ビアのみ野球大放談
#2022.10.02 バファローズ戦 今季最終戦

泣いても笑っても本日イーグルス最終戦。イーグルスは既に4位確定。これには様々な感想や意見、更には罵声までありこの数日はその集積を束ねるのに忙しかったくらいだ。今年のイーグルス総括については別の機会に譲るが、春先の出来過ぎとはいえ貯金18から借金生活になるとは・・・後半の失速はある程度想定されていたもののせめてAクラスにいてくれないとお話にならない。おっと愚痴が増える前に対するバファローズに言及すると、これまた微妙な立ち位置で本日ホークスが負けてかつバファローズが勝つと逆転優勝となるのだ。イーグルスとしてはこのモチベーションの圧倒的量的違いをどうやって勝利に結びつけるか。先発はイーグルスの精神的支柱である田中将大。田中はこの最終戦で10勝目を勝ちとるという気合はあるでしょうし、他のメンバーは田中を見て戦意を持ち上げていくしかないでしょう。本拠地での敵軍胴上げは避けたいところだ。私個人的には敵軍胴上げを生で観たことがないのでそれでもよい気持ちになっているが果たして結果はどうか。

ポイント

2回裏

田中将大は3回までパーフェクトピッチング。それに対しイーグルスはというとまずイーグルスに移籍後初めて6番に入った炭谷が一死後左翼線二塁打。苦手バファローズ先発の田嶋をほとんど唯一人と言ってよい打ち込んでいる打者だ。でも私が打線をいじるなら思い切って2番か3番の上位に持ってくる。6番では中途半端な位置で、イーグルス貧打線ではその周辺打者が続かないよ。ただこの回は続く7番ギッテンスが四球を選ぶ。この辺がこの人日本向きかなと思わせるのだが7番打つ外国人打者は既に失格です。そして全く当たっていない茂木、この数試合恐らく調子が上がっていると首脳陣がみている田中和が凡退。ほらね、続かない下位打線。尤も上位打線もあまり続くことはなかった今年であった。

4回表

先頭の福田がチーム初の中前打。宗が送って一死2塁で中軸を迎える。中川三塁ゴロで二死3塁で迎える主砲吉田を申告敬遠。もう変なくらい打っちゃう超人吉田はまともに勝負しないのが鉄則だ。バファローズは5番に長打力のあるらおうが不在なのが今年の弱点で、今日は5番に西野を入れているが長打力なしで吉田勝負はなくなってしまう。そうするとこの展開で中川独り頼みになってしまう。中川は確かに今年一皮むけた感があるがこのチームは中川、吉田、らおうとクリンアップが出そろうと非常に強い。ここでは西野は運もなく一塁へのライナーに倒れるがこの辺りはイーグルスに流れが来ているとみたい。

4回裏

そして迎えたその裏。島内、辰己の連続安打で無死12塁。次打者キーになる炭谷だがここはバファローズバッテリー勝負できずに四球で無死満塁だ。ギッテンスのところで比嘉に投手交代し、変則的な投げ方はギッテンス対応不可と思われたが何と内角低めのボール球を左前にはじき返し先制だ。その後も田中和の四球で再び一死満塁。これはビックイニングにしないといけないのだが小深田、渡辺佳明が凡退。2点どまりとなる。これが今後の展開に響かなければよいが。

5回表

悪い予感はすぐに的中する。前のイニングとほぼ同じ流れで無死満塁となる。ここで伏見、福田の連続適時打で3点を失うことに。ここで打線が繋がるところでバファローズが上回るのだろう。その後イーグルス打線は相変わらずの貧打の嵐で、バファローズリリーフ陣に無安打に抑えられる。そんなんじゃやはり勝てないよお。

8回表

どうしてか松井をマウンドに上げる。もう今日はスクランブルで則本や岸あたりはスタンバイで1イニングずつ投げたらファンも少しは満足するのにそういう考えはないんだよね。松井は結果的には無難に0点に抑えるもののその後の展開をどう考えているのか不明。可能性としては西口のHPとかロングリリーフを計算しているのかどうか。しかしよく分からないね。

9回表

どうしてか時々非常に不安定な安楽をマウンドに送る。そして不安通り追加点を取られてイーグルスファンに絶望をもたらすことになる。結局今年は石井さんの迷采配にしてやられたね。

キーパーソン 99 いしい かずひさ

2年間見続けてきて結局この人の監督としての采配自体は簡単に言うと結構ぶれぶれである。思い込みは激しいようで、このピッチャーはダメと思ったらよほどでないと覆らないし、先発は先発、中継ぎ、抑えと決めたら柔軟に対応不可というか代えることはない。打者についても同様で西川1番と言ったらどうやっても1番でやっとシーズン終盤にそれ以外の打順に入れだした。誰かの強い進言があったのかも。辰巳は今年はもうどんなに盗塁しても打率を上げても12番はないらしく5番以下の下位のみ。バント作戦についても同様。以前に詳しく書いているからここでは省略するがどうしてかシーズン終盤はほとんどバントはなくなった。これらは思い込みであり、ぶれないように見えるのはあまり意味のないこだわりでしかない。むしろバント作戦のように何か理由なくぶれるものが多く、時々首をかしげたくなる素人でも分かるミスをする。実績重視というか怖がりというかどうしてもベテランに頼る。従って若手の育成は苦手で才能のありそうな人たちが出てきては特に悪い理由なしに2軍に戻す。だからベテランが駄目だとイコールチームが駄目になる。以上が監督の総括です。

まだがんばる?石井