さあ野手総括2はあまりハエのない中間層6位からだ。皆さんそれぞれ腹にイチモツ、手にニモツで期待があるからこそ不満もあろうものと思う。いわゆる愛憎である。でもね、前向きに捉えていただき来年以降の大活躍を心から期待しているのである。
野手陣中間というか普通の人6位は・・・
48 わたなべ よしあき
よしあき よしあき おー よしあき!
私の好きな部類の選手。ただし準レギュラークラスで留まるのが残念だがチーム全体を見渡してみる、もしくはプロ野球界を俯瞰するとレギュラーは厳しいと感じる。準レギュラーで野手部門6位に入れるところにエコが入るのだが、それはこの総括の大きな特徴だからね。本人は意気に感じて頑張ってほしい。
さてまず打撃だが積極的に打ちに行くタイプのため四球が少ない。プレスが多い場面であってもチャンスに強く打席数の割に打点が結構多いし、印象的な場面での適時打があるね。したがって打点、得点圏打率は毎年高い(今年は.393、2020年がキャリアハイ.450)特徴がある。
一応内野手登録ではあるが、投手捕手を除いて全てのポジションを守ることができ、しかも守備範囲が広く、球に対する反応よく、更には肩も強い。どうも本人も完全レギュラー獲りは難しいと感じていて、「誰かの二本目のトップ」を狙っているように感じられる。近年はユーティリティーはちょこちょこいるようになったが、以前はあまり存在しなかった。カープの木下富雄というユーティが昔ひと際目立っていた。実はドラ1です。本職はセカンドであった守備の名手でどこでも守れるし、渋い打撃が売りの監督にとっては本当にありがたい選手であったが、渡辺はこのレベルにはなっていない。木下は全盛期10年くらいは様々なポジションをこなしつつほぼ全試合出場していたが、渡辺の現状ではスタメンで20-30試合、出場試合数で半分が関の山であろう。本来俊足であるがあまり盗塁はなかったところ、今年は西川効果で2盗塁している。まだまだもっともっと走れる素材と思う。
ユーティはいずれにせよレギュラーは獲れないので、私はショートもしくはサード固定を提唱する。特にイーグルスのショートは結局山崎かこぶちゃんでしょうが、どちらも不安定な要素が強く、渡辺次第では十分狙えるポジションであるし、守備でアピールできるところがありタフな渡辺にはうってつけだ。
頑張れ!よしあき
7 すずき だいち
だいち しょうりのために あついきもちこめて
そろそろ苦情が多くなる順位になってきた。さあ仕方ないが桐蔭学園OBを書いていこう。今年単年でも来年以降を見据えても大地はちょっと厳しい。大概のことでは衰えてきたことを感じさせないが、この手の打者では一番評価すべきはやはり打率でイーグルス移籍後.295→.277→.257はちょっとどうかと思う。結果的に素晴らしい打撃を披露することは度々眼にしてきたところであるが、HRがあまりない打者でこの打率では下位打線がいいところで、若手尊重傾向になるとベンチの声出しから代打がいいところになるかも。
守備でもこれは桐蔭野球部の教育の賜物と思うが、積極的にボールを獲りにいくあまりフライを追い過ぎて落とす、もしくは味方の野手のエラーを誘うことがしばしばある。
一塁手あるいは三塁手でもう少し意地をみせてくれることを大いに期待しよう。
頑張れ!だいち
8 たつみ りょうすけ
ざんねん! そこはたつみ
これもえっでしょうか。2年連続GG辰巳は評価がかなり上がるのでは?という漢が多いかもしれない。しかししかしどうも皆さん甘いのよね。守備は上手いからGGなのでしょうが、イーグルスでまだまだレギュラー獲ったと言えない昨年受賞したのはGG審査の基準を見直さないと。昨年をお忘れになったイーグルスファンに復習してもらうと、開幕当初から石井さんは1番辰巳と決めたらしくその期待に応えるように確かに4月は結構活躍していたのだが、その後全く打てなくなった。5月にスタメンを外れるとその後は時々下位打線に入るが打率は上がらず、時々大振りしてはHRを狙う。元々同大時代は首位打者だよね。とてもレギュラーとは言えず準レギュラークラスになっていたのだが時々得意なフライ捕球については球際に非常に強くファインプレーが相当数あったのは確かだ。今年の9/11マリンズ戦での右後方ジャンピングキャッチについては驚愕の域をはるかに超えて評価する言葉が見当たらなかったくらい素晴らしいプレーだ。しかしながら大分改善してきたように見えるが以前から指摘しているように出足がひどく悪い。だから球際はファインプレーになる。これをもっと酷くしたのが現コーチの牧田だった。肩がよくレービーが多いのは大変魅力的だ。今年は開幕当初から下位打線で何故か当たっている時期でも1番には入らないのだが、相変わらずインローはまっすぐ、変化球を問わず打てないどころか振れない打席が続く。
走塁については盗塁を積極的にするようになってよいのだが、刺殺が多いのが目立つ。あまり足が速くないように思うことがしばしば。
インタビューなどでのクールなあるいは斜に構えた対応は独特で存在感があるが、まだ一芸に秀でているレベルではなく、ブラッシュアップを期待したい。
それでも外野手では走攻守揃った逸材であることは確かで、来シーズンはまずは年間通してスタメン出場を期待したい。そうすればおのずと数字はついて来る選手だ。
頑張れ!たつみ
34 やまさき つよし
しょうりへみちびくつよいいちげき さあいこう! やまさきつよし
ここいらへんから出番が少ない人たちになるので短めに書く。昨年後半にレギュラーを奪取したと思ったのは私の勘違いであったのかも。今年は絶好調西川の後の2番遊撃手でスタメン起用が続いていたがさっぱり。ここら辺については以前に書いているので省略するが、本人はちょっとやりにくい立ち位置になってしまった感じがある。しかしそれにしても以前の思いっきりがよいフルスイングはすっかり影を潜め、今年は中途半端な打撃が多かった。何か故障があるのかもと疑ってしまう。なんたって「強い一撃」つよしなのだ。走攻守揃った長打も期待できる1番バッターになるはずなんだが。
頑張れ!やまさき
5 もぎ えいごろう
しょうりへむかってフルスイング! もぎ もぎ おー もぎ
桐蔭学園野球部が続く。実際体調どうなんでしょうという選手になってしまった。来年は心機一転ショートを獲りに行く話などしているが、体調は?と訊かれる選手ではショートは任せられないねえと言われてしまうよ。体調万全なら主軸を賄う選手だから、誰かコンディショナーつけてあげて。
頑張れ!もぎ
27 おかじま たけろー
ちゃんすをつかめ めざせしょうり おかじまたけろー
昨年復活したのが嘘のようです。春先謎の体調不良で合流が初夏になる。また元来そうなのだが悪球打ちが目立つようになり打てない。元々足が速いのだが走塁はあまり巧くないのか積極性がないのか盗塁は少ないもしくはほぼない。守備はあまり言われていないがおそらく自信がないのであろう。いつもやや後方に守っていて敵の右前打を増やす。肩はよいがレービーは1回くらいしか観たことがない。つまり打撃で売らないともう流石にあとがない。何かメンタル的な問題を抱えているのかもしれないと想ってしまうのは私だけではないようだ。
頑張れ!たけろー
4 おこえるい →ジャイアンツへ移籍
25 たなか かずき
54 わだ れん
纏めて3人書くと、様々な理由でもうちょっと厳しい。移籍もできない可能性が高いと思っていたらオコエは移籍した。
オコエの走塁
田中の守備
和田の一発
いずれも魅力的なんだが、どうしてか他がさっぱり駄目になってしまった。
55 やすだ ゆうま
24 くろかわ ふみや
50 むとう あつき
51 おごう ゆうや
十分魅力的な野手で、来年真価が問われることになりそう。