湿気なく日中は20℃前後まで気温は上がるが夕方からぐんぐん下がってきて日較差、日々の気温差が大きいこの時期の仙台。野球やってる側はちょうど良いコンディションかもしれないが、ナイター観戦は少し寒さが身に染みるところだ。ここまでやはりどうしても貧打が解消できないイーグルスはどうみても格上と言わざるを得ないバファローズとの2連戦。前回援護がなく今季黒星スタートの則本が本日先発で今季初勝利を狙うが、打線は相変わらず仙台の天候と相反するように湿っぽい。
ポイント
3回表
若月が中前安打すると2番新外国人ゴンザレスの2点HRが飛び出してバファローズ先制する。このゴンザレス6回にも2打席連続のHRで今日のヒーローであるが、2番で起用でき34歳と思えぬ鋭いバットスイングで長打あり、また華麗な遊撃での守りも今日だけで何回も披露する。仙台の野球好きは大分印象深く映ったはずだ。吉田が抜けたバファローズ打線だが1番に茶野が登場、クリンナップは純血で森-中川-らおう更に西野-頓宮-宗と続く打線はむしろ強化されたといってよい。本日は9番若月がマルチ安打で恐ろしいくらいの強打線だ。
4回裏
対するイーグルスは浅村が何故か冴えない。ここでも彼らしいアートなくポップな?遊飛だ。意外と気にするタイプと思うが浅村は今年はライオンズ時代とは違って時期が大分遅れた主将でかつ4番開幕が重かったような気がしてならない。守備陣は充実してきたのでむしろDHで打撃に専念させてよいのではと思う。その後フランコは何とか好調を維持してるようで左前に運び、島内四球で一死12塁のこの試合初めての好機。しかしながら続く山崎、辰巳の連続三振!で無得点。この展開では勝てないよね。
7回裏
先頭山崎が投手山崎から中前安打。辰巳四球で無死12塁の本日数少ない絶好の好機になる。しかしその後代打安田遊飛、代打小郷、西川連続三振!ではやはりどうしても勝てないよね。
ここは安田の所でプレスをかけるには不調なのかもしれないが代打は茂木ではなかったのかな。小郷のところで代打安田という順番でないとどうも相手の印象的には与しやすい代打になっているように思えてならない。その後の守備で三塁は伊藤が入っていることからも茂木は何か問題があるのでしょうと推測するが、であれば一度ファームに落とすべきなのでは?
8回表
この0-3ワンサイドゲームで何故か宋をマウンドに送る。調整登板かと思いきやどうも球が全く走っておらず絶不調。一死からゴンザレス、森に連続安打。続く中川に中越え二塁適時打を浴びて、絵にかいたように次のらおうに2点HR。決定的なつまらない試合となる。最終的にはイーグルスは3安打で完封され、0-6の大負け。これでは優勝はおろかAクラスもかなり難しいのではと思わせる試合内容であった。
キーパーソン 5 もぎ えいごろう
今年はまずモギ2がキーであろうと思っている。何故かスタメンでは出てこない試合が多い。好機に代打起用もないようだ。持病を抱えているのかはたまたメンタル的な問題なのかわからないが一般的な、例えば右膝の故障とかというのではなさそうだ。今のイーグルスでは、まずHRが打てる打者が少なすぎるし、彼のようなフルスイングを代名詞にして多大な人気を博した選手は今年から声出し応援が可能になったスタジアムではファンの大きな声援がすこぶる強力なサポートになる。彼の応援でスタジアムが盛り上がれば、打線全体が盛り上がるというものだ。そして今のメンバーを観る限り126番あたりに茂木が入らないとただでさえ低い得点力がとてもとても上がるとは思えないのだ。