ペナレー肝の8月ダービーは今日で終わり。でもって全く混戦変わりない訳でこれは9月が楽しくなりそうなパリーグ。主戦のフィジカル管理が重要になってくるのだが特に投手陣がきちんと今まで通りの仕事をするかどうかがカギとなる。バファローズは打線ではらおう不在は痛いのだが中川、吉田が好調維持し、投手陣は山本を中心にまとまっているのでこれからはそう連敗はしないように想われる。一方迎え撃つイーグルスは、先発陣のスタミナ切れが顕著で若手が伸びてこないとコマ不足。一軍で投げれる投手数は相当いるので誰が先発適正性が高いか石井監督の見極めが重要でしょうね。打線は底抜けした感はあり、好調島内に浅村がもういっちょ上がってくることを期待したい。銀次がコロナ感染以来不調だし一発のあるCマーク茂木がベンスタではどうも得点力が上がらない。外国人が戻ってきつつあるのでそちらは是非とも長打を増やしてほしいところだ。
ポイント
1回裏
バファローズ先発は既にイーグルスキラーを拝命した田嶋だが、一死1塁から浅村が絶好調時を思わせるそしてAJの姿がかぶる伸びる低いライナーでの左中間上段への2点本塁打。後で確認するとテレビカメラが打球を追えないくらい伸びているのにはびっくりだ。大体先発田嶋に対して先取点は史上初めてでは?これは辛島に大きなプレゼントだ。
2回表
ところが辛島がどうも冴えない。ラ王の替わりの5番一塁手にした頓宮がすかさず同点2点本塁打を放つ。もともとパンチ力があることで定評があったが長距離打者なんだねこの人。今後は内野手かな。アウトローの変化球を軽く打った感じでフェンス越えだ。辛島はコントロールミスがないのでよほど球の切れがないのか。やはりシーズン通して好調は維持できないところが辛いね。今後先発は考えものだ。しかしその後の一死3塁は辛島自らの好フィルディングでダブルプレーを取り大崩れは防く。この辺りが好感度アップなんだよね。
2回裏
辛島好守の流れからすかさずイーグルスは反撃に出て連打で1点もぎ取ると、送りバントからの一死23塁にする。これは大量得点のチャンスと思いきやその後の西川、小深田の上位打線が沈黙。どうも得点力の無さをみせつけられた感じがして嫌な展開だ。
3回表
先程のイーグルスの攻撃のまさしく裏のような攻撃。無死2塁から送りで一死3塁となり、バレラの右前適時打で1点までは同じような流れではあったが、その後吉田が右前打でつなぎ、二死12塁からまた頓宮の3ラン。今度は初球真ん中スライダーを思いっきり叩いた感じ、振れてるのだから当たり前で初球はインハイまっすぐボール球から入ってほしいなあ。この序盤で今日の試合はほぼほぼ決まりって感じです。
キーパーソン 26 すみたに ぎんじろう
第二のぎんじことぎんじろう。現在第三まで出てきた。捕手問題を抱えるイーグルスとしてはどうしても欲しかったインサイドワークに定評のある捕手であった。昨年から観ているとどうも特定の投手には向かないようだ。特定とは現在特定中ではあるが、まっすぐで押したい人、あるいはまっすぐ中心にしたい人といった表現になりそう。変化球の組み立ては上手いのであろうが、イーグルスはどちらかというとまっすぐを有効に使いたい投手が多いし、あまり変化球主体だと気持ちの面で逃げ腰にならないだろうかと心配になる。評価できるのは好機に強い打撃と二塁への送球か。上述の相性の問題があるのだろうし以前より前発試合が続くと休むのだが、もう少し先発で出る試合が増えたら彼の持ち味をもっと発揮できるのではと想うのである。
がんばれ!炭谷