ビアのみ野球大放談
#2023.04.05 ライオンズ戦

デイゲームで、この時期にしてはひどく快適なポカポカ陽気の仙台。わがイーグルスはこの数年悲願の貧打線を解消すべく2人の外国人野手がOP活躍しておりその分戦力アップとみていた。しかしながら最終OP出場していたギッテンスは下半身コンディション不良って何今流行りのスピロヘータか?というような理由で何やってんだか戦線離脱。どうも公式戦は出場したくないようだ。カギ握ッテンス!というコピーをみて嗤いました。したがって外国人はフランコ独りで他新戦力はほぼ無くレギュラー陣の年齢は毎年1ずつ増えているのだから有望な若手が出てこないと非常に厳しい状況である。投手陣はかつての500勝カルテットの一角涌井が抜け、こちらも打線同様あまり変わらない面々であるから今年のイーグルスのテーゼは「華麗、いや加齢との戦い」である。いやいや「おーい若い奴ら出てこい!」というあたりになるであろうが、石井さん果たして若いの使うかなあ。

ポイント

1回裏

早川は上々の滑り出しで3人で切って取ったその裏。いきなりの辰巳、小深田連続安打、フランコ四球で無死満塁になり向かえる打者は浅村-島内-マスター阿部だ。ところがどっこい浅村二塁ゴロ、島内一塁犠飛、阿部中飛にあっさり倒れて浅村二塁ゴロの際の1点のみに終わる。これでは今年も勝てないなあという多大なる不安なイーグルス打線幕開けだ。

2回表

1安打1四球から打者古賀遊ゴロを山崎が珍しくファンブルし二死満塁のピンチ。遊撃手の失策は投手心理的には痛いんだよねと思って観ていたが、次打者児玉は空振り三振に倒れ万事休す。

その後両軍とも4回の攻防でそれぞれ走者が出るが決定打が出ず無得点。ライオンズは山川が一人気を吐き猛打賞であったが、主軸以外は安打すら出ない。イーグルスも同様で両軍ともに計5安打ずつ、投手戦というよりはやはり貧打戦という方がどうみても正しい試合。今後もイーグルス大丈夫だろうかと不安が強くよぎるものの、投手は先発早川が手術から見事復帰、昨年とは明らかに違う球の切れ、コントロールで打者を翻弄していたのが唯一の救いか。

キーパーソン 4 あべとしき

涌井との交換トレードでどうしても欲しかった右の強打者を獲得した。好機に強いしぶとい打撃、マルチな守備位置をこなす器用な逸材である。一関出身のところも多くのファンを獲得しそうである。私としては三塁手が最も適していると考えているので鈴木大地や茂木あたりのベテラン勢とうまく競わせていくのがよいと思うが浅村をDHにしての二塁手や一塁手、はたまた右翼もできるから空いたところにぽこぽこ入れていく感じか。でもそれでは渡辺孫とあまり変わらない起用になるのでどうかなとも思っている。いずれにせよ右打者としては浅村、阿部、フランコ、カギ握ッテンスあたりが下馬評通りなら長いのもいけそうだし、さらに伊藤裕が出てくるようだと右打者不足とはもう言わせないくらいだが果たして・・・。