には12番は西川、山崎と固定されているため一時は下位に打順を落とされたが大して調子を上げないうちに2番に見事復活!西川がレフトで自分がショート、守備位置が交差するのもよくないね。

上位で打たせるのならのびのびできる1番がよいと思います、監督。

西川加入については近日始めるイーグルス時評を参照のこと、乞うご期待。

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ビアのみ野球大放談
#2022.03.27 マリンズ戦

今季初見参。ライトからレフトへの風は上空はかなり強いようだが、観客席はちょうどよいほんわか日差しとやわらかなそよぎ程度で感染ではなかった観戦日和。感染はなさそうな対策。

一昨日負けのイーグルスは今日は勝たないといけない。先発岸は今年は調子はよいようだ。

やはり貧打問題か。

今日はナマ佐々木朗2回目ということで、今年はかなりの進化ありという噂でこちらも多大な期待あり。

ポイント

1回裏

佐々木朗まっすぐは相変わらず速く軽く160km超え。変化球が140km後半。ただ大谷のような伸びはないようにみえるが・・・。こりゃあ打てないよという立ち上がりで3者凡退。欠点を敢えて探すと投げた後のフォームが定まらないので左右にぶれている。バントで揺さぶるのはありかな。

2回表

記録には出ないが取れるはずの一塁ファアルフライを鈴木大地がきちんと追わずポト。上空は結構強風でスタンドインだと思ったのが戻ってきたんだろう。大地は相変わらずフライは嫌いのようですね。凡フライだっただけにあとに響かなければよいのだがというプレー。嫌な予感。

3回表

うまクイックのはずの岸が完全にモーション泥棒され、楽々2盗。この辺りは安田まだまだ経験不足でしょうね。大地あたりが声出してやらないと。因みに声は渡辺佳と主審西本の声ばかりがやたら響く。

やはり前回ポトの影響か、元々守備は評価がやたら低い和田がどうみても取れるフライをこれも前にポト。さっきの大地のプレー参考になっていない。エラーつかずにタイムリーになる。和田は散々でシーズンインと共に自慢の打棒はすっかり萎えている。途中交代でレギュラーも危うし。

3回裏

田中和のナイスなホームスライディングで逆転に成功。松川もここはおきて破りのライン上ブロッキングぎりぎりくらいにいないとね。真面目にインフィールド側からタッチに言ったあたりまだ高卒ルーキーではある。でも安田とともにいろいろと大物の片りんは魅せてくれたね。このスコアのままなら田中がお立ち台かと思ったがそうはいかない。でも11回裏サヨナラタイムリーで結局お立ち台なんだけどね。

9回裏

1死23塁から西川があわやセンター超えるかという真正面大飛球を藤原の超ファインプレーで中犠飛に終わり同点まで。これは普通はサヨナラであったよ。西川チーム1振れているね。キャラ悪はまだ発揮されていない?

キーパーソン
あんらくともひろ 20

昨年ランナー置いてのピンチリリーフを全て任され、威風堂々の成績を残してやはり大物かという印象を残した。マウンド上の存在感は江川並みの凄さを感じる。今日は最悪の不調でストライクは真ん中、ボールは全部大外れでびっくりしたが、酒居と宋が不在である今は特に貴重な存在。逆転HR打たれたけれど見方が再逆転するのだから君はまだまだ運持ちですよ。

頑張れあんらく!

ビアのみ野球大放談
#2021.10.03 マリンズ戦

今日はまんぼう明けの快晴、野球日和。

今後2位以上を目指すとなるとイーグルスにはかなり重要なゲームになる。

先発は田中。マリンズは小島。

小島はどうも打ちあぐねている感があり、まあくんは最近援護に恵まれていないね。

不安がよぎる幕開け。

ポイント

1回表

まあくん立ち上がりを荻野、中村のベテラン勢がいとも簡単に外野に運んで1死12塁。

どうもまあくんは外野に簡単に球を運ばれるね。ヒットでなくても多いでしょ。

そしてレアードに左線を抜かれる。またレアードかい。

ちょっとは研究してないの?

でも今年のレアードは進化しているからね。

1回裏

山崎の初打席初ヒットが続いていたが、今日はなし。

そして得点なし。

6回裏

先頭辰巳のヒット。

辰巳はちょっと戻ってきた。

29日の中前打からHRまで久しぶりー。

そして炭谷に2点ビハでまたバント!

石井さん、確かに小島を打ちあぐねているけどここでバントでは勝てないよお。

7回表

ノー12塁から藤岡に3バント失敗。

まあこういうのはありだけど、まあくん打てないと思っているのが明らかに分かり、

心理合戦で負けちゃうよ。

なんと次の加藤も3バント失敗だよ。そりゃねえぜ、イーグルスの上をゆく弱気作戦。

だったら代打いっぱいいたよ、山口、安田とかさ。

これでマリンズは流れを失ったかと思ったが・・・。

イーグルス貧打の雨嵐でございます。だからってバントすりゃよいのではないよ。こりゃあ逆転Vなんて可能性ゼロだよ。

キーパーソン ふじたかずや 6

言を俟たないイーグルスの名二塁手。

今年はファームで調整が多いが、さすがに銀次と共に終盤はベテラン参戦とくるはずだ。

硬い守備は勿論、しぶとい打撃、そして何より頼れる兄いとして戻ってきてくれ。

相手チームも嫌だと思うし。

このまま埋もれさせるのは石井監督!もったいないお化けがでるよ。

ビアのみ野球大放談
#2021.09.29 ファイターズ戦

正にちょうどよい塩梅とはこのことで、仙台でのナイターには適温適湿。

3階B5にはさらにちょうどよいそよ風。

しかしファイターズのスタオーで再度認識するが、このメンバーでは勝てないなあ。

しかししかし昨日負けているんだよね。

既に3位を取れるかどうかって感じになってるけど3位だと仙台ではなくアウエイなんで、ハーフSSOではあと4試合くらいかな仙台で観れんの。頑張れイーグルス!

ポイント

1回裏

大したこたあねえという輩も居ようが、敢えてこの先取点1点の場面を取り上げる。

やはり1番が出塁しないとね。小深田1番暗黒時代は本当に辛かった。

当然の理として先取点は取れなくなり辛かった。

そーゆー訳でいきなりの山崎二塁打素晴らしい。

そして何故か2番起用のたけろうが何故かセーフティ。

チーム唯一の3割だが、最近昔からの悪球打ちで当たらず。自分でも何故2番か不明。

だからでセーフティなんで理にかなっているのだ。

そして浅村の犠飛。

結構打ち損ねている伊藤にまずはダメージを与えた。でかいよこの1点。

因みに翌日30日も全く同様の展開になる。

つまり山崎二塁打からの浅村犠飛で先制。

先取点取りは野球の基本である。だから送りもありなんだが・・・。

2回裏

茂木四球から佳明ヒットでチャンスメイク。

最近全く当たっていないオコエが得意の打点早!打ちで素直な中前。

これしかないという1本でオコエを調子づけると思う。

そして炭谷のバスター!内野安打で満塁!

何と何と山崎ここでタイムリーはチャンスメイクだけでなくしぶといね。

ここの4点差ノー12塁からは私は絶対バント!という。けいが驚く。

へえパパバントありなのね。

こういう相手に絶大なメンタルダメージを与える送りこそすべきよ石井さん。

そして念力が通じてたけろう見事な送り。バント2本で何か復活の気配だよね。

しかしながらここからが野球の真髄に迫るのだ。

絵にかいたように見事に簡単に右飛の浅村。

しかし右近藤のレービーで3塁走者炭谷が刺されDP!

足遅いし。スライディングできないし。さあこれで流れを失ったかと思ったが 今日は伊藤が石橋ばりの今までにない「置きに行く」ピッチで救われる。

8回裏

前回に1点取りもう流れは動かない場面。

あっさり二死で浅村に死球。

そりやあないよと思ったら珍しく浅村吠えた。

こんなところで腰に思いきりだからね、たまに怒るのも作戦のうちだ。

しかも代走が出て浅村はベンチに下がる時に更にマウンドに近づき吠える!

どうも作戦ではなくきれたらしい。

両軍入り乱れてさっぱり帰れなくなった。

キーパーソン たきなかりょうた 57

名門ホンダ鈴鹿のエースとして君臨したが、いわゆる遅デビで19年ドラフト6位指名されるも哀しいかな誰も注目していなかった。

元々理想的な身体能力、綺麗なフォームから多種多様な変化球、140km後半のまっすぐがあり非常にまとまった投手。昨年後半から首脳陣に認められ今年はほぼローテ投手になる。

これは昔複数の球団を渡り歩き全12球団から勝利を挙げた初の投手技巧派古賀を彷彿させる遅咲き名投手かもね。

今年は現在8勝だが怪我がなければ10勝投手になれる逸材。